金剛山
- GPS
- 02:41
- 距離
- 3.4km
- 登り
- 526m
- 下り
- 45m
コースタイム
天候 | 晴れ曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
恥ずかしい話だが、関西に住みながら、金剛山に(少なくとも山頂に)行くのは初めてのことである。それでいて、家を7:30に出れば、10:00前に金剛山ロープウェイ前のバス停に着いてしまうのだから、困ったものである。
バスが止まって立ち上がると、●さんが道路の反対側からバスの中に目を凝らしているのが見えた。樅ノ木会(
http://www.mominoki-kai.sakura.ne.jp/
)のメンバーと会うのも一緒に登るのも3年ぶりのことだ。天気は、明日から長雨が続きそうだが、今日のところは、雲は多くても晴れと言ってよい。
早速出発となるが、●さんから、最初は「15分歩いて休憩」ぐらいのペースで行くからと事前通告。そして、登山口で待ちかねるのは、千早上跡へ向かう急な560段の石段。私も両ひざにサポーターを巻きながら、今日はゆっくりペースと言い聞かせる。
ところが、その石段を先頭の▲さんは我々を置いてスイスイと登っていく。当の●さんも標準ペースで、20分で千早上跡。次の四合目まで30分という具合。いつまでこのペースで行くのかな、と思っていたら、そのまま20〜30分刻みで2時間で山頂に至る。休憩4回に加えて、ちょっとしたアクシデントもあったので、コースタイム(105分)より早いのではないか。私の「最近、ここが痛くて」とか「どうも疲れやすくて」といった愚痴も引っ込まざるを得ない。
さて、金剛山は、山頂に葛木神社やお寺があり、途中の登山道にも菩薩や観音様の石仏が点在している。各合目ごとの表示もきちんとあって、アクセントになるものが多く、励みになる。一方、整備が行き届いていて、丸太の土留めが階段状に延々と続くものの、微妙に歩幅と違うので、歩きにくいと文句が出る。登山道の両脇は杉が密生しているが、暗い感じはしない。もっとも今日は風がなく、湿度が高そうで、爽やかとはいかない。
かつてはロープウェイが動いていたくらいなので、老若男女が登っていて、しょっちゅう下山する人とすれ違う。赤ん坊を背負ったお父さんも居れば、胸側に縛り付けたお母さんも居る。あるいは、我々の脇を小学生が追い抜いていく。とんとんと丸太を越えていくのは小学3年生くらいの女の子か。我々を追い抜いてから、下に向かって「おと―さん、どこ」と呼びかけ、下から「ここ」という声が、というやりとりをしているうちに我々が追い抜く。再び、その子が我々を追い抜いたところでFさんが「あんまり先へいったら迷子になるよ」と呼び掛けた。どうやら泣きべそをかいていたらしく、下山中の二人組にも止められる。どうやら、少し前からパニックになっていたらしく、お父さんの声も下から聞こえたように思わなかったようだ。落ち着かせようと飴をなめさせたところで、お父さん登場。一件落着。安心して先へ進む。
そこから少し歩くと、階段がなくなり、開けた場所に出る。まずは金剛山錬成会による50回以上の登った人々を顕彰する名札がお出迎え。沢山の名札に感心していると、その隣には、100回以上、200回以上の名札がお目見え。なるほど。まだ300回、400回と続く。500回、700回・・・とうとう1000回。まだ上がある。1500回、2000回、4000回。一番上は・・・10000回!!。最上位の平野次男さんはただ一人15000回越え。15000回ってどういうこと???(365日×42年でやっと達成)。
混乱した我々の目に、大勢の人でにぎわった場所が飛び込む。山頂だ。ちょうど12時ぴったりに到着した山頂は広場になっていて、大阪平野を一望できる国見城跡でもある。
多くの人と同じく、我々も昼食を摂ることとする。先程の女の子が今度は笑顔でお父さんと一緒に歩くのを見かけて、▲さんが「泣いたカラスがもう笑った」と大きな独り言。
その後、最高地点である葛木神社にお参りして、仁王杉(樹齢600年)、夫婦杉を見物してから13:10に下山開始。下山したのは14:20くらいか。車の運転があるので、ご苦労さん会は、バス停近くのコーヒーで済ませて、帰路に就く。
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