能登半島最高峰・免田駅から宝達山─沢川農協前バス停


- GPS
- 04:08
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 725m
- 下り
- 392m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
https://www.city.takaoka.toyama.jp/kotsu/kurashi/kotsu/kokyo/documents/20230401goiyama.pdf <ゆき> 小杉1056━1131津幡1144━1208免田 <かえり> 沢川農協前1701=1758福岡1808━1828小杉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
県道75号の石川県区間(羽咋郡宝達志水町宝達内の800 m)が6月30日まで道路災害復旧工事のため車両通行止め。私は歩行者なので(?)通してもらえました(苦笑)。 |
写真
装備
個人装備 |
半袖シャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
サングラス
ジョギングシューズ
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感想
能登半島最高峰の宝達山に行って来た。「能登半島最高峰」といっても標高700 mに満たない山のため、登山口まで、ましてや頂上付近までクルマで行ってから登っても面白味に欠けるため、JR七尾線の免田駅からの歩きとし、帰りは県境を越えて高岡市公営バスの沢川バス停へ下りる計画を立てた。JR七尾線に乗るのは大概『青春18きっぷ』の消化も兼ねて、のとじま水族館やイオンモールかほくに行った時のみ。正規の料金を払っての乗車となると…今回が初めてだ(苦笑)。また、高岡市公営バスを利用するのは、今年、元取山に行った時(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5090912.html)にバスをみかけ、高岡市公営バスを利用した山旅が出来ないかイロイロ検討した成果(苦笑)。宝達山と高岡市公営バスの五位山線の終点の沢川集落がそんなに離れていないことに気付き、JRと高岡市公営バスを使って能登半島の根元を横断する山旅を企画した。宝達山の標高がそんなに高くないことからホントは4月に実行出来ればイイんだけど、宝達山と沢川を結ぶ県道75線が4月いっぱい冬季閉鎖されるので、5月にならないとこのコースは歩けない。5月13日に決行のつもりが、当日の天候が良くなく、行き先を三千坊山に変更(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5490904.html)したこともあり、実際に登りに行くのは、スケジュール休暇を取得していた6月5日月曜日になった。この日は朝からの出発では無く、経過観察のための通院が終わってからの出発となったため、免田駅の出発は12:13…と正午を廻ってる。電車じたいは12:07に駅に着いてるのに、駅名標と宝達山のコラボ写真を撮ったりしてて時間がかかった(苦笑)。
免田駅から北向きに線路沿いに往き、踏切を渡り、国道159号を跨道橋で越えて、冬野集落を通過して前田川に絡むようになったところで、国道471号に出た。『酷道』として悪名高い(苦笑)国道471号も、この辺りはまだ起点である羽咋市を出たばかりでフツウの道だけど、クルマ通りは殆ど無い。朝から晴れで、正午過ぎから歩くには暑すぎるかと覚悟してたけど、意外に雲が多く、空気もカラッとしててそんなに暑さは感じない。しばらく国道を歩いてたけど、川の対岸に歩行者自転車専用路があるのがみえた。いくら交通量が少ないとはいえ国道なので、次の橋で歩行者自転車専用路に移った。南に右折した『酷道471号』を紺屋町橋のたもとで横断し、なおも歩行者自転車専用路を進む。歩行者自転車専用路だけど、農作業車はフツウに居る(苦笑)。困ったなぁ、軽トラックが邪魔して進めないぞ…と思ってたら、私の困惑に気づいたのか軽トラックは発進し、居なくなった(苦笑)。歩行者自転車専用路は東間バス停の辺りで無くなり、車道に合流。あとは車道に沿って登っていく。手速比弯声劼猟撒錣みえ、そこを通り過ぎるとすぐに、トイレと駐車場と案内図がある『こぶしの路』登山口に着いた。到着は12:55で、免田駅から42分の歩き。45分と見積もってたので、ほぼ予定どおり。この登山口で休憩。平日なので登山に来ているひとは少ないだろうと思ってたけど、駐車場にはクルマが数台あるし、トレランの練習に来てるひとも居る。
13:05から『こぶしの路』に足を踏み入れる。最初のうちは車道だけど水場を過ぎると登山道となり、一旦沢に下りる。滑りそうでイヤな橋を渡って対岸に出て、ぐんぐん登ってく。急坂では無いものの、あっという間に沢を流れる水音を下に聴くようになる。晴れて陽射しが強いものの、樹林帯のなかなので殆どが日蔭で、全く暑さが気にならない。地元が整備に力を入れており、植物の解説板がたびたび現れた。今回の山歩きは行程の2/3は車道歩きとなり、時間によってはゴールの沢川バス停の最終便の発車時刻に合わせるため走ることも想定し、ジョギングシューズで歩いたんだけど、最初のうちは特に急な坂も無く、ジョギングシューズでも問題無い。「山頂まで3 km」の標識を過ぎ、いくつかのアップダウンを越えていくと鉄塔に到着。山頂まで2.2 km地点だけど、ここがほぼ中間地点(若干半分に足りない)。「沢川発17時のバス」という縛りが無ければ休憩したいロケーションだけど、時間があるので先を急ぐ。登山口にあるクルマの数から考えると当然だけど、下山してくる登山者数組とすれ違う。なおも歩き、頂上が近くなってくると、流石にロープや階段が出て来た。頂上まで残り1 kmくらいになってくると車道(や車道跡)と絡むようになって来て、「山頂まで700 m」というところで県道75号を横断。ここからさらに「こぶしの路」は続いたけど、車道を行ったほうがもしかしたら、早く頂上に着いたかもしれない。というのは、頂上が近づくにつれ山襞を一つ一つ乗り越えて行くようになり、細かいアップダウンが続き、なかなか頂上に着かないから。10 m上ったらすぐに10 m下る…というのを幾度も繰り返した後、突如急坂が現れて頂上の一点だけを目掛けて登ってくように感じられた時、「やっと来た!」と正直嬉しかった(苦笑)。登り詰めたところは頂上では無く、手速比弯声勹宮の鳥居で、後は平たい境内を抜けた先に、宝達山頂上の標識と一等三角点と展望図があった。頂上には14:27着。登山口からの所要時間は、82分。予定より大幅に短縮。
宝達山を遠望すると電波塔だらけなのが目印だけど(苦笑)、その電波塔の保守のため頂上まで車道が通じてる。富山ナンバーのクルマがやってきて、乗って来たオジサンが草刈りを始めたけど、作業開始前にオジサンが立ちションをするのを目撃!(苦笑) 一等三角点が置かれるほどの展望の山だけど、この日は気温が高かったせいか雲が上がって立山連峰の峰々が見分けづらいコンディション。それでも絶景には違いない。バス時間に追い立てられるように歩いた結果、かなり時間的に余裕が出て来たので、頂上には20分居た(苦笑)。
頂上から富山県側に下りる時、頂上まで通じる車道を戻って県道75号に出ると遠廻りになる。『ヤマレコMAP』の諸先輩方のオレンジの足跡から、頂上の北東側に道がありそう…と見当を付けていた。ら、ホントに「ブナ林コース」の看板があったので、そちらに入る。この「ブナ林コース」は、途中で周回コースと往復コースに分かれる。周回コースだと元の場所に戻るだろうから、往復コースを選択すると、やがて林道の一角に飛び出た。往復コースはここで折り返して頂上に戻るようだけど、このまま林道を往くと、県道75号とのT字路に出た。「沢川6 km」と案内されている左側の道に入流。沢川まで6 kmかぁ…。
県道75号を下って行く。最初はクネクネと曲がっていくので、さっきまで居た宝達山頂上が上にみえるようになって、自分が下っていってるのを実感。しかし、クルマが1台も来ない。それもそのはず、途中工事で通行止めだった…(汗)。富山県のホームページみて県道75号に規制が無いことを確認済みだったけど、ここはまだ石川県。石川県のホームページまでは確認して無かった…。ここまで来て免田駅まで戻るなんて考えられなかったので、通行止めのバリケードを突破。音すら全く聴こえなかったので、通行止めにするだけして休工中じゃね?…と気楽に考えてたら、やがて重機の音が…(汗)。地形図にある鶏坂付近、林道小屋谷線分岐の手前で工事中…。あまり規模の大きな工事では無く、通行させてもらえたので事なきを得た。今回の山旅は走る前提の靴と装備で臨んだものの最後まで走ることは無かったけど、もし、この現場で通行許可が出なかったら免田駅まで走って戻るハメになってたことだろう…。石川県のホームページをみると、確かに県道75号に6月いっぱい工事規制かかってたワ…。
工事のため通行止めとなっている区間を過ぎてもクルマの姿は殆ど無い。宝達山の頂上を出発して1時間余りで県境を突破し、富山県に入る。なおも下ると、石川沢川太陽光発電所の仰々しい門の前を通過。やがて、作業小屋やため池が現れ、沢川集落の上部に到達したことを実感。大きな寺・光永寺の前にはどうみても公衆トイレな建屋があったのでみてみると、すでに使われていないようで封鎖されてた(苦笑)。光永寺の横に沢川バス停と車庫があり、山旅はここで終わりにしてもよかったけど、次のバス停の「沢川農協前」の名前から自動販売機の設置が期待できたので、冷たい飲み物の購入を期待して沢川農協前バス停までさらに歩く。3分ほどで営農組合の建屋が現れ、コカコーラの自販機があった! さらに少し進むと、まるでゴミ集積場みたいな建屋の待合所がある沢川農協前バス停に16:21に到着。バスは17:01発なので、40分も時間がある。バス停の待合所に居ると西陽がモロ当たりで暑くて居られず、すぐ横の愛宕神社の日蔭で涼んでた(苦笑)。バス乗降者が少ないことによる早着防止のためか定刻より10分遅れの17:11にバスがやって来て、定刻通り17:48に あい鉄の福岡駅に到着。
宝達山までの「こぶしの路」は整備されて歩き良い道だけど、県道75号を横断するところで車道に出たほうがラクかもしれない。宝達山から沢川までの道は…覚悟はしてたけど、やっぱり長かった…(苦笑)。
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