牛岳 - 全国的寒波の中、簡単雪山ハイクの筈がしっかりラッセル山スキー -
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- GPS
- 08:03
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 749m
- 下り
- 740m
コースタイム
天候 | 雪のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
感想・記録参照願います |
写真
感想
12月2日より真冬並みの寒波が襲来、北陸も雪が降り続き、7日の日曜は午後になって漸く緩む気配だと言う。山にはスキーが出来るだけの十分な雪が降ったと思うが、大雪警報も出されており、あまり高い所にはおいそれとは出かけられない。雪山ハイキングの手頃な山である(筈の)牛岳に、アルペンルートより下のルートとしては今シーズン初めての山スキーに出かけた。
スキー場の営業開始はまだ2週間先だが、その準備作業は進められており、駐車場も除雪が入って問題なく止められた。
駐車場からシール着けたスキーを履いて出発、圧雪車が既に通ったゲレンデを登る。ゲレンデトップまで一時間弱、ここまでは楽勝だが問題はこれからだ。5日間ほど降り続いた新雪の、ノートレースのラッセルが始まる。ゲレンデトップから二本杉登山口までは舗装道路上を2km、登山口から牛岳へは1.2kmの道のりで標高差は正味
400mに満たない。全体としては緩いが、それだけラッセルは長いのだ。
ゲレンデを離れて最初に標高差40mほど下り、それから上り坂となる。勾配11%の坂で夏なら自転車で60kmを越える下りなのだが、そこからしっかりラッセル歩きだった。以後も一貫して膝下かそれ以上の重いラッセルだ。雪に立てたストックを、えいやっと真下に押し込むと、全てが雪下に沈み、先端が舗装面に当たって止まる。それで判った道路上の積雪は120cmだ。途中の東屋で一休みして、二本杉の登山口まで2時間かかった。ここまでの平均時速はちょうど1kmだ。
登山道に入り樹林の下を行くので、そのほうがラッセルは楽になると期待した。しかしそれは甘く、そのような所はごく一部分である杉の植林帯に限られていた。新雪はたっぷりだがその下の根雪は殆どなく、積雪絶対量はまだ少ないので、かなりの場所でブッシュがうるさい。普通でもてこずる急斜面でプッシュで思うようにスキーが置けない、また思う向きに進み続けることが出来ない。技術的にも体力的にも大変なのだ。
夏道は掘割の様に深く掘れている部分が多いのだが、その溝の底を行った方が上よりブッシュが少なく(相対的に)楽な所もあるが、垂れ下がった木の枝に阻まれて溝からの脱出を余儀なくされるところも随所にある。そんな苦労を重ねながら、漸く山頂のアンテナが見え、次いで東屋と神社の造りが見えて来て牛岳山頂に着いた。登山口から夏場のタイムは40分なのだが、そこを2時間半超、4倍近くかかった。
下りもブッシュ帯の滑降となるので一般的感覚としては楽ではないが、今日の場合はどんな所でも登りの苦労に比べれば遥かに楽なのは間違いないし、テクニカルでそれなりに僕としては楽しかった。林道部分の下りは、歩きながら少しずつ滑って進む感じで、最後の登り返しはシール付けるほどでもないと思い、クトー装着で対処した。圧雪車が均したゲレンデを一滑りして行動終了。
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