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ハイキング
東海
まほろば跋渉記#52 日本一小さな貨物専業鉄道 西濃鉄道と金生山
2023年06月17日(土) [日帰り]
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体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- 00:56
- 距離
- 2.8km
- 登り
- 162m
- 下り
- 153m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
なだらかな金生山山頂部の東側に建つ明星輪寺。飛鳥時代の686年に役行者により開山、一時廃れたものの平安時代の801年に空海により再興されたという古刹です。日本三大虚空蔵のひとつに数えられ、この本堂奥に続く岩屋の中に役行者により彫られたという虚空蔵菩薩が祀られています。
南東方向には名古屋の超高層ビル群が霞んで見えます。最も高いビルはミッドランドスクウェア(豊田・毎日ビルディング)で地上高247.00m。他にJRセントラルタワーズ(ツインタワー)、そしてJRゲートタワーと、名古屋駅前には高さ200m以上の超高層ビルが4棟聳えます。
踏み跡はその先すぐ柵にあたります。なんだ?と思いながら写真右側の木を回り込んで振り返ると、「立ち入り禁止」の看板が。岩巣公園側からの踏み跡には特に何もなかったんですが、こちらからはどうやら立ち入り禁止みたいです…(汗)。
ジェットコースターのような坂道の途中から望む美濃赤坂駅。JR東海道線の支線、通称美濃赤坂支線の終点で、そこからさらに北へ延びるのが西濃鉄道。美濃赤坂は古くから石灰石の産地で、広い構内がかつての繁栄を物語ります。
美濃赤坂駅からわずか1.3km、ここが終点の乙女坂駅で、矢橋工業乙女坂工場構内にあります。金生山で採掘された石灰石をここでホキと呼ばれる貨車に積み込み、美濃赤坂駅でJR貨物、そこからさらに東海道線笠寺駅で名古屋臨海鉄道へと継走され、最終的に日本製鉄名古屋製鉄所へと輸送されます。
感想
岐阜県南西部、人口15万8千人を数える岐阜県第2の都市・大垣市。その中心市街地から北西およそ5kmの位置にあるのが金生山(きんしょうざん・かなぶやま)で、フズリナやウミユリといった2億5千万年前(古生代ペルム紀)の化石が豊富に産出し「日本の古生物学発祥の地」として知られています。また、金生山は全山石灰岩で構成されることから、古くから石灰石の採掘が行われてきました。その石灰石の輸送を目的に1928(昭和3)年に敷設されたのが山麓を走る西濃鉄道で、全国各地の多くの産業鉄道が消えゆく中、現在も東海道線支線の美濃赤坂駅から乙女坂駅までを結んでいます。
今回は、そんな貨物専業でその距離わずか1.3km、普通鉄道としては日本で一番短い西濃鉄道と標高は200mにも満たないながら石灰岩の山らしい独特な風景が楽しめる金生山を訪ねます。
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