【日本百名山 No.60】皇海山 クラシックルートで周回
- GPS
- 12:59
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,192m
- 下り
- 2,197m
コースタイム
- 山行
- 2:02
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 2:07
- 山行
- 9:34
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 10:50
天候 | 1日目 曇り時々晴れ 2日目 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
銀山平〜一の鳥居 林道 一の鳥居〜庚申山荘 整備された山道 庚申山荘〜庚申山 なかなかの急登 庚申山〜薬師岳 気持ちいい尾根道 薬師岳〜鋸山 シヌカトオモタ 鋸山〜皇海山 鋸山直下が肝 そこを抜ければ何とかなる 鋸山〜六林班峠 前半アップダウンのある尾根道 後半藪漕ぎで体力も精神力も容赦なく削られる 六林班峠〜庚申山荘 フラットだけど徒渉でアップダウンあって地味にきついそしてひたすらに長いまるでブルックナーの交響曲 |
その他周辺情報 | 国民宿舎かじか荘の外来入浴は受付14時30分までで間に合わず。わたらせ渓谷鐵道水沼駅の温泉施設を利用。大人800円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
コンパス
ヘッドランプ
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
トレッキングポール
ヘルメット
シュラフ
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感想
百名山最難関との話もある皇海山,いつどうやって決行するのかずっと考え続けて日の長いこの時期,梅雨の合間を見て行くことに決定。なあにワイの手にかかれば秒で終わりますわと舐めてかかり返り討ちに遭う。
当初は原向まで鉄道で行って歩こうかと思ったんだが,そんな気力もなく12時頃高崎でレンタカー借りて出発。銀山平まで2時間弱運転し,14時過ぎ到着。翌日の好天予報でクルマ多いかと思ったが,下に4台上に6台くらいで思ったより少なし。整えて14時30分頃出発。林道を1時間歩いて一の鳥居で小休止,人気のない心地よい山道を1時間ほど上り詰めて16時30分頃庚申山荘到着。ここまで誰ともすれ違わなかったので人は少ないのかと思ってたら小屋はなんだか大盛況で二階の片隅に何とかスペースを見つけて敷布団を敷く。小屋番さんは不在だった。パスタを茹でて夕食。団体さんが多いようで異様に賑やかであったが,19時ごろには静かになった。ワタクシも就寝。
翌朝3時,あちこちでアラームが鳴る。ワタクシも起きる。山の棒ラーメンを食し,4時出発。ヘルメットにヘッドランプ装着で挑む。ルートのあちこちにマーキングがあり,これがヘッドライトに照らされて反射し,わかりやすかった。もっとも一か所ルートミスしたけど。ゴリゴリの急登でヘロヘロになりつつ何とか登り切る頃には日も昇りなかなかの好天でほっとする。山頂を抜けてちょっと進むと視界が開け皇海山の山容がいきなり飛び込む。なんだすぐそこじゃん,と舐めてかかり返り討ちに遭うオヤクソク。
ここから薬師岳までは気持ちのいい稜線歩きであった。ストックは仕舞ったまま歩いたんだけど,出しててもよかったかな。ただ,そう思えるのも終わった今だからであり,歩いているときは鋸山の鎖場を越えられるかどうかで頭の中はいっぱいだった気がする。山と高原地図では破線になっていて明確な道標こそないモノの,要所にマーキングはあるのでまあ何とかなりましたよ何度かウロチョロしたけど。
薬師岳を過ぎ白山を抜けると岩場である。いきなり下るのはなかなかにスリリング。足場になる岩が見つからず,鎖に頼りながら降りざるを得ず,結構苦労した。で,そこから再び鎖場を登り返して7時過ぎ鋸山到着。出発から3時間ほどで想定通りのタイムなので,これなら今日中に下山できるかと目算する。鋸山からの下りもいきなりロープがあったりして苦労したが,そこを抜ければ道は比較的穏やかになり,不動沢のコルに至る。ここでようやくスマフォが電波をキャッチ。昨夜のナイターの結果などチェックし家族にLINEで生存連絡を入れる。
ここからの登り返しは思っていた以上に穏やかで,それでもまあ疲労蓄積は半端ないからゼイゼイ言いながら上り詰め8時20分頃登頂。ちょうどトレラン風のお兄さんも登ってこられて聞いてみたら,4時に駐車場を出発したとのこと。2時間分のアドバンテージを追いつかれたわけである。凄い人はみんな凄い。この方に限らずトレランの方多かったんだが,皇海山ってそういう方面でメッカなんだろうか。
山頂でストックを出して下山開始。やはりこれがあると安定する。鋸山直下だけ仕舞ってあとはずっと出したままになった。ヘルメットも鋸山で外す。この先は一般ルートね鼻歌ですわと歩き始めたらいきなりドロドロの急な下りで泣きながら降りる。その先も結構なアップダウンがあり,日も高くなって気温が上がったこともあって体力がガシガシ抜け出行く。その後,笹薮地獄に突入。勘違いして笹薮は六林班峠から先だと思ってたので,マジへこんだ。これだけの笹原は,それは凄い数のシカがこの辺りをさまよったからなんだろうと思ってたら,すぐ近くにでっかい個体がいて鉢合わせしてなかなかにビビった。
六林班峠から先は笹も刈ってあって泣くほどではなかったが,何度か渡渉ポイントがあって上り下りをしなきゃいけないのと,時々崩落したトラバースがあったりして,気を抜けぬまま進む。頭上でいろんな鳥が鳴き果てしなく広がる笹原は,ゆっくり歩けば楽しいんじゃないかとも思えたが,こちとらそんなゆとりはなく,わき目も降らずに進み続け,13時頃庚申山荘に戻る。今日は小屋番さんもおられてポカリと山バッチを買わせていただく。デポした荷物を詰め込んで下山開始。国民宿舎かじか荘の外来入浴が15時までで,頑張ったら間に合うんじゃないかと急ぎ目に降りる。結局15時前ギリギリに下山できたんだけど,かじか荘に行ってみたら,受付は14時30分で終わっててダメでした。まあでも,風呂に間に合うかも!というモチベーションがあったから疲れた体に鞭打って最後まで頑張れたのかもしれないと,自分を慰めておく。
その後水沼駅の温泉で汗を流し,高崎でレンタカーを返して長い長い一日が終了。いやあきつかった。これまで登った百名山はどれもこれも,機会があればもう一度登りたいよねって感じだったんだけど,皇海山はもうこりごりというのが今の心境。新ルートや宿泊場所が出来たりしたら考えてもいいけど,クラシックルート再挑戦は無い。無いったらない!多分ない・・・・と思う。
こんにちは。コメントありがとうございます。
ほーーーーーーーーーーーーーーーーーんまにきついヤマでした。でもアラカンのオッサンの身体で最後まで歩き切れたのはちょっと自信になりましたです。
登山バッジですが、ワタクシが下山した土曜日の13時頃、小屋番さんが到着して色々準備されてまして、口頭で尋ねたらでっかい缶から取り出して売ってくださいました。全然商売気のない方で、ポカリも「冷えてないから100円でいいよ」とか言われて「いやそれは困るから!」と200円で買わせていただいた次第。
また何処かですれ違いましょう!
こんにちは。カンスギの単独おやじにはかなりキツかったです。タッチの差ですれ違っていたのですね・・・・土曜日13時頃に「お山めぐりに行ってきます」と小屋番さんに声をかけて、出掛けたところでした。近くで聞いていたら、私も売っていただいたと思います。
ありがとうございました。どこかの山でお会いしましょう!
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