奥武蔵ロングトレイルレース105K, 2023

2023年06月17日(土) ~ 2023年06月18日(日)

• GPS: 33:35
• 距離: 104km
• 登り: 7,355m
• 下り: 7,352m

コースタイム

1日目

• 山行: 18:02
• 休憩: 0:41
• 合計: 18:43

距離 59.6km 登り 4,717m 下り 4,265m

5:10 飯能中央公園
5:18 飯能市観光案内所
5:36 多峯主山
5:39 多峯主山観光公衆トイレ
5:47 大黒山
5:54 5:56 多峯主山登山口
5:59 飯能アルプス永田入口
6:08 6:09 丘の上公園
6:14 久須美ケルン
6:20 久須美山
6:23 大倉谷分岐
6:33 6:34 かまど山入口
6:49 58号鉄塔
6:54 東峠
7:14 天覚山
7:20 両峰山
7:36 吾野ノ頭
7:56 大高山
8:13 前坂
8:35 8:36 板谷の頭
9:00 スルギ
9:19 9:24 子の権現駐車場
9:25 阿宇山
9:30 子の権現
9:52 豆口峠
10:10 八幡坂ノ頭
10:17 滝ノ入山
10:28 仁田山（嶺）
10:39 烏帽子
10:43 10:44 車道出合
10:48 根藤
10:58 10:59 ノボット
11:08 周助山
11:17 周助山登山口
11:22 原市場中学校バス停
11:32 石原橋バス停
11:51 四十八曲入口
12:12 12:13 タブの木分岐
12:20 愛宕山
12:23 イボトリ地蔵
12:35 12:36 天王山
12:42 大仁田山分岐
12:45 12:46 細田分岐
13:00 雲ノ峰
13:04 久方峠
13:19 独標493m
13:28 小沢峠
14:23 長久保山
14:55 常磐林道分岐
14:59 馬乗馬場
15:10 15:11 黒山
15:29 15:33 権次入峠
15:43 15:44 岩茸石
15:56 白地平
16:31 16:34 棒ノ嶺登山口
17:03 さわらびの湯バス停
17:40 17:41 金比羅神社跡
17:49 17:51 名栗金比羅山
18:04 18:05 小ヨケノ頭
18:23 18:24 大ヨケノ頭
18:51 18:52 藤棚山
19:17 19:20 蕨山展望台
19:23 名郷分岐
19:32 逆川乗越
19:51 19:52 橋小屋ノ頭
20:04 ヤシンタイの頭
20:09 しょうじくぼの頭
20:15 滝入ノ頭
20:44 鳥首峠
21:09 21:10 天神山
21:18 21:22 ウノタワ
21:41 横倉山
21:51 大持山の肩
22:23 妻坂峠
23:01 23:02 武川岳
23:12 前武川岳
23:27 独標845m
23:42 23:43 山伏峠
23:49 林道大栗沢線起点
23:53 林道永井谷線起点

2日目

• 山行: 13:13
• 休憩: 0:41
• 合計: 13:54

距離 44.6km 登り 2,638m 下り 3,087m

0:52 林道永井谷線起点
0:54 名栗げんきプラザ
1:04 1:06 山伏峠
1:36 伊豆ヶ岳
1:45 1:51 五輪山
1:56 1:57 大蔵山
2:01 小高山
2:14 2:29 正丸峠
2:46 正丸山
2:51 2:52 川越山
2:58 2:59 旧正丸峠
3:17 サッキョ峠
3:39 虚空蔵峠
4:06 4:07 刈場坂峠
4:15 ツツジ山
4:25 大都津路山
4:33 小都津路山
5:02 三田久保峠
6:34 岩井沢観音堂
7:29 大仁田山
7:44 いいもり山
7:50 7:51 飯盛山
8:12 8:13 関八州見晴台北側入口
8:19 関八州見晴台
8:24 8:25 丸山
8:33 8:34 高山不動
8:40 虚空蔵山
9:46 歌碑
9:52 9:55 顔振峠
10:09 諏訪神社
10:16 越上山分岐
10:32 桂木峠方面分岐
10:41 大沢山
10:45 伐採地
10:57 10:58 茶之岳山
11:05 エビガ坂
11:18 ユガテ
11:32 西ユガテ
11:44 11:45 北向地蔵・ユガテ・土山集落分岐
11:50 大峰高峰（西大峰）
11:54 11:55 沢山峠
12:05 深沢山
12:12 水晶山
12:21 12:22 愛宕山
13:16 13:17 三角天
13:19 13:20 かまど山
13:33 かまど山入口
13:47 13:48 大倉谷分岐
13:52 久須美山
14:05 久須美ケルン
14:09 丘の上公園
14:19 飯能アルプス永田入口
14:30 吾妻峡入口
14:43 飯能中央公園
14:46 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

スタート／ゴール近くの駐車エリアに止めた。

コース状況／危険箇所等

危険箇所なし。

その他周辺情報

いつも飯能あたりで活動したとき使う「いるまの湯」で二日分の汗を流した。

写真

6/15 21:16

装備一式。入会金無料だったのでココヘリに加入した。YAMAPのキャンペーンで試した柿の種がけっこういい感じだったので今回加えてみた。トレイルバターは調達が間に合わず。

6/17 4:04

スタート地点に3:30頃着いた。近くの駐車エリアに止めることができた。

6/17 4:44

夜明け直前。天気予報どおり晴れて暑くなりそうな雰囲気。

6/17 4:58

スタート直前。中盤以降ポールを使えるので装備。スタートは、目標タイム24時間以内／以上でA/Bに分かれてウェーブスタート。躊躇なくBグループでスタートした。

6/17 5:36

多峯主山ピークから。序盤、子の権現までは奥武蔵最強ルートをなぞる。

6/17 6:00

先日最強ルートを走ったとき見つけた標識。二ヶ月で草の繁茂ぶりが一変している。

6/17 6:55

東峠のウォーターエイド。朝から暑く、二時間ですでに500ml以上摂取した。

6/17 7:04

渋滞らしい渋滞は全くなかった。

6/17 7:14

天覚山ピーク。

6/17 7:56

大高山ピーク。要所に奥武蔵ロングトレイルの標識があり、距離も表示されている。ここは12K/105K。

6/17 8:13

105Kと35Kの分岐。

6/17 9:19

第一エイド、子の権現。バナナをたくさん摂取した。

6/17 9:28

子の権現の自販機でドリンク購入。

6/17 9:30

おなじみの仁王像がお出迎え。

6/17 10:03

子の権現から最強ルートに別れを告げ南下し、FTRと同じルートを逆走する。竹寺20K/105K。

6/17 10:13

暑かったが、概ね樹々が作る日陰を走ってきたので、気温ほどダメージはくらっていない。このような陽が当たるところはあまりなかった。とはいえ、陽に当たらなくても熱がこもる感じがあった。熱中症を予防するべく速乾タオルを濡らし首を冷やし続けた。

6/17 10:17

滝ノ入山ピーク。21.5K/105K。

6/17 10:28

遠くにドーム状の構造物が見えた。

6/17 10:58

登戸山ピーク。24.5K/105K。

6/17 11:08

周助山ピーク。25K/105K。

6/17 11:28

第二エイド、原市場。

6/17 11:29

鹿肉入りのうどんをいただいた。

6/17 11:51

四十八曲。28K/105K。急登の九十九折りだ。急登の九十九折りはこのあとうんざりするほど出てくる。

6/17 12:20

愛宕山ピーク。

6/17 12:48

大峰山ピーク。30.5K/105K。

6/17 13:00

雲ノ峰ピーク。

6/17 14:23

長久保山ピーク。35K/105K。ちょうど1/3だ。

6/17 15:10

黒山ピーク。37K/105K。

6/17 15:28

ごんじり峠。子の権現以降、あまりにも暑く身体に熱がこもる感じがしていたので、日陰で風がとおるポイントを見つけては休憩してきた。

6/17 16:36

第三エイド、ノーラ名栗。特に登りではひたすらリタイヤすること考えていたが、エイドについて休憩すると気持ちが持ち直った。エイドスタッフ皆さんがポジティブな雰囲気だったこともあり、もう少しやってみることにした。ここからポールを使うことができる。

6/17 16:39

第三エイドではジャガイモをたくさんいただいた。

なおエイドを出る際持っているドリンクの量をスタッフに確認され、1.5Lでは多分少ない、と言われ、自販機で500mlを追加した。次のエイドまで19kmあり、結果的に2L持参して正解だった。

6/17 18:23

大ヨケの頭。

6/17 19:14

蕨山ピーク。さすが夏至近く、19時を回ってもまだ空が明るい。

6/17 19:51

有馬山ピーク。20時近くなりさすがにヘッドライトをつけている。

6/17 20:45

鳥首峠。ずいぶんおどろおどろしい名前だ。53.5K/105K。ようやく半分を超えた。

6/17 21:51

夜景がきれいだ。ここは大持山の肩、と誘導スタッフに言われた。

6/17 22:23

妻坂峠。58K/105K。夜になって休憩を多く取った。他のランナーに倣い鉄塔の足元で仮眠した。北斗七星がくっきり見えた。

6/17 23:01

武川岳ピーク。直前にすれ違った一般ランナーさんから「たけがわだけ、もうすぐですよ」と応援された。「たけがわだけ」と読むのを初めて知った。「むかわだけ」だと勝手に思っていた。

6/17 23:57

第四エイド、名栗げんきプラザ。たくさんのランナーが仮眠している。

ここまで道中とにかくリタイヤすることを考え続けていたが、一旦仮眠してみて様子を見ようと考えた。30分以上眠り、だいぶスッキリした。ドロップバッグを受け取り、再出発することにした。なおここではカレーが提供されていたが、ルーがなくなりご飯だけを塩でいただいた。

6/18 2:17

正丸峠の奥村茶屋。このレースのために夜中も営業している。山菜そばをいただいた。

6/18 4:15

ツツジ山ピーク。4時を回り空が明るくなってきた。

6/18 5:51

第五エイド、ビジターセンター。

6/18 5:54

ところで、このエイドは78km地点だが、Garminは71kmとなっている。よくある話しだが、7km／10%もの乖離は大きい。どうも、獲得標高が大きいところで大きな乖離が出るようだ。YAMAPはそんなに乖離していない。距離の測りかたの違いかもしれない。

6/18 7:44

飯盛山ピーク。

6/18 7:50

もう一つの飯盛山ピーク。

6/18 8:19

関八州見晴台。

6/18 8:29

関八州見晴台の下で、何気に顔を上げると富士山が薄ぼんやりと見えた。

6/18 8:34

高山不動尊。84.5K/105K。あと20km。

6/18 9:52

平九郎茶屋。ここでも食事ができたがドリンク購入に留めた。

6/18 11:18

ユガテ。95K/105K。あと10km。

6/18 12:22

もう一つの愛宕山ピーク。

6/18 12:22

98.5K/105K。FTRでここを逆から通過したことを思い出した。

6/18 12:31

第六エイド、長念寺。そうめんをいただいた。テレビ撮影班がいて、食ってるところをガッツリ撮られた。

ここまで来るともうゴールが見えてくる。他のランナーと残りのコースの様子などを想定したりして励まし合った。

6/18 13:16

三角天。

6/18 13:19

かまど山。陽が高くなり暑くなってきた。またせっせと首を冷やし続けた。

6/18 14:45

なんとかゴールできた。33.5時間もかかった。

6/18 18:35

Garminは33.5時間働いてバッテリーが1/6残った。理論的に40時間使えることになる。

撮影機器：

iPhone 12 Apple

装備

個人装備

Tシャツ 靴下 帽子 靴 ザック 行動食 飲料 笛 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 携帯 時計 サングラス タオル 雨具 トレイルランポール

感想

assuii777

奥武蔵ロングトレイルレース105Kに出場した。今まで経験した中で一番厳しいレースだった。急登激下り、暑さと眠気と戦いなんとか完走できた。

昨年FTRを完走し自信がついたので別の100Kレースに挑戦するべくこの大会を選んだ。FTRよりも関門時間が緩いので、完走は間違いないだろうと、まあ言ってしまえば高をくくっていた。しっぺ返しを喰らうことになる。

■コース
Garmin測定で100.6km、7,759m。FTR以上にアップダウンの多いタフなコースだった。壁のような、九十九折りの急登が何度も出現した。下りもズルズル滑りそうな激下りが多かった。FTRに比べエイド間の距離が長く、それも厳しかった。コースは概ね樹々が作る日陰だったので、強い陽射しを避けることができた。とはいえ熱中症になりそうだったが。

■運営
第一回大会だったが、特に不具合はなかった。エイドや誘導のスタッフの皆さんの応援がありがたかった。何度もリタイヤを考えたが、エイドの雰囲気がよく、前向きな気持ちになれた。駐車場がスタート／ゴールに近いのもありがたかった。

■作戦
FTRで「とにかく食べる」を実践しうまくいたので今回も採用、奏功した。猛暑の天気予報は直前だったので特別な暑さ対策はできなかったが、速乾タオルを濡らし首に当て体温を下げるのをずうっとやり続けた。一方で気持ちの持ちようについては、前半はよろしくなかった。連続する登り下りに心の中で悪態をつき続けたが、これは百害あって一利なしだったと思う。

■装備
ヘッドライトはPetzl Swiftで、最低光量で行動した。iPhoneの予備バッテリーとしてMagsafe 2個を準備し、2個とも使い切り、別のバッテリーを使った。Garminは、充電100%でスタートし、33時間後は17%になっていた。

■食料
トレイルバターは調達できなかった。FTR同様エイドの食事はできるだけたくさん摂取した。エイド間が比較的長かったので、Vespa Hyperを、A2以降のエイドで摂取した。特に終盤は思った以上に身体が動いたのは、Vespa Hyperのおかげだと思う。

■その他
FTRでは仮眠を取らなかったが、今回は何度か仮眠した。積極的に仮眠するというより、休憩していたらいつの間にか寝ていた、という感じだった。A4では30分以上仮眠した。身体の回復もあったかもしれないが、メンタルのリセットの効果が大きいかもしれない。