梅雨の晴れ間の能郷白山では湿気の鬩ぎ合い
- GPS
- 04:45
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 672m
- 下り
- 668m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前半は急登の連続、後半は絶景の稜線歩き |
写真
感想
先週に続き梅雨の貴重な晴れ間、そこそこ高度があって暑さを凌げる所と考え能郷白山を思いつく。今まで2回登っていて前回は6年前の紅葉期に登っている。運がよければ白山や北アルプスの絶景が望める。
大野市まで入ると荒島岳の上空には青空が広がっているのだが南半分は高曇りしている。ここで北の乾気と南の湿気がせめぎ合っているのだろうか。温見峠に着いても同様な空模様で南側の能郷白山は微妙な位置となっている。峠の広い路側帯は満車だったので岐阜側の下の方に車を停めてスタートする。
登山道に入るといきなりブナ林となるのがこのコースの良いところだ。しかし間もなく急登が始まる。急登の中ほどで6人のハイカーが停滞して動かない。聞けば親子の熊が前方にいるらしい。茂みの奥に見えなくなったとのことで、躊躇しているハイカーさんを追い抜いて高度を上げて行く。
コロンブスピークを過ぎる頃に激しい腹痛に襲われる。時々発症する過敏性大腸炎だ。大量の発汗の後に冷や汗も出てきた。とんぷく薬を飲んで15分ほど休んでからそろり山頂に向かう。山頂では5人の方が休憩中だった。軽い熱中症も発症したのだろうか。水分を取り落ち着いてから軽く食事すると回復してきた。景色を見る余裕も出てきたので奥宮に向かう。
奥宮の台地ではコバイケイソウが花盛りであった。上空はすっかり雲に覆われているが周りの重なる山の稜線は区別することができる。白山等の2千m以上の山は雲の中だが福井の平野部ではよく晴れている。もう大丈夫だろうと下り始めるとサラサドウダンが可憐に咲いている。数本の木にたわわに花を付けて心が和む。前方の銀杏峰や部子山も雲に覆われ始めている。急坂下りでストックが尻餅の下敷きになり折れてしまった。峠に下りたら満車だった車はもう数台になっていた。
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