甲斐駒ケ岳(2泊3日テント泊 六方石トレース無し撤退)


- GPS
- 15:06
- 距離
- 31.5km
- 登り
- 2,334m
- 下り
- 2,314m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 5:58
- 山行
- 4:15
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 5:41
- 山行
- 3:20
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 3:22
天候 | <27日> ・晴れ。 ・行動中平均気温マイナス5.7度。最低マイナス9度 ・夜間の気温はマイナス10度 ・風はほぼなし <28日> ・日中は晴れ。夜8時くらいから雪 ・行動中平均マイナス4.5度。最低マイナス9度 ・夜間は0度前後(時計のセンサー不具合のため実温度不明) ・風は稜線上で5〜10m/s程度。夜間テント場で5m/s程度 <29日> ・雪 前夜からの積雪40〜50cm ・気温は0度以上(時計のセンサー不具合のため実温度不明) ・風はほぼなし |
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過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・大門街道と県道40号は雪あり。 ・諏訪ICから先の杖突街道は杖突峠までは雪あり。往路は峠の先は除雪されていたが、帰路は降雪のため終始雪あり。 ・コンビニは杖突街道入り口付近にあるファミマ・セブンが最後。 ・美和湖に道の駅あり。 ・戸台口駐車場に駐車。橋本山荘から先は車1台分の道幅(未舗装)。 ・戸台口駐車場は到着時に先着15台程度。下山時は30〜40台程度。それでも駐車スペースに余裕あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<戸台〜丹渓山荘跡> 戸台川の河原歩きです。4つのダムを越えます。 登山時は雪も溶けていて10cm以下の雪厚。第2ダムあたりまではトレースは明瞭でしたが、その後は途切れ途切れ。下山時は積雪40cm程度でしたが明瞭なトレースがあり。 ダムは全て川の左側から越えるようになっていますが、操作室が設置された3つ目のダムだけは右側からでも超えることができます。 何度か徒渉があります。トレースが錯綜していて、徒渉ポイントが分かりづらいところがありました。水深はせいぜい30cm程度ですが、川底がヌルヌルなので転倒には注意が必要です。 <丹渓山荘跡〜北沢峠> 樹林帯の中を急登と平坦を繰り返して標高を上げていきます。丹渓山荘跡のあたりは特に急で滑りやすいので注意が必要です。 積雪は40cm程度。トレースは登山時下山時ともにあり。赤布や標識も多く迷うことはありませんでした。 <北沢峠〜仙水峠> 樹林帯の緩やかな登りになります。 仙水小屋は閉まっていますが、水はくみ上げているようで登山道沿いにある水場が利用できました。 仙水峠の手前数100mは岩稜帯で雪が凍っていましたが、平坦なのでアイゼンは着けず。 <仙水峠〜駒津峰> えらい急登を直登です。雪は膝くらい。トレースはありましたが、雪がサラサラで登りづらく、アイゼンが必要です。 基本的に樹林帯ですが山頂直下とその手前でも何度かハイマツ帯があります。 <駒津峰〜> 細い尾根に膝から腰くらいまでの雪が付着。 先行者は1つ目のナイフリッジ手前で引き返してきたので、そこから先はトレースなし。 西側が切れ落ちている箇所があり、雪もたっぷり付いていて非常に危険を感じました。 |
その他周辺情報 | 長衛小屋のテント場 ・1人1泊500円 ・500mペットボトル飲料250円という安さ! ・沢から水が汲めました。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
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写真
装備
備考 | <ウェア> ・ファイントラック フラッドラッシュスキンメッシュ ・ミズノ ブレスサーモ 腹巻 ・アイベックス ウーリーズジップT ・アークテリクス Stryka フーディ(2日目のみ) ・パタゴニア ナノエア フーディ ・モンベル ジオラインMW タイツ ・ノースフェイス バーブパンツ <ギア> ・スカルパ モンブラン ・ブラックダイヤモンド セッラククリップ ・ブラックダイヤモンド ベノムアッズ 3日目のナノエアは超絶暑く、汗ダラダラ…。ベースレイヤーがびしょ濡れになった。 |
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感想
寒波が来る前に行かねばなるまい・・・ということで2泊3日で甲斐駒へ。あわよくば仙丈ケ岳も登ろうと思い、行ってきました。
初の本格雪山テント泊ということで、荷物も過去最高の重さ。
正直、北沢峠までの登りは大したことないだろうとナメてかかっていましたが、ヘトヘトになりました。
テン場は非常に寒く、昼間でも水がスグに凍ってしまう程。ビールも凍るwマイナス5度以下でした。夜間もマイナス10度だったので、水と登山靴を抱いて寝ました。
2日目も天気予報どおり好天。サブザックでアタックしましたが、脚は重く、駒津峰への登りも、何度も休んでしまう体たらく。途中、3人組が下りて来たので、黒戸尾根から来たのかなと思い、山頂への期待が高まります。
やっとの思いで駒津峰まで登ると2名が休んでいて、話によると「ナイフリッジまではトレース付けたけどムリそうなので引き返してきた」とのこと。
どうやら先に下りてきた3人組も、駒津峰までトレースを付けて引き返してきた方々だったらしい。
とりあえず行けるところまでは行こうと思い、ナイフリッジを慎重に通過しましたがその後も痩せ尾根が続きました。西側が切れ落ちているし、ところにより腰まで埋まる積雪に急なアップダウン。ソロでは滑落と時間切れのリスクが高すぎだろうとの結論に至り、悔しいけど引き返すことにしました。
ソロでやる登山の限界を感じました。
その後3人組が登ってきたので、彼らは多分登頂したんだと思います。もう一組どこかの山岳会がアタックしたようで、3時20分くらいに「9合目まで行って時間切れで引き返してきた。もう一組は登頂した」との話がテントから聞こえてきたので。
おそらく28日に登頂したのは1組のみ。29日は雪ですし、これから寒波もきてしまうので、しばらく誰も登頂できないのかなあ・・・なんて思いました。
今年最後の登山ということで、そこまでハードではないルートを選択したつもりでしたが、全く登れませんでした。先週の谷川岳の疲れも大きかったと思います。
先週の谷川岳→
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-562549.html
まあ、山頂は踏めなかったものの、駒津峰からの南北アルプス、富士山の眺望は絶品でした。また、たっぷり雪の付いた痩せ尾根のラッセル経験もできたし、初の雪山テント泊もできたので、いい経験になりました。
次は1月に赤岳に行きます!
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