大和葛城山:瓢箪からダブルヘッダーその② 天狗谷道ピストン
- GPS
- 03:22
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,007m
- 下り
- 1,019m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
・基本的にルートは明瞭で歩きやすいですが、注意すべき箇所もあります ・崩壊が進んで通路がほぼ途切れかけている箇所があります。ロープが張られていて、それを頼りに崩れた部分へ下りて進みますが、慎重に通過する必要があります ・沢を歩く部分で注意を要する岩場があります |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
タオル
カメラ
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感想
その,らのつづき(その,連)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5685181.html
金剛山を登ったあと、まだ歩き足りない気がし、思いついて葛城山を適当なところまで偵察登山することに。以下はその記録です。
水越峠側から葛城山を登ったことはなく、どんなルートかまったく知りません。そこで、天狗谷ルートを見分しながら行けるところまで登ってみることにしました。
登山道へ入ると、天狗谷ルートも沢沿いを行く道でした。ついさっき金剛山のモミジ谷ルートをやってきたあとだったので、イメージが重なります。
登り始めてほどなく、登山道が大きく崩壊している箇所に出くわしました。通行禁止になってもおかしくないくらいの崩れ方ですが、他に代替ルートがないせいか、ロープが張ってあり、それを頼りに進むようになされていました。ここはかなり気をつける必要があります(写真を参照してください)。
天狗谷ルートは、金剛山のモミジ谷ルートと同じように、渡渉や沢歩きが混じります。滑らないように気をつけなければなりません。一度滑って転倒しそうになりました。転倒して頭でも打ってたら大事になってたところです。
登山路は明瞭で迷う心配はほぼありません。ただ、沢歩きの部分はどうしてもルートが不明瞭になりがちなので、どこで岸へ戻るか、見落とさないようにしなければいけませんね。
また、金剛山に比べると登る人が少ないためか、この時期、登山路沿いのヤブがだいぶん茂っていました。ヤブ漕ぎとまではいきませんが、半そでだと腕を傷つけるかもしれません(ズボンも同)。そういう注意箇所がちょこちょことありますが、そのほかはおおむね歩きやすく明瞭な登山路です。
金剛山を登ったあとなので山頂まで行くつもりはありません。偵察しながら進んで、どこか途中の切りのいいところで引き返せばいいでしょう。地図を見ると、「天狗谷道ベンチ」という場所があるので、そこを目安に進んでいきます。
沢から離れて尾根に取りつくと急登になります。葛城山は金剛山よりも総じて登山路の傾斜が急だと思いますね。標高は金剛山のほうが高いですが、アルバイトは葛城山のほうが厳しいと感じます。
また、傾斜が急になると階段が現れるのもお決まりです。(+_+) けっこう段差のある箇所もあって、なかなか骨が折れます。ベンチまでまだか、まだかと思いながら登りますが、なかなか到達しません。
何度もあのカーブを登り曲がったらベンチか、と期待するも空振りに終わることを繰り返した末、ようやく天狗谷道ベンチに到達しました。ハンカチタオルも帽子もシャツも汗みずくです。一応、ここが折り返しの目安でしたので、Uターンしようかと思いましたが・・・ただ、疲労度は思ったほどではありません。まだ進もうと思えば進めそうです。もっとも、帰りのことも考えておかねばなりませんが。
ふと標識に「葛城山まで40分」とあるのを見つけました。あと40分か。それぐらいなら登れそうだな? コースタイムで40分ということは、実際には30〜35分程度で行けるかもしれない。それぐらいだったら頑張れそうだな、なかなか機会もないかもしれないし――などと、つらつら考えた末、結局そのまま進むことにしたのでした。
ベンチを過ぎても、まだ階段が出てきます。傾斜もそれなりにあってなかなか厳しいものがありますが、ゆっくり一段ずつ登っていけば、そのうち山頂に到達します。ゆっくりでも一歩一歩進んでいけば必ずゴールできる、とは、登山で得た教訓です。それを思い起こして自分を励ましながら階段を登っていきます。
さんざん汗をかいたあと、だいたい予想通りに山頂エリアを通るダイトレに出ました。やれやれです。そして、ということは、気がついたら葛城山も登頂なわけで、いわゆる「コンカツ」の完成です! 金剛山と葛城山をいっぺんに登れたとは、自分にとっては画期的です。
で、葛城山山頂はといえば・・・誰もいません。ツツジの季節はあれほど人々で賑わったというのに、この変わりようはどうしたことか。ロープウェイもあるのだし、あれほどとはいわずとも、金剛山の盛況ぶりを思えば、もうちょっと人出があってもよさそうなものなのに、とつい思ってしまいます。白樺食堂も営業していないようでした。
草原状の山頂から、さっき登ったばかりの金剛山を望みます。「あそこからここまできたんだ」と、ちょっとした感慨と達成感があります。
帰りは同じルートを下ります。さすがに足に疲れを覚えるので、慎重に、つまづいたりしないように気をつけて下っていかねば。
ベンチを経て、沢を歩き、ようやく無事登山口へ帰着してホッとしました。偵察登山のはずが、とうとう山頂まで行ってしまいましたよ。よかったのか悪かったのかわかりませんが、いまの自分にとってはひとつの自信になったのは確かです。
いやいや、今回も素晴らしい山行になりました。その機会を与えてくれた金剛山と大和葛城山に合掌です。
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