球島山、神威山、賽の河原、フットパス
- GPS
- --:--
- 距離
- 111km
- 登り
- 2,231m
- 下り
- 2,235m
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
基地奥の駐車場から徒歩五分もかからない |
写真
感想
朝3時半に宿を出発、夜明け前に球島山展望台に向かう。日の出を期待したが残念ながら車で山道を登り始めるとガスがひどくなり、10メートル先が見えにくくなる。外は既に明るいがお日様は霧の彼方で全く見えない階段を上って山頂展望台に出るが何も見えず、諦めて賽の河原公園に向かう。途中稲穂灯台にも立ち寄るが中には入れないので外から撮影しただけで賽の河原に向かう。
車を駐車場に停め、周囲の奇岩を見ながら散策すると岬の突端に三十年前の津波犠牲者の慰霊碑があり、広範囲にわたった津波被害の凄まじさを感じる。
賽の河原から宮津弁天を経て鍋鶴岩前に車を停め、フットパスCコースを歩き始める。釣懸川を渡り右折して林道を登り始める。フットパスの道標らしきものはごく少なく肝心の曲がり角にはなく、曲がった先に小さな看板が2三ヶ所にあるのみで、これではなれないヒトは怖くて歩けそうもないだろう。フットパスの地図とGoogle地図を見比べながらなんとか調理師の森に出て撮影し、さらに進むと畑が見える。その向こうにも畑があり、なるほどどうりで車の轍がくっきりついて道が滑りやすかったわけだ。その途中で道がV字に折れ、藪っぽくなる。道標は全くなくフットパスの地図を見てようやく理解できるが、道が荒れていて心細い。最後は藪が更に酷くなるが、下の道が見えているので問題なく降りることができた。
フットパスを歩き終わり、車に戻ったが少し早いので車のなかで少し休み、7時半頃に航空自衛隊奥尻駐屯地に向かう。約束の8時より少し前に到着し、入口ゲートで三角点の見学の許可を得ている旨を告げ、免許証で本人確認、案内者の古谷さんの後について上の駐車場まで行き、五分足らずの山頂まで案内された。三角点を撮影し、展望の良い場所に案内され、ガスがなければかなり遠くの北海道の山々が見えるようだ。今回は1つだけピークが見えたが羊蹄山ではなかったようだが詳細はわからない。自衛隊の施設をはずせば撮影OKと言うことだった。予定より早く終わったのでフェリーターミナルに戻り、コーヒーを飲みながら少し時間を潰し、9時過ぎに稲穂研修センターに向かった。
航空自衛隊奥尻駐屯地にある奥尻島最高地点の三角点などの見学が早く終わり、一端フェリー港に立ち寄って冷えたコーヒーを飲んで時間を潰し、稲穂研修センターに向かう。
9時半過ぎに到着し、考古展示を見始めると学芸員の稲垣さんが出てこられたので挨拶し展示を見た後お話を伺うことにした。
最初に縄文遺跡などの立地について質問、道すがら見た遺跡地図と地形を確認したが、大方は海岸段丘の緩斜面が大半で急斜面の崖には遺跡はない。仏沢や東風泊遺跡は比較的低地に遺跡がある。ところがいくつかの川の河口両岸の低地周辺には現在の集落はあっても遺跡はないのはなぜか?他に遺跡のあった場所はほぼ例外なく現在も集落が存在している。これに関しては稲垣氏はこれまでの入植者による田畑や宅地開発で度々掘り返されて遺跡が失われた可能性を指摘された。
次に土器文様の変遷について縄文前期からオホーツク文化、擦文文化までお話を伺う。青苗遺跡と青苗砂丘遺跡の道指定について伺うと青苗遺跡は貝塚を含め出土品の一部が北海道の有形文化財に指定され、青苗砂丘遺跡の場合は遺物ではなく遺跡歩のそのものが道指定文化財となるが出土品は指定されていないとのこと。青苗砂丘遺跡は、ごく一部しか調査しておらず出土品も多くはないがオホーツク文化の最南端として、重要他であることから遺跡全体を保護することになったようだ。また、展示されている土層は青苗中学校の背後辺りの場所で津波関連の過去の土層の記録を震災後に確認するために地質学者らが作成したもののようだ。
稲穂研修センターでの見学を終え、急いでフェリーターミナルの近くのカフェで昼食を取り、宿に戻る。ごごから近くの海でカヤックで遊ぶ。濡れても良い格好に着替えてカヤック用シューズを借り、海に出る。直前、朝自転車を借りて島内一周した新婚カップルが戻り、カヤック二人、サップ二人を宿のお姉さんが引き連れて海に出る。四人ともほぼ初心者(カヤックのお相手のみ川で一度体験あり)なのでまず乗り込むところから簡単でない。なんとか乗り込み、基本を習う。皆様何とかついて前に進む。慣れてきたら回りの大きな岩と岩の間を抜けて外洋に近づいて行く。波は穏やかだが外洋に近づくにつれ波を感じる。何度か岩を潜り抜けされなりに遠くに来ると自転車の新婚カップルは疲れからか転倒して、這い上がるのが大変だ。ようやく休憩ポイントに到達し、ここで岩に跳び移るが中々上がれない。しばらく皆奮闘してようやく岩に上がり休憩も束の間、カヤックの相棒がサップに挑戦、何とか一人で漕ぎ出して成功、次に海に飛び込んで泳ぐカップル、最後に私もサップに挑戦、何とか岩場を回ることができた。かくなるうえはと海に飛び込んで泳ぐ泳ぐ〜透明な海と暖かい日差し、最高の一日だった‼️
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