壺坂寺から高取山
- GPS
- 03:44
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 370m
- 下り
- 374m
コースタイム
- 山行
- 2:35
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 3:44
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎壺坂寺駐車場 壺坂寺参拝のために有料駐車場(500円)があるが、それとは別に有料駐車場の先の県道わきに10台以上駐車可能な駐車スペースがある。 ただしここは奈良交通バスの転回所も兼ねており止め方には注意したい。 ◎壺坂寺から高取山 特に危険な場所はないが五百羅漢の先に何ヶ所か崩壊地があり通過には注意したい。高取城周辺は毎年夏場に草刈りが行われるが、草刈前は登山道が草に覆われることもある。 ◎香高山五百羅漢 壺坂寺の奥の露岩に大量の石仏が彫られており、地元では五百羅漢と呼ばれている。 壺坂寺の奥の院とされているが、彫られた年代は16世紀末から17世紀初頭とされ高取城が整備された時期と重なるため壺坂寺との関係よりも高取城との関連性が重要視されている。 一部風化が進んでいるが、露岩に掘られた石仏群は、各地で見られるとってつけた五百羅漢とはモノが違い、一見して本物の風情が漂う。 ◎高取城址 標高約580メートル、比高350メートルの高取山山上に築かれた山城で、在りし日は山上に白漆喰塗りの天守や櫓が29棟建て並べられ、城下町より望む姿は「巽高取雪かと見れば、雪ではござらぬ土佐の城」と謡われた。 曲輪の連なった連郭式の山城で、城内の面積は約1万平米、周囲は約3キロ、城郭全域の総面積約6万平米、周囲約30キロに及び国内では最大規模の山城である。 備中松山城(岡山県)・岩村城(岐阜県)とともに日本三大山城の一つに数えられ、奈良県では唯一日本百名城に選ばれている。 |
写真
感想
年末年始は奈良の実家に帰省しネットを切断していたので、遅ればせながらいまさら昨年最後の山行をアップ。
29日昼に東京を発ち夕方奈良に帰省。
実家は地区の当番に当たっており、30日は地区のお宮の飾りつけや掃除などで終日奉公。
31日は当初の予定では金剛山〜葛城山への縦走を計画していたが、腰の具合がいまいちよくないのに加えて登山用具を持たない姪っ子が同行することになり、新年に予定していた壺坂寺から高取山のショートコースへ。
壺坂寺(正式名称南法華寺)は西国札所で浄瑠璃にも登場する名刹。
高取山は標高583メートルながら奈良盆地南端に位置し、山上にある高取城址は日本三大山城の一つで日本100名城にも選ばれている国内最大規模のの山城跡。
このエリアは小学校の遠足やボーイスカウトの活動で何度も歩き回ったまさに裏山。過去3年間でも正月に二度登っている。
31日昼前に壺坂寺そばの県道脇駐車帯に車を止め山行スタート。
かつて藤原道長など皇族や公家が吉野参拝に使った壺坂峠手前から山道に入るとすぐに五百羅漢の石仏群。
16世紀末から17世紀初頭に彫られたと推察される石仏群は風化が進むが見ごたえは十分。
杉の樹林帯を進み八幡神社を超えると車道に出てすぐに高取城壺坂口入口。
車ではここまで入ることができ、城マニアや観光客はここから歩く方が大半。
すぐに石垣が現れ、石垣の狭間をうねうねと曲がりながら進み黒門からの道を合わせると大手門跡を過ぎ二の丸御殿広場跡へ。
さらに石垣の間を進むとようやく本丸跡へ。
山頂三角点は本丸北西側にある。
山頂からは南の展望が開け大峰主峰群が一望でき、東には高見山の尖峰も望める。
100名城巡りをしている東京から来た男性と30分お話しするなど山頂に1時間ほど滞在。
帰りは七つ井戸から車道に下り、壺坂口入口からは往路を下る。
壺坂寺手前から見える金剛葛城から信貴生駒に続く阪奈国境の山並みや大和三山は大学進学で上京するまで毎日眺めた懐かしい景色。
この景色を見ると『大和に戻ってきた』という感慨に浸る。
余談だが奈良盆地南部、地元では国中(くになか、くんなか)と呼ぶエリアに住む者は故郷を奈良ではなく『大和(やまと)』と呼ぶことが多い。
年が明けると京都で20センチ近い積雪があるなど近畿は大荒れの天候。
実家の積雪はわずかだったが、金剛葛城の山々は連日雲がかかり無理せず登山はスルー。
結局三が日は箱根駅伝で青学の快走の一方でいまいち伸びきれない母校の走りにほぞをかみながら寝正月。
2015年最初の山行はこの週末の3連休になるがどこに行くかはまだ未定。
何はともあれ今年もよろしくお願いします。
ごゆっくり故郷での年末年始を過ごされたようで何よりです。
苔むした五百羅漢には歴史を感じますね。
その昔(30年近く前)、山之辺の道を歩いたことはあるのですが、大和三山(香具山・畝傍山・耳成山)も縦走?してみたいかな?
腰痛については「今一歩」との状況なのでしょうか?
この時期は、踏み固められた雪や路面・橋上が凍って、転倒しないまでも、バランスを崩し踏ん張って腰痛が悪化するケースもありますからご用心。
本年も宜しくお願いします。
隊長
隊長、明けましておめでとうございます。
山の辺の道もいいですね、あそこは春の陽気の中を歩くのがお薦めです。
大和三山の縦走は厄介ですよ、大半が車道歩きとなりますから(笑)
腰は何とか小康状態です。
明日からの三連休から今年の山行指導する予定です。
こちらこそよろしくお願いします。
山納めまでは腰痛は大丈夫だったようですね
箱根駅伝ファンとしてはのんびり寝正月で観戦もいいものですよ
早く完治されて今年もダイナミックな山歩き報告お待ちしています
ハナさん、明けましておめでとうございます。
箱根駅伝母校66年ぶりの優勝なるかというところでしたが青学がすごすぎました。
明日から山行再開予定です。今年もよろしくおねがいします。
旧年中は大変お世話になりました。
本年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
レコアップが無かったので腰の状態がかなり悪いのかなと心配していました。レコを見て本調子ではないが歩ける状態と知り、少し安心しました。
mtkenさん、明けましておめでとうございます。
実家にはパソコンや無線環境がなく、私はスマホを持っていないので年末のレコをあちらでアップすることができませんでした。
腰は小康状態ですが、最悪の常体からはかなり改善しています。
今年もよろしくお願いいたします。
あけまして おめでとうございます
壺阪寺では大石仏に圧倒されましたが、なんと更に奥には五百羅漢の石仏があるのですか!!
ん〜 まだ西国霊場で三室戸寺が残っておりますので、是非行ってみたいです
国宝級と思われますが雨ざらしで誰でも間近で見られるのですか?
ん〜 やっぱり行かなければ
今年もお身体ご自愛の上、山行、レコ楽しみにしております。
マコト観音様、お久しぶりでございます。
札所めぐりで壺坂寺や岡寺にもいらしたんですね。
奈良には札所以外にも名刹が多数あるので駆け足じゃなくじっくり歩いていただければと思います。
五百羅漢は拝観料とかはいりません。
登山道わきに石仏があります。
次回お越しの際は一緒に山歩きでも
match1128 さん
みきーたさん
今年もよろしくお願いします。
ショート、時間も遅いと思ったら、姪っ子さんと一緒だったのですね。
大和の山にも行ってみたいけど、いつになるのやら
どうぞ無理せず、ご自愛ください。
hamburg
渋描き隊長、今年もよろしくお願いします。
姪っ子は高校ではワンゲル部に入っていたので体力は問題ありません。
登山用具がなかったのでハイキング装備でも大丈夫な高取山にしました。
奈良に来られる際はガイドさせていただきます。
山だけじゃなく近鉄もお楽しみいただけますよ。
改めてオメデトウ(^▽^)ゴザイマースでも・・・あまり無理しないでくださいね
remu77 さん、今年もよろしくお願いします。
秋には又東北にお伺いいたします。
マッチさん、本年も宜しくお願い致します m(_ _)m
地元で大和って呼んでいるのが素敵ですね〜
苔むした五百羅漢も沢山の出来事を見てきたのでしょうね。
我が町「光が丘」は、子供の頃「グランドハイツ」と呼んでいました。
戦後、アメリカ軍に接収されて米軍の家族住宅が建っていたようです。
マッチさんの故郷が羨ましいな〜
腰を労わりつつ今年もタメになるレコをお願い致しますね
マコト1959さん、明けましておめでとうございます。
若い人はそうでもないですが、亡くなった祖母の世代などは『やまと』でした。
田舎者からすれば、都会生まれの人はうらやましいことばかりです。
こちらこそ、今年もきれいな奥様のアップのお写真お待ちしております。
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