釈迦ヶ岳(大峰山脈)
- GPS
- 05:26
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 588m
- 下り
- 579m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
世間的には海の日ですが、鹿おのこらしく山へ🦌
行先で迷ったのは、2つの釈迦ヶ岳でした。ひとつは鈴鹿山脈、もう一方は大峰山脈にあります。
最近、鈴鹿に行くことが多かったのと、もう一つのお目当てがあり今回は大峰に。
こちらの釈迦ヶ岳は二度目ですが、以前はガスガスだったので今回の再訪が楽しみです。
前回の行程は、大峯奥駈道経由で泊まりがけでしたが、今回は太尾登山口からのピストンで日帰りです。
奈良県内の自宅からでも片道約3時間というアクセス難。
ようやく登山口に降り立つとハエやアブが乱舞し出迎えてくれました。
荷物を下ろす間にも車に飛び込んでくるほどの歓待ぶりです。車内からお引き取り願うのに少々時間がかかりましたが、登山届を提出していよいよ出発です。
当日の天気は午前晴天、午後からは少し雲が出たものの晴れで山日和でした。
登山道は、釈迦ヶ岳山頂から南西に伸びる尾根に付けられています。
1,434mのピークまでは樹林に覆われた尾根を歩きます。谷から吹く風に当たると涼やかです。
ピークの先は、吉田の森を経て千丈平の辺りまで緩やかな尾根道が続きます。
木々が疎になり代わりに笹やコバイケイソウが地面を覆います。日のよく当たる場所にはコバイケイソウの群落が点在しています。白い花は可憐でしたが、少し盛りは過ぎ、萎れかけていました。
視線を遠くへ移すと、進行方向右手に大日岳や天狗山など大峯奥駈道が通る峰々が横たわり目を楽しませてくれるのですが、いかんせん暑い暑い。帽子は必須で、できればハットの方が良さそうな陽気です☀️
大峯奥駈道と合流すると300m程歩いて山頂です。釈迦如来像の立つ頂からは、北と南に展望が開けていました。リトライ成功です!
ちなみに釈迦如来像は大正13年に強力の鬼マサという方が、ひとりで道を拓き担ぎ上げたそうです。先人の偉業に驚嘆し思わず合掌。
ここでお昼ご飯にします。何組かの登山者と出会いました。1泊2日で前鬼から沢登りでやってきた3人組の方々、愛犬と共にテント泊の方など、山の楽しみは自由型ですね。
ところで頂上でもブンブンブンとハチではなく、トンボが飛び交っていました。
1,800mの標高までどこから飛んでくるのでしょう。君たちも酔狂やねぇ〜。でも刺さないなら文句はありません。絶頂を極めたもの同士、敬意を持って適度な距離を保ちながら絶景を分かち合います。
昼下がりの下山中、頭痛がしてきました。暑さにやられかけかもしれません。スポーツドリンクと水を合計2L背負ったのは不幸中の幸いでした。
道の駅大塔(星の国)で休憩。途中、もう一つの目的であった五新鉄道の遺構群へ立ち寄りました。
戦前から戦後にかけて、五條と新宮を鉄道で結ぶ計画があったそうで、一部で路盤工事も完了していたのです。
山も旅もその足の鉄道も好物な鹿おのこは、遺構を前に遠い目をしています。過去の人々の営みや、あり得たかもしれない未来に想いを馳せているのでしょう。
夕景の五條インターから京奈和自動車道へ乗り、帰路につきました。
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