プレ③余別51点沢左股(Co500付近大滝上引き返し)
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- GPS
- 34:15
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 629m
- 下り
- 629m
コースタイム
②C1(4:30)-Co500付近大滝上(7:00)-C1(8:15)-51点沢出合(10:20)-出渓(14:20)-林道ゲート下山(14:45)(10h15m)
天候 | 2日間とも終日晴れ。沢日和。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 日本海ふるびら温泉しおかぜ |
写真
感想
プレ②パンケメクンナイ川
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プレ③余別51点沢
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プレ④見市川白水沢左股-平田内川
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本番ペテガリA沢-キムクシュベツ沢
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①林道ゲート(4:30)-入渓(5:00)-51 点沢出合(8:00)-Co380(12:15)=C1
2時半札幌depa。走り慣れた小樽までの道を経由して余別に向かう。sLは先週金曜から新型コロナに罹患しており、今回は病み上がりでの入山。無理せず行きましょう。
4時過ぎに林道ゲートに到着。写真撮ってdepa。広場の右奥の方の看板から奥に続く林道跡を追って、4つ目の看板から左の方の踏み跡つたって微沢に入り、余別川に入渓。51点沢まで地図読みは難しいので適当。Co165辺りの屈曲はわかる。ゴルジュは捲いたりへつったり。朝でまだ寒いので泳ぎは最小限に。徳井は少ししんどかったようだが無心に歩いていたら49点沢出合を発見。少しして51点沢出合に到着。
ついに51点沢に侵入。ここからが本番、という感じで気が引き締まる。F1は1段目左岸直登、2段目左岸を巻く。F3は2段目が流木のかかった滝。右岸から登って流木をよけて落ち口へ。上部はぬめるので注意が必要。F4は左岸の水際直登、sLが譲ってくれたのでここはLがトップで突破。過去お助けとかを出した記録もあり、確かに最後の1手が微妙で難しかった。ただ、Mを信じて見守るとなんだかんだで登ってきた。頼もしい後輩たちである。
続いて核心のF5。滝の手前30-40mくらいの左岸のスラブと草付きのミックスみたいなところをpinが取れそうな木沿いに3ピッチ登り、灌木帯まで直上。2ピッチ目からは草付き沿いに左上するという記録があったが、微妙そうに思えたので真上気味に登った。すべて中2人タイブロック、最後尾はセカンドビレイ。基本的にはそれほど難しくない。ただ、所々で微妙なところがある上に、ルートをミスしていると危険なところに入ってしまう可能性があるため、初見ならフリーではいかない方がいいと思った。少し上がりすぎた感があったのでコンタを下げ気味にトラバース。途中微沢を超えるところだけ注意が必要だがそれ以外は掴める植物が豊富にあるので怖くない。懸垂下降なしで沢に復帰。F5処理に1h30m。F7は左岸の泥付きで少しいやらしい斜面から捲き、少しするとCo380二股。今日の行動予定はここまで。時間的にはまだ進めるけど、まあいいでしょう。左岸にいい感じのテンバが存在した。天気が良くて気持ちが良い。焚火してLの個スぺのソーセージを焼いて食べる。うめぇ。sLはコロナの抗原検査キットを持ってきており、自身の専攻分野での技術を活かして精密に検査をし、陽性を叩き出していた。なぜグレーを黒にしてしまったのか。昼寝してうめうめハヤシライス雑炊食べて17:00くらいに就寝。
②C1(4:30)-Co500付近大滝上(7:00)-C1(8:15)-51点沢出合(10:20)-出渓(14:20)-林道ゲート下山(14:45)
2:30に起床。起床ソングは陸軍の起床ラッパ。エッセンはビーフシチュー雑炊。昨晩との違いはよく分からなかったが美味いからヨシ。食べ終わってもまだ暗いので二度寝かましてから4:30にdepa。少し歩くとF8に到着。左岸へつってからのチムニーを突っ張って登るという定番ムーブを試すも、へつりが難しくて水流にたどり着けない。寒くて長く水をかぶりながら粘る元気もないので捲きを選択。下山後判明したが、過去の記録の写真(2020)と見比べると左岸の水際近くの足場になる岩ががっつり落ちていて難易度がかなり上がっていた模様。右岸の急な泥付き斜面のをトラバースし、灌木をpinにして15m弱の懸垂下降で沢に復帰。前3人によってホールドを使い倒されたLはバイルを頼りに突破した。この泥付きのトラバースが一番怖かった。ホールド乏しい系の捲きはトラウマがまだ若干残っている。しばらく歩くとCo500付近の二段40m大滝下に到着。雪が残っていた。スキーしたくなるのでやめてほしい。少し休んでから右岸のルンゼ状を登る。いい感じのところから滝の方に右上し、沢に復帰、滝上に到達。
予定通り、大滝上で引き返して下降開始。大滝は登ったとことを下すこともできたが、練習がてらabで下降。上段は左岸の灌木、下段はハーケンでab。F8はウォータースライダーで突破。斜度あって楽しい。Mがウキウキで水中ゴーグルをつけているのかと思ったらコンタクトを保護するためらしい。大変だね。F7は登った泥付きをcd。F5は左岸小テラスからハーケン支点で懸垂下降。残置ハーケンも複数あった。F4は右岸の木でab。F3上段は登りと同じところをcdできそうだが、sLが飛び込みを検討。怖そうにしていたが、登りで見ているし、怪我をすることは無かろうということでLがウォータースライドからのドボン。スリルえぐい。下段も迷わず飛び込み。F2をcdしたらそのままの勢いでF1も飛び込み。飛び込めそうなところは全部飛び込む勢いで基本飛び込みはLがトップで突っ込んだ。Mは少し怖くて嫌だったらしく文句を垂れていた模様。飛び込み多用のおかげで下降はかなりの速さだった。少し歩いて51点沢出合に到着。これでやっと一安心。計画では3日間の予定だったが下山できるので大休止を途中に挟んで出渓まで河原歩き。なんせ天気がめちゃくちゃいいので泳ぎが気持ちいい。入渓点と同じところで出渓して林道跡歩いてゲートまで。充実感のあるいい山行だった。
下山後はウキウキでかの有名な「岬の湯 積丹」へ。ウキウキで建物に入って入浴券を買うためにチャラ黒いサーファー兄貴の後ろに並ぶ。臭いよね。ごめんね。入館料900円を見て絶句、そそくさと列を離れ、沢の臭いだけを残し、岬の湯積丹、敗退。汚い言葉を吐きながらgoogle mapを開き、日帰り入浴550円の「日本海ふるびら温泉しおかぜ」へ。岬の湯にも負けないロケーションと泉質の素晴らしい温泉でした。
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