1月の雲取山・鴨沢からピストン(2015年版・秩父の雪深さに脱帽)
- GPS
- --:--
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 1,892m
- 下り
- 1,890m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 9:30
天候 | 晴れ→稜線は雪〜軽く吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
奥多摩から小菅の湯行きバスで留浦8:00 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし 登り尾根は若干滑るのでアイゼンがあったほうがよい。 石尾根は良く踏まれていて踏み抜きなし 雲取山荘から北側は雪が相当積っていた。 |
その他周辺情報 | 鴨沢バス停そばのお店が気になったものの今回はパス。 奥多摩駅に温泉多数あるも、時間の問題で立ち寄らず |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
マフラー
靴
ザック
アイゼン
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
サングラス
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | 冬用の手袋、ペットボトルホルダーなどなど 反省点は多数。 |
感想
初詣ハイクでボツにした鴨沢→雲取山→三峰神社の縦走。
とても気になったのでいろいろ調べたら、意外といけるんじゃないか?と
思い始める。
木曜に雪が降っただろうけれど、歩くのが難しいほど積ってはいないはず。
所要時間を見積もると、13時前に雲取山を出発できたら日帰りで三峰方向に
抜けられそう、と判断。
1/17の天気予報は晴れ
しかし、詳細には「関東甲信は局地的に雪の恐れ」という不穏なコメントが。
でも、これを気にしていたらきりが無いのと、2〜3月に少し本格的な雪山に
行く計画を考えているため、雪に慣れる意味で決行することにした。
いつものように始発電車に乗り、青梅線を乗り継いで奥多摩駅へ向かう。
雲取山は去年4月以来で、それから変わったことがいくつかあった。
・一部の小菅行きバスが留浦まで寄ってくれるようになった+終点が変わった
・鴨沢バス停付近に新しい店ができた
ということで、今日は留浦から歩き始める。
路面に雪が残っているけれど、奥多摩湖の湖面は凍っていない。
この時点では天気もよく陽も出ていて比較的暖かかった。
鴨沢で中間着を脱ぎ、インナー+アウター(ベンチレーター全開)で登山道
に入る。
登りは速めのペースで歩いても、汗をかき過ぎないくらいのちょうど良い気温。
ペースが自然とアップして堂所までは順調だった。
七ツ石小屋近辺は斜度があがってくるので意識して抑えるけれど、去年の3月
よりも1時間ほど早く七ツ石山に着く。
これなら12時台には雲取山に着きそうだけど、この辺から雪がちらつきはじめる。
山頂から雲取山のほうを眺めると、雲が掛かり天気が悪そうな様子。
少し心配だけれど、とりあえず雲取山に向かってみる。
石尾根は雪がしっかり踏まれていて快適だった。
一方で、天気のほうは雲取山に向かうにつれ怪しくなっていく。
小雲取山あたりまでは陽が出ているのに雪がちらつくような状態。
そして、雲取山に着くころには雪が本降りになった。
雲取山到着はほぼ予定通りの12:50.
あまり時間がないので、水分補給と写真撮影をして三峰方面のトレイルを確認。
踏み跡はあるものの少なくて、こっちも膝くらいまで積っている。
こちらは未踏破なことも踏まえるとマップと同じくらいのラップが掛かりそう。
続行するなら急がないといけないので、まずは雲取山荘目指して歩いていく。
わき目も振らずふかふかの雪を歩くけれど、あまりペースが上がらない。
雲取山荘から北はさらに踏み跡が少なくなり、少し歩いた所でトレースを見失った。
踏み跡の無い雪面に足を踏み込むと腰近くまで体が沈みこんだ。
ストックも使って進むけれど全くは捗らない。
木が生えている高台のほうへ逃げたら踏み跡を再度発見。
さらに少し進んでみたものの、踏み跡の深さが太ももまで達していた。
これは、かなり頑張っても夏場のラップ以上のペースは見込めないし、未踏破区間
なので迷うリスクも考慮して撤退を決断。
雲取山荘に戻ったら、どっと疲れが吹き出てきた。
雲取山への登り返しが堪え、避難小屋に着いたころにはすっかりへばっていた。
まだ14時なので日没前に鴨沢に降りられそうだけれど、1時間前よりも天候が悪化
していた。
雪が強くなってきたうえに強い風が北西から吹き付けてくる。
ポットのホットティをすべて飲み、スポーツドリンクも少し飲んでから下山を開始。
石尾根も登りとは景色ががらりと変わっていた。
視界が悪く、北西から吹き付ける風と雪で体力が奪われていく感じ。
この、フードをかぶっても顔が痛くなるような状況下でもアウター+ジオラインの
アンダーは暖かく良い感じだった。
(正確には頑張って動いても汗をかくほど暑くならなかった)
一方で、ほかの持ち物はいたるところで問題が発生。
まず一番まずかったのはケータイと充電器。
冷え切ってしまったせいか、現在位置確認に使っていたIphoneは30%残っていた
バッテリーが写真撮影後、あっという間に無くなった。
充電器もあまり機能しなくて、繋げてもほとんど充電できないような状態。
雲取山から石尾根への下りで暫く使用不能になった。
(現在位置確認はGarminのGPSが復活、カメラは対策難しいな。。。)
いつもより厚めの手袋をつけていたにも関わらず指先が痛くなった。
ズボンのポケットにカイロを入れていたけれど全く暖かくなかった。
結局太ももで暖めてしのいだ。
(冬用手袋は当然として、ハクキンカイロ買ってみようかな。。。)
写真に撮ったように、ペットボトルのVAAMをザックのサイドポケットに入れて歩いて
いたら、外気に露出している飲み口の部分から凍って飲めなくなった。
(これはペットボトルウォーマーで大丈夫かな。。。)
あと、この日は重量の関係で所持品から外したポータブルストーブがほしくなった。
(でも、こんな日は着火が難しそうだ。。。)
道中、凍って飲めないペットボトルを見てびっくりしつつも足早に下山。
今回は天候の読みが甘かったし装備の見直しが必要と少し反省。
とはいえ、雪山で起こりうる問題を実体験できた意味で有意義な山行でした。
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