愛宕山〜難台山〜吾国山
- GPS
- 09:24
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,314m
- 下り
- 1,319m
コースタイム
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 3:01
- 合計
- 9:25
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
それでも自宅から2時間弱で登山口に到着。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎愛宕山大駐車場 愛宕山山頂南側に大駐車場があり、推定100台以上は駐車可能。 舗装、区画あり。トイレ自販機も設置されている。 もともとは愛宕山参拝者向けの駐車場だが満車になることはないようで、ハイカーの長時間駐車も可。 ◎愛宕山 筑波や加波山とともに古くから信仰を集めた山で、現在は日本火防三山の一つとされ防火や消防関連者の信仰が厚い。 周辺住民の憩いの場となっており朝夕のウォーキングに登る住民が多い。 周辺は桜の名所でもある。 ◎愛宕山〜難台山〜吾国山縦走路 コースを通じて巻道がなくピークをたどるためアップダウンが連続し、低山と侮ると痛い目に合う。 特に危険な場所はないが、今の時期霜柱が融けると泥濘となり下りで滑りやすい場所があるので注意したい。 ただ地元の山岳会や有志などが整備に力を入れており、滑りやすい坂などではすべり止めの木の杭を設置するなど細かい心配りが感じられる。 コースの大半は稜線上の防火帯となっており、馬車道のような広い道が続いており、落葉の季節は気持ちのいいトレイルが続く。 登山道わきには山桜の木が多くみられ桜の時期がお薦めか?? 今回は愛宕山に車を置いてのピストンとなったが往復で20キロを超えるロングコースとなった。 マイカーで縦走を試みる場合、岩間駅周辺の駐車場に車を置き、縦走して水戸線福原駅に下って電車で戻るというプランが取れる。 また道祖神峠から難台山、吾国山それぞれをピストンするハイカーが多かった。 ◎展望ポイント ☆南山展望台 木製の展望デッキがあり北側の展望が開ける。またコース唯一富士山が見えるポイント。 ☆天狗の鼻 正面に加波山が対峙し、樹間から日光連山が見える ☆吾国山 南側の展望が開け霞が関から筑波、加波山が一望できる。 落葉期は樹間から浅間山、赤城山、日光が垣間見れる。 |
写真
感想
先週後半も甲信地方の山岳部は雪となり、ノーマルタイヤの我が家の車でのアプローチに不安があったので、2週続けて栃木から茨城の低山歩きに出かけることにした。。
土日ともに好天予報のため真岡のルートインに泊まり二日間で周辺の山をはしごする予定だ。
まず24日土曜日は愛宕山から難台山を越えて吾国山の縦走路を往復するプラン。
先週半袖隊長がここを歩いており参考にさせていただいた。
25日は朝の2時半に起きて3時半に自宅を出立。
高速で行くなら常磐道岩間ICが最寄だが、早く起きすぎたので谷和原ICから下道を使い5時半に出発点となる岩間の愛宕山大駐車場に到着。
東の空が白み始めた6時すぎに空身で愛宕山を往復。
この日は年に一度の大祭とのことで朝から参詣する人が多い。
駐車場に戻り荷物を整えていると、ちょうど日の出の時刻で御来光を拝むことが来た。
スカイロッジを抜け、乗越峠の先から登山道となり防火帯の広い道が続く。
最初のピークは南山。木製の展望デッキがあり、北側の展望が開ける。
ここはコース唯一の富士山が見えるスポットで筑波山の左脇に無事富士山を見ることができた。
いったん団子石峠に下り団子山、大福山と登降を繰り返し難台山への登りにかかる。
途中の天狗の奥庭の標識から踏跡をたどると天狗の鼻の岩場に出る。
正面に加波山が望め、樹間からは日光の山が垣間見える。
山頂直下の屏風岩は巨大な花崗岩の壁で、ここからも日光方面が望める。
ようやく登り着いた難台山頂は樹林に囲まれ展望はよくない。
地元の方の話では山頂周辺は国有林私有林が入り組みなかなか伐採というわけにはゆかないようだ。
次のピークでスズラン群生地への道を分けると木製階段の急坂を下って道祖神峠へ。
県道が峠を越えておりここに車を置いてピストンするハイカーが多いようだ。
車道をしばらく進み、立ち入り禁止となった洗心館から再び登山道へ。
当初は植林の赤土のすべりやすい登りで、やがて照葉樹の急坂を登り詰めると吾国山頂に到着する。
山頂は祠の周りが石垣で固められミニチュアの城跡のような様相だ。
南側の展望が開け、霞ケ浦から加波山、筑波山の山並みが一望できる。
西は樹林にさえぎられるが、葉が落ちている今の時期は樹間から浅間山や赤城山、日光が垣間見れる。
山頂で1時間ほど食事休憩ののち往路を戻る。
朝は霜柱で固められていた道が日差しで溶け始め、滑りやすい下りは気を使う。
小さな登降の繰り返しが腰にダメージを与えたようで、腰痛がきつくなり帰りは休んでは歩き、歩いては休むの繰り返し。
結局吾国山から4時間程度かけてなんとか駐車場に帰還。
先週歩いた雨巻山同様、この縦走路も地元の山岳会などが整備に力を入れているルートのようで、コースはよく整備されている。
360度の大パノラマと言った際立った展望所はないものの、ポイントポイントで展望が開け目を楽しませてくれる。
一部植林はあるものの大半は照葉樹で気持ちのいいトレイルが続く。
今回はピストンのため小さな登降が繰り返す20キロはちょっと長すぎたが、純粋な縦走ならばさほど厳しいレベルでもないだろう。
関東百名山ハンターならともかく、わざわざ東京から出っ張るだけの山か?と言われればそれまでだが、奥多摩や奥武蔵の同程度の山の場合多くは植林で埋め尽くされハイカーに踏み固められた登山道が続く。
昔ながらの里山を味わいながら、いつもと違う角度で北関東の山を眺めることができる山もいいではないか??
個人的には泊りがけでやってきた甲斐のある山だと満足できた。
下山後は予約していた真岡のルートインで宿泊。
26日は先週高峰で出会った地元のハイカーお奨めの鶏足山はじめ周辺の低山をはしごする予定。
match1128 さん
の連続ではないですか
よくこういうところをピストンで行かれますね。
計画書のを見ただけで私ならパスです
でも愛宕山には行ってみたいなぁ
hamburg
渋描き隊長、おはようございます。
確かに疲れましたし、後半は腰に来ましたが歩き終わって清々しい感じがしました。
奥多摩の植林を歩くよりはよほど気持ちいいですよ。
縦走ならたいしたことないけど、ピストンするとなると、単純に全て倍ですから、結構なロングトレイルになりますね。
関東百名山ハンターとして、東京からはしごしながら出っ張りましたが、おっしゃるとおり奥多摩や奥武蔵の同程度の山とは趣が全く異なり、関東百名山ハンターでなくても行く価値十分に有りです。奥多摩や奥武蔵しか歩いたことのない方にお勧めですね。
mtkenさん、おはようございます。
先週からこのエリアの山を歩いてますが、どの山もきれいに整備され関係者には頭が下がる思いです。
なんといってもやはり植林が少ないのがいいですね。
なかなか味わいのあるコメントですね
いつも思うのですが、写真以上に感想が読み応えありますね
じっくり写真とともに読み返しました。
里山ならではの原風景には山の高低に関係なく癒されますよね
里山といえば、似合うのはやはり竹籠ではないでしょうか
快晴とのこと、さらに楽しさ倍増
無事のご帰還、お疲れ様でした
マコト観音様、おはようございます。
確かに里山には竹かごが似合いますが、人相が悪い私ではキノコ泥棒や山菜泥棒に間違われるリスクもありかと??笑
mtkenさんの後塵を拝しておりますが、関東百を巡る途上の拙者。
吾国山に行くなら、暑い時期を外すほうがいい!と感じて、10日前に行ったばかりです。
実はその4〜5日前に、茨城県ご出身の方3名と会食の機会がありまして、「今度、吾国山に登りに行く」とご披露しました。
しかし、お三方とも、「吾国山、Where?」、その場でスマホ検索されて・・・「ああ、ここか!岩間ですね」との状況でした
茨城県と言っても広うござんすから、出身地に拠っては吾国山をご存じない方が多いのですね。
すぐ近くの、筑波山や加波山ともなると、認知度は急上昇するとは思いますので、同じ関東百でもそのギャップは大きい。
最高地点でも高尾山より低いですからスケールは知れていますが、平野部からぐいっと隆起している山域なので、存在感がありますね。
もちろん、植林部分が少ないので、登山道は明るいですし・・・。
手書き道標など、地元民に愛されているのも良く分かりました。
関東百に拘らず、「ナントカ百名山」は、その山に行くきっかけの一つに過ぎないと考えています。
行ってみないと、何事も分からないんですよねぇ
追伸:それにしても、拙者が歩いた時より、見事な眺望です。
拙者は富士山も、浅間も、日光連山も見えませんでした
隊長
吾国山というよりも岩間の愛宕山の方が知名度が高いと思います。
ま都内在住のハイカーでも『しょうとうさん』や『せんげんれい』と言われてもすぐにわかるハイカーの方が少ないのと同じだと思います。
特に登山歴の浅い最近のブームで登山はじめた皆さんはメジャー志向強いですしね。
確かに『何たら百名山』は未知のエリアへ向かうきっかけにはなりますけど、それにこだわりすぎるとその他の名山を取り逃がしちゃいますからね。
今回は雨巻山を調べて、初めて高峰を知り、高峰で出会った方から鶏足山を教えていただくということで、やはり未知の地域に行ったときは地元の方とのコミュニケーションが一番の情報源ですね。
今回も山中で出会った方や、山の整備にかかわる方からいい山をいろいろ教えていただけましたよ。
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