(ハイキング放浪記 東北編7) 230813の(1) 霧の釜臥山で自衛隊員に敬礼!
- GPS
- 00:31
- 距離
- 1.1km
- 登り
- 109m
- 下り
- 106m
コースタイム
天候 | 朝大雨(大雨警報発令) 霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | すき家むつ市店 下北交通大畑ターミナル その(2)に続く |
写真
感想
青森に来て一座目は釜臥山を予定していました。大尽山も考えましたが、天候の関係と熊の状況で今回は外しました。といっても次回があるかどうかですが。
朝食をすき家で食べ、一路展望台を目指します。しかしながら、カーナビに「釜臥山」とうちこんだところ、スキー場の方から登る登山口を指示され、迂闊にもそれを信じ込んで向かっていたのです。よって、終着駅になる大湊駅を撮影したりしました。
メインストリートから離れてスキー場に向かうとこになって初めて、「予定していたところとは違うぞ」ということになり、再びiPadairで検索、カーナビに打ち直しました。そこで30km以上も余分に運転することになったのでした。
恐山に向かう道から左に曲がっていきます。すると最初の自衛隊員が私を左の道に誘導してくれました。右の道やまっすぐの道は即自衛隊基地の構内になり不本侵入になるそうです。それでしばらく行くと、大きな駐車場と展望台みたいな建物、そこにも自衛隊員が1名おりまして、私に話しかけてきました。天気は霧で、雨粒は感じません。
「こんな中登りに来たの?あんたも物好きねぇ。」
「ほら、横浜ナンバーですから、今日来るしかなかったんですよ。」
「雨は降っていなさそうだから行ってらっしゃい。20分くらいで登れるよ。」
「はい、この天気の山に縁があったと思います。」
遊歩道を登っていきます。車道を登ると即逮捕だとか。
「高山植物」と書いてある看板もありますが、なるほど高山植物と言われるような花もいくつか見ることができました。
あとは、写真を撮影しながら着々と登っていきます。雨粒が多そうなので今回は、デジカメではなくiPadairを撮影用に持っていきました。こちらは完全防水ですから。
頂上が見えない分、ただただ黙々と前に進むしかありません。そうすると、朧げに山の形が見えてきました、これで目標が出来上がります。あとは山頂に向かうだけです。山頂にある仏様と三角点を撮影します、三角点は埋まっていてその場では等級はわからなかったのですが、後で調べてみると恐れ多くも一等三角点、流石に下北半島1の高山だというところの面目躍如でしょうか。
あとは、ここには自衛隊の基地とテレビ局のアンテナなどがありそれらを撮影して戻ってきます。正味1時間以内のハイキングでした。「日本百霊峰」「日本名山図会」「百名山以外の名山50」「県別リスト青森県の山」などに登録されています。
帰りに、最初に私を誘導してくれた自衛隊員と話をしました。
「ここ、いいですよね。山頂を一般市民にも開放してくれる。自衛隊が山頂を管理する山では、山頂には入れない山や、事前申し込みと決まった時間行こないといけないような山もあるんですよ。」
「まあ、ここはむつ市民とむつ市長がうるさかったからな。」
「それでも、こうやって誘導してくれたり、山頂を開放してくれたり、ありがたいです。」
「まあ、青森県民の優しさってところかな。」
「そんな自衛隊員に敬礼!!」
こうして私は次の目的地に向かったのです。
大畑にある旧大畑駅に出没しました。大湊から大畑まではかつての国鉄、下北鉄道が運行していた路線です。この路線は、津軽海峡を越えて「戸井町(当時)」と繋げるべく施設された鉄道でもありますが、最終的には鉄道を維持できなくなりバス転換されました。
太川さん、蛭子さんのバス旅では佐藤珠緒さんをマドンナにした会で、大間まで辿り着けずにここで終了、そのテレビ放映を見ていて「ここに来たい」と思っていた場所でした。なお、下北鉄道の電車がひと編成動態保存されておりイベントなどで運行されるそうです。その車両が展示されていないかなと思いましたが、残念ながらありませんでした。
今は使われていないホームに立ち、かつてここにあった鉄道について思い、ここを行き交った人々について想いを巡らせます。悲しげながらも幸せな時です。
そんな中、佐井村・大間方面からバスがやってきて数名の乗客が降り、2名の乗客が乗りました。今はバスターミナルとして、だるまストーブを取り囲むよう人が待ち、それぞれの目的地に向かうのでしょう。
この場所は、真夏もそうですが晩秋から冬が似合うような気がしました。
ここでこのレコはおしまいです、この日の続きは次のレコになります。
コメント
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反則!反則!…釜臥山は海(スキー場)側から登らなくっちゃ(笑)
観光道路側からいくと、きびしい自衛隊チェックがあるんですね。
てっぺんにレーダードームがあるから当たり前かもしれませんが、スキー場側からだと注意看板が一つあっただけでした。
…で大畑駅は、下北駅から大間・佐井に向かうバスの途中休憩場所(運転手のトイレタイム)なので、5分ぐらいウロウロすることができます。
今年7月(これは徒歩移動の際ですが)、ディーゼル列車が動いているのを見て「興奮」したことがあります。
いつも29番写真の車庫に保存されているのでしょうね。
今でもバス停の名前は「大畑駅前」ですが、下北鉄道が運行されていた名残りですね。
[追伸]下北半島では、釜臥山・大尽山に加え、縫道石山と吹越烏帽子の四座に登れば、全国系山リストでの取りこぼしはまずないと思います。
隊長
どちらから登るか考えたのですが、天候のことを考え、北側から登りました。自衛隊基地への分岐が2カ所ほどあり、そこには必ず自衛隊員が立っており、駐車場の方へ誘導しておりました。きっとこれ、1日中毎日やってるんですよね。(開放時間外は施錠しているのだと思いますが。)
そう考えると、人件費だけでも結構なものだと思います。大滝根山のように閉鎖してしまう方が、コスト的には楽なのでしょう。
大畑は行ってみたいところでした。私が行ったときには、残念ながら鉄道はありませんでしたが、雰囲気を感じることができました。その先には、まだ作ってる最中のトンネルの跡等もあり、「この路線ほんとに北海道までたどりつけよう」と、思っていたんだなぁと考えさせられました。
この辺次回はいつなったら行くんでしょうかね、とりあえず優先度は一旦下がったような気がします。
北海道からの帰りに、時間があれば青森行きではなく大間行きのフェリーを選択することがあるかもしれませんね。その時には「大尽山」に行きたいと思っています。
aideiei@宮城県でした。
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