富士山吉田口馬返しから



- GPS
- 05:19
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,320m
- 下り
- 1,938m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 5:19
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ポイントは7合目〜8合目辺りの岩登り区間ですね。ここで一気に体力削られた感じで、これ以降はやや高山病気味な感じで、気分が悪くなったりは無かったのですが、フラフラで思うように体が動かずペースも大きく落ちてしまいました。 下山道は砂走りみたいな感じなんですが、御殿場ルートの本場の砂走りほど砂が深くなく砂の下には硬い地面があるため、ペースを上げようとすると固い地面の上を砂が滑ってしまうのでスリップの危険性があって思うように走れませんでした。 |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
感想
富士登山競走後、コロナを発症してしまいしばらく走ったり山登ったりできませんでしたが、お盆に軽い登山をこなして、それ以来となるコロナ後初のハード登山でした。
ちなみに吉田口馬返しから山頂を目指すのは人生2度目。
前回は12年前、長男が中2の8月最後の週末でした。
当時ホントは5合目から登るつもりだったのですが、シーズン最後ということもあって駐車場が満車ということで諦めて馬返しへ。天気があまり良くなくて、やや雨がパラつくような状態の中、カッパを羽織ってとりあえず様子見で五合目まで行ってみようということにしてスタート。いざ五合目に着いてみると雨は止んでいて意外と大丈夫そうな空模様。普通に登山客も登って行ってましたので、それじゃ山頂目指すかとなり、結局その時は五合目まで約1時間、山頂までが休憩込みでプラス2時間45分程度だったと思います。ちなみに八合五勺の最後の山小屋からペースを上げて追い込んだ長男は3時間半ちょっとだったと思います。
それ以来となる吉田口ルートの富士登山。
前の日の夕方に少し家の近くでスピード練をやったのですが、久しぶりということもあり体の重さというか、切れの悪さを感じましたので、当日はいきなりガチで追い込むことはせずに、無理せずペースをキープすることを考えました。その中でも目標タイムは3時間半に設定。ベストコンディションではないとは言え、本番のことを考えたら現状でも最低限これぐらいは目指さないといけないかと。タイムの配分的には、五合目までで1時間、そして山頂までで2時間半。
そしていざスタート。
疲労度の違いはありますが、ペース的にはこの前の富士登山競走五合目コースの時と同じ程度のイメージですね。ちなみに富士登山競走の時は、登山区間のタイムはおよそ1時間2分。
楽でもなく、かと言ってきつ過ぎないそんなペースで淡々と登って行った感じですね。
そして5合目佐藤小屋下の林道の山頂コースチェックポイント辺りでのタイムはほぼほぼ想定通りの1時間程度。ここまでは順調でしたが、来年の本番では、馬返しまでの10劼舛腓辰箸1時間10分程度で走った上で、この程度、できればもう少し速いタイムが求められますので、まだまだ満足する訳にはいきません。
さてここからは12年ぶりですので、ほぼほぼ未知の領域と変わりません。
佐藤小屋のすぐ上の星観荘を過ぎ、まだ少しの間林間トレイルが続きます。それが終わって辺りが開けたかと思うと、五合目スタートの人達が右の方から合流してきます。ここから七合目まではひたすらスイッチバックの登山道を登っていく感じ。この辺りまではまだまずまずな感じで行けたのですが、七合目の山小屋を過ぎると様子が一変して、固まった溶岩地帯の急坂を登って行く登山道です。この早朝の時間帯は、ご来光見たい人達はもう登ってるし、この日山小屋泊の人はまだ来てないしで割りと空いてて良かったのですが、それでもそれなりに人は多いですので、凄い渋滞にはならないものの所々で待ったりは出て来ますので、そういう所では可能な限りメインのルートの脇などを通って抜かせてもらいました。でもやっぱりこれが結構身体に負担が大きくて、ただでさえ岩場の急登ですから、しばらくすると身体が思う様に動かなくなってきました。頭痛とか吐き気とか、そういうのは無くて補給も取れていたのですが、とにかく身体がダルい感じで少しフラフラ、全くペースを上げられなくなってしまいました。それでも途中で2回ほど小休止を挟んで山頂を目指します。まぁペースが上がらないとは言っても普通の登山者に比べればそれよりもまだ少し速いくらいですが、元気にガシガシ登って行く外人さんには置いてかれました。何せこのコース12年ぶりですので細かい記憶なんて残っておらず、七合目から先はずっと岩場の急登が続くイメージでしたが、実際には八合目を過ぎる頃には再びスイッチバックの登山道に戻って、これで少しは救われました。タイム的に、七合目までは割といい感じで目標からさらに削れそうな勢いだったのですが、それ以降のペースダウンでそんな目論見も崩れ去り、目標クリアが微妙な感じになってきてしまいました。とは言え今はタイムを気にしてられる余裕も無い状態ですので、とにかく身体を動かし続けて山頂にたどり着くことだけを考えます。八合五勺を過ぎ、九合の小屋跡を通過し、案内表示の山頂までの距離と時間が残り少なくなってきました。とにかく無心で登り続け、山頂のすぐ下の鳥居をくぐる少し前に、残念ながら目標の3時間半は過ぎてしまいましたが、程なく鳥居をくぐり、その先で先に余裕のゴールを迎えていた相方氏が声を掛けて写真を撮りながらの出迎えを受け、何とか3時間32分程度ではゴール出来ました。コロナ明けで完全な本調子でなかったと言うのもありますが、それでも七合目以降のグダグダ状態を考えれば、このタイムはまぁ悪くないと思います。もう少し鍛え直して普通に登れるだけで、後20分ぐらいは短縮出来ると思います。問題は、それぐらいのパフォーマンスを、馬返しまでの10kmちょっとのロードの後にやらないといけないということ。まだまだ道のりは長いです。😂
山頂でコーラを買って少しだけ休んだら、直ぐに下山道を降ります。ホントはガシガシ駆け降りたいところですが、登りの最後の方に内転筋がつりそうな感じがあったので、無理すると前の修行走みたいに足全部つって動けない状態になりかねないと思い、まずは様子見でつらない程度のハイペースの歩きで半砂走り状態の下山道を降って行きます。そんな路面ですので、油断すると滑る危険性もありますので気が抜けません。足もある程度降りの衝撃に慣れてきて大丈夫になった辺りで走ったりもしましたが、いずれにせよあまり無理はしない程度のペースで。とは言え10分で200〜250mぐらいは降るペースでしたので遅くは無かったですね。ひたすら下山道のスイッチバックを繰り返して、落石避けの洞門の脇を通過したら、そのすぐ先でお馬さんが待機している姿が。ゼロ合目が馬返しと呼ばれてますが、ここがホントの馬返しですね。五合目駐車場へ向かうルートと分かれ、佐藤小屋方面へ向かう登山道を進み、星観荘を過ぎそのすぐ下の佐藤小屋を、登山競走の時とは逆方向に進み、下の滝沢林道に出た所からは、前日に相方氏が用意してくださった、ゲートの先の車を目指して最後の試練。下りではありますが、舗装林道を5劼曚俵遒渦爾蠅泙后Bの方は意外と回復していて衝撃にも耐えられる状態になっていましたので、全力には程遠いものの、5分/卍度のペースで淡々と下って行けました。でもそんな調子も途中まで。ラスト1劼阿蕕い狼泙縫クッと来てしまい、グダグダペースになってしまいましたが、何とか耐えて無事にゴールすることができました!
用意していただいた相方氏の車でスタートの馬返しまで送っていただき、健闘を称えあって別れた後、車の中で着替えをしていたら携帯が鳴りました。オクサンからでした。某合宿で海外に行ってた娘が、コロナにかかってしまい、回復後もあまり調子が良くないので急遽途中で帰国するとのことで、成田まで迎えに行ってほしいというなかなかの緊急事態。着替えてすぐに車を走らせ、富士吉田ICから高速に乗り成田まで。分かってはいましたが成田は遠い!到着ゲートから出てきた娘は意外と元気で安心しましたが、そこから家までまた長距離ドライブ。途中寄り道もありましたが、無事に家に帰り着いたのは夜の10時を過ぎた頃。我ながら中々ハードな1日をよく無事に乗り切ったなと思いました。
来年の富士登山競走に向けてはまだまだ修行が足りません。個人的にはシーズンが終了した直後ぐらいに空いた登山道でもう1回ぐらいチャレンジしておきたいなという気持ちでいますが、果たしてどうなることやら・・・
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