道坂峠 - 御正体山
- GPS
- 09:20
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,060m
- 下り
- 1,040m
コースタイム
7:45 ―(0:25)―> 8:10 ガンギ沢ノ頭(10休憩)
8:20 ―(1:05)―> 9:25 岩下ノ丸(10休憩)
9:35 ―(0:05)―> 9:40 ぶどう峠
9:40 ―(1:30)―> 11:10 白井平分岐(10休憩)
11:20 ―(0:55)―> 12:15 にせ頂上(5休憩)
12:20 ―(0:10)―> 12:30 御正体山山頂(15休憩)
12:45 ―(0:30)―> 13:15 白井平分岐
13:15 ―(1:10)―> 14:25 ぶどう峠
14:25 ―(0:20)―> 14:45 岩下ノ丸(10休憩)
14:55 ―(0:15)―> 15:10 クマ接近遭遇(5休憩)
15:15 ―(0:25)―> 15:40 ガンギ沢ノ頭
15:40 ―(0:20)―> 16:00 今倉山分岐 (5休憩)
16:05 ―(0:25)―> 16:30 道坂隧道(都留側)
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
尾根登山道 気温7度前後 残雪 20〜30cm やや表面がクラスト状態。 ☆ツキノワグマ遭遇!! 凄い勢いで私の20mくらい先の登山道を横切り、道志側へ駆け抜けていきました。 |
写真
感想
平成22年3月13日(土)
週末の天気は、良いということで、多くの登山者が行くような
丹沢山塊のコースは泥祭り開催必至と別のコースを選びました。
候補の中から、道志山塊最高峰、アクセスの悪さと眺望の無さから不人気No.1?の
御正体山に行ってきました。
御正体山へは、山伏峠からのアクセスが一般のようなので
(平成16年に皇太子殿下が、登ったコース)、
更に、アクセスが悪く、道のりが長く、樹木に眺望を阻まれ、要所要所にポイントが無く、
人気の無い 道坂峠−御正体山 コースを選択しました。
家を出る頃は、気温15度と泥祭り日和を漂わせていました。
道志道に入ると除雪はされていましたが、路肩には岩と化した雪が積み上げられ、
融けた勢いで道に転がり出ていて走りにくい危険な状態でした。
道志道から都留市に抜ける道を道坂隧道に向かい、隧道を都留側に抜けて、道路わきに車を止めます。
除雪と工事事務所の所為で、車を停める場所が極端に少なくなっています。
私の前について、登山準備をしている車の横に乗り入れて、駐車位置を何とか確保しました。
気温は1度、なんとか雪の状態が良いことを祈ります。
隧道脇の今倉山への登山口を登り、稜線に出ると今倉山と御正体山の分岐に出ます。
雪は水っぽく10cmくらいでしょうか、今倉山へはトレースがありますが、
御正体山へのコースには、先ほど駐車場隣で登山支度をしていた御夫婦1組が先行して付けた足跡のみです。
このコースの人気の無さを確信しました。
このコースは、片道6km程度?2つほどのピークを越えて、頂上前1kmくらいから
止(とど)めの400m急登があります。
すべてが尾根道伝いなので迷うことがありませんが、トレース無しでは精神的に良くないですね。
わずかに樹木に赤ペンキやリボンを頼りに進んでいきます。
尾根上は、積雪20cm強で表面が凍結していて、雪を踏み抜いて踏み固めるの繰り返しで、
1歩で2歩分の体力を使います。
ほとんど先行するご夫婦のトレース泥棒をさせていただき、助かりました。
無雪期で休憩込みで登り3時間、下り2時間程度、
自分のペースと積雪から、山頂11時頃着、駐車場戻りを15時着を予定としました。
陽射しが射し、風が無く、雪質も柔らかくなり、今年最後の雪山歩きとしては、良い状況ですね。
時折、見晴らしが開けて、南側 道志川を挟んだ西丹沢の山並みや北側 三つ峠山、大菩薩連嶺、奥秩父の山並みが疲れを癒してくれます。
樹木に囲まれた気持ちの良い尾根道が、これといったポイントも無く延々と続きます。
「世田谷のY.Hさん?」が、木に取り付けてくれた手作りの小さいポイント名称の木札が、
かろうじてポイント代わりになり、休憩地点となります。
白井平分岐までは、先行しているご夫婦と私だけがこの稜線を歩いているだけのようで、後続からの追越しもありません。
白井平からのトレースとぶつかると、トレースは大勢の踏み跡となりましたが、それも途中までで頂上までは、一人分の足跡しかなかったそうです。
白井平分岐で山頂到着予定の11時になってしまいましたが、ここでアイゼンを装着して、心臓破りの急登に足を踏み入れました。
上を見ると終わり無く続いているように見えるので、足元を見るようにして登っていきました。
ブナ林の広い場所に飛び出たので山頂かと思ったのですが、山頂の様子は無く先行者のトレースは広い尾根を更に北に延びていっていました。
折れかけた心を立ちなおらさせて、突き進みます。
ようやくテーブルと小さな社のある山頂に到着しました。
陽だまりの気持ちの良い山頂ですが、やはり眺望はありませんね。
先行していたご夫婦が、昼食をテーブルでとっていて、ベンチを譲っていただきました。
陽だまりの気持ちの良い山頂ですが、やはり眺望はありませんね。
山歩きを趣味にされているようで、先々週白根山に行かれたとか山梨100名山の半分を歩いたとか、
ご一緒にお話させていただきました。
今朝は、三輪神社からのコースに出かけて林道に入ったそうですが、工事中で道が泥だらけだったので、
道坂峠まで車で上がってきたそうです。
今日のコースで、クマの足跡のようなトレースがあったと言っていましたので、私が見たのは鹿のトレースのようだったとお伝えしました。
陽が長くなったとは言え、戻り時間が夕暮れにならないうちに、先行して帰路につきます。
良くこんなところを上ってきたなと思う斜面を下りていくと、一人の登山者と7名ほどの年配の登山者が登ってきました。
年配の登山者たちは、かなり急登にまいって来ている様で、「山頂は近いですか?」と聞くので、「今一息ですよ!」と励ましてあげました。
戻り道では、雪も溶け出して、我々のトレース跡の地面が見えているところもありました。
午前中と異なり、周辺の山並みのコントラストもハッキリしてきていました。
ただ、風が強くなってきて、休憩すると寒いくらいですね。
岩下ノ頭で休憩しているとご夫婦が追いついてきて、少し休憩すると先行していきました。
融け始めた雪は、斜面の土を巻き込んで滑りまくります。
下りきり平坦な尾根道を進んでいると、視界の都留市側の方向から黒いものが駆け上がってきました。
凄い勢いで私の20mくらい先の登山道を横切り、道志側へ駆け抜けていきました。
いままで、鹿、カモシカ、猪などは、見かけたことはありましたが、
クマを見たのは初めてでした。
よく登山口に掲げてあるグリズリーみたいな絵のクマとは違い、大柄な猪くらいの大きさだったと思います。
とは言え、鉢合せしなくて良かった!
たった今走り去った足跡を撮影して、あたふたと先に進みます。
気になりだしたら、数箇所クマのトレースのようなものが目に付きました。
ご夫婦が話していたトレースは、やはりクマの足跡のようでした。
隧道道志側の分岐を通過して、隧道上を通過、今倉山への分岐を都留側に下りていきます。
案の定この道は、大泥祭りとなっていて、下るのに気を使いました。
駐車場に到着すると、帰り支度をしているご夫婦に会うことが出来ましたので、クマを目撃した話をさせていただきました。
お互い鉢合せをしないで、無事に下山できたことを喜んで、帰宅の安全を挨拶して別れました。
駐車場到着 16時過ぎとなりましたが、日が暮れる前に到着することが出来てよかったと思います。
長〜い静かな尾根歩きを楽しみたい方には、このコースをお勧めします。
お気に入りに登録有難うございます。
私もこのコース一月に行きました。
昨年末行った、菰吊山からの富士山が素晴らしかったので同じような眺望を期待して。最後の急登を終えると
富士山 がズドーンと見え、、、ません。。。
このレコが先にあったら行かなかったかも。
ご存知で行かれたのですね。
都留市側の三峰神社から上がると富士ビューポイントが有るらしいですが。。
熊遭遇、何事も無くて良かったです。
こんばんは、i_wata18 さん。
コメントありがとうございます。
(気付くのが遅くて申し訳ありませんでした)
i_wata18 さんの山行記録は、
私の行動範囲に近くて大変参考 に
なります。
これからも山行記録を参考にさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
今回私はこのルートは初めてでしたので、
starfox先輩のヤマレコを参考にさせて戴きました
やっぱり坂ノ落合からが一番キツイです
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