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Yamareco

記録ID: 589125
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ハイキング
箱根・湯河原

【湯河原作戦】南郷山・幕山・城山・天照山【戊48.3】

2015年02月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:41
距離
26.9km
登り
1,657m
下り
1,551m

コースタイム

日帰り
山行
6:54
休憩
0:47
合計
7:41
9:04
52
新島バス停
9:56
50
406.6mピーク
10:46
10:51
30
星ヶ山公園
11:21
11:23
19
11:42
11:43
13
自鑑水
11:56
11:57
36
12:40
13:00
33
13:33
35
しとどの窟
14:08
14:13
55
15:08
11
天照山
15:19
15:22
6
白雲の滝
15:28
15:32
6
天照山神社
15:38
44
去来の滝
16:22
16:23
3
五段の滝
16:26
16:31
14
不動滝
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
往路:JR東海道線真鶴駅〜箱根登山バス新島バス停
復路:箱根登山バス公園入口バス停〜JR東海道線湯河原駅
コース状況/
危険箇所等
公的にハイキングコースとなっている道以外は荒れている。
その他周辺情報 町営温泉施設こごめの湯
土曜日は1日1本しかないバスを降りる。
2015年02月14日 09:04撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 9:04
土曜日は1日1本しかないバスを降りる。
竹林の中、やや急な坂を上っていく。
2015年02月14日 09:11撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 9:11
竹林の中、やや急な坂を上っていく。
南側から見る丹沢
2015年02月14日 09:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 9:13
南側から見る丹沢
甘い香りがすると思ったら梅が少しばかり咲いていた。
2015年02月14日 09:23撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 9:23
甘い香りがすると思ったら梅が少しばかり咲いていた。
道は細くなりつつも真っ直ぐ続いている。
2015年02月14日 09:29撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 9:29
道は細くなりつつも真っ直ぐ続いている。
茶畑に出たところで道が無くなる。
2015年02月14日 09:34撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 9:34
茶畑に出たところで道が無くなる。
が、藪に覆われていただけだった。この辺りの破線は概ねこんな感じ。
2015年02月14日 09:39撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 9:39
が、藪に覆われていただけだった。この辺りの破線は概ねこんな感じ。
54号鉄塔
406.6mピーク
2015年02月14日 09:56撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 9:56
406.6mピーク
意気揚々と歩を進めたものの、
2015年02月14日 09:57撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 9:57
意気揚々と歩を進めたものの、
道があるはずの所は藪に覆われていた。
2015年02月14日 10:07撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 10:07
道があるはずの所は藪に覆われていた。
間伐地から迂回してみたが、尾根辺りは深い藪に覆われていた。
2015年02月14日 10:16撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 10:16
間伐地から迂回してみたが、尾根辺りは深い藪に覆われていた。
やむを得ず、星ヶ山は放棄、南郷山へ向かう。
2015年02月14日 10:32撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 10:32
やむを得ず、星ヶ山は放棄、南郷山へ向かう。
日蔭は雪が凍っていて滑る。
2015年02月14日 10:36撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 10:36
日蔭は雪が凍っていて滑る。
開けた所に出たが、ここは星ヶ山公園
2015年02月14日 10:46撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 10:46
開けた所に出たが、ここは星ヶ山公園
星ヶ山公園展望台から相模湾
2015年02月14日 10:48撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 10:48
星ヶ山公園展望台から相模湾
あの山が星ヶ山だろう。
2015年02月14日 10:49撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 10:49
あの山が星ヶ山だろう。
伊豆大島
2015年02月14日 10:49撮影 by  DSC-WX200, SONY
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2/14 10:49
伊豆大島
天城の方まで見えているかもしれない。
2015年02月14日 10:51撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 10:51
天城の方まで見えているかもしれない。
南郷山登山口
2015年02月14日 11:10撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 11:10
南郷山登山口
藪の刈り払われた道
2015年02月14日 11:11撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 11:11
藪の刈り払われた道
南郷山山頂
2015年02月14日 11:21撮影 by  DSC-WX200, SONY
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2/14 11:21
南郷山山頂
展望は良い。が、道中の展望はもっと良い。
2015年02月14日 11:22撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 11:22
展望は良い。が、道中の展望はもっと良い。
天照山・大観山方面
2015年02月14日 11:23撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 11:23
天照山・大観山方面
急傾斜を下る。
2015年02月14日 11:27撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 11:27
急傾斜を下る。
今度は自鑑水へ。
2015年02月14日 11:33撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 11:33
今度は自鑑水へ。
岩が出てきた。
2015年02月14日 11:35撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 11:35
岩が出てきた。
木漏れ日が気持ちよい。
2015年02月14日 11:40撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 11:40
木漏れ日が気持ちよい。
自鑑水
2015年02月14日 11:42撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 11:42
自鑑水
その昔、戦に敗れた武将が自害しようとしたが、成功者となった自分のイメージが湧いて気を持ち直したという。簡単に自殺してはいかんということだろう。
2015年02月14日 11:43撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 11:43
その昔、戦に敗れた武将が自害しようとしたが、成功者となった自分のイメージが湧いて気を持ち直したという。簡単に自殺してはいかんということだろう。
所々に霜
2015年02月14日 11:49撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 11:49
所々に霜
いよいよ幕山へ。
2015年02月14日 11:50撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 11:50
いよいよ幕山へ。
幕山山頂は大盛況。
2015年02月14日 11:56撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 11:56
幕山山頂は大盛況。
山頂からの展望
2015年02月14日 11:57撮影 by  DSC-WX200, SONY
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2/14 11:57
山頂からの展望
山頂は人が多いので山頂周回コースを歩いてみる。
2015年02月14日 11:58撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 11:58
山頂は人が多いので山頂周回コースを歩いてみる。
山頂下をぐるっと回るこのコースは、
2015年02月14日 12:00撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 12:00
山頂下をぐるっと回るこのコースは、
静かで、
2015年02月14日 12:00撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 12:00
静かで、
展望も良く心地よい。
2015年02月14日 12:01撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 12:01
展望も良く心地よい。
九十九折の道を下る。
2015年02月14日 12:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 12:13
九十九折の道を下る。
湯河原の街並み
2015年02月14日 12:20撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 12:20
湯河原の街並み
幕山の岩肌
2015年02月14日 12:31撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 12:31
幕山の岩肌
ここから湯河原梅林公園
2015年02月14日 12:31撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 12:31
ここから湯河原梅林公園
多くのクライマーが岩に挑戦していた。
2015年02月14日 12:33撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 12:33
多くのクライマーが岩に挑戦していた。
青空に映える紅梅
2015年02月14日 12:36撮影 by  DSC-WX200, SONY
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2/14 12:36
青空に映える紅梅
白梅
2015年02月14日 12:37撮影 by  DSC-WX200, SONY
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2/14 12:37
白梅
湯河原梅林入口
2015年02月14日 12:40撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 12:40
湯河原梅林入口
甘酒で小休止
2015年02月14日 12:45撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 12:45
甘酒で小休止
川を渡って、
2015年02月14日 13:00撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 13:00
川を渡って、
城山へ。
2015年02月14日 13:08撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 13:08
城山へ。
細い、やや傾斜のある坂道を上り、
2015年02月14日 13:10撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 13:10
細い、やや傾斜のある坂道を上り、
時折、沢も渡渉する。
2015年02月14日 13:12撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 13:12
時折、沢も渡渉する。
唯一の鎖場。転倒防止用。
2015年02月14日 13:23撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 13:23
唯一の鎖場。転倒防止用。
しとどの窟
2015年02月14日 13:33撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 13:33
しとどの窟
水の滴る周りには氷柱
2015年02月14日 13:33撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 13:33
水の滴る周りには氷柱
上がった先に子守地蔵様
2015年02月14日 13:42撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 13:42
上がった先に子守地蔵様
城山隧道を潜った後、この上を城山へ向かう。
2015年02月14日 13:47撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 13:47
城山隧道を潜った後、この上を城山へ向かう。
隧道を出た先の展望所から。
2015年02月14日 13:49撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 13:49
隧道を出た先の展望所から。
午後に入っても快晴が続く。
2015年02月14日 14:03撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 14:03
午後に入っても快晴が続く。
城山山頂
2015年02月14日 14:08撮影 by  DSC-WX200, SONY
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2/14 14:08
城山山頂
山頂から真鶴方面
2015年02月14日 14:09撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 14:09
山頂から真鶴方面
山頂から伊豆大島
2015年02月14日 14:10撮影 by  DSC-WX200, SONY
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山頂から伊豆大島
網代・伊東の辺り
2015年02月14日 14:10撮影 by  DSC-WX200, SONY
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網代・伊東の辺り
来た道を戻る。
2015年02月14日 14:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 14:13
来た道を戻る。
大島もそろそろ椿まつりだろう。
2015年02月14日 14:31撮影 by  DSC-WX200, SONY
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大島もそろそろ椿まつりだろう。
奥湯河原の町
2015年02月14日 14:32撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 14:32
奥湯河原の町
綺麗な山だ。歩いてみたいが。
2015年02月14日 14:53撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 14:53
綺麗な山だ。歩いてみたいが。
天照山
2015年02月14日 15:08撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 15:08
天照山
山といっても中腹辺り。
2015年02月14日 15:08撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 15:08
山といっても中腹辺り。
下山に移る。
2015年02月14日 15:10撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 15:10
下山に移る。
白雲の滝
2015年02月14日 15:19撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 15:19
白雲の滝
滝の真下から
2015年02月14日 15:20撮影 by  DSC-WX200, SONY
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滝の真下から
手すりなど整備された道を行くと、
手すりなど整備された道を行くと、
山の中にしては立派な天照山神社
2015年02月14日 15:28撮影 by  DSC-WX200, SONY
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2/14 15:28
山の中にしては立派な天照山神社
天照山神社参道
2015年02月14日 15:33撮影 by  DSC-WX200, SONY
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天照山神社参道
去来の滝
2015年02月14日 15:38撮影 by  DSC-WX200, SONY
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2/14 15:38
去来の滝
その後、沢沿いに下っていけば、
2015年02月14日 15:47撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 15:47
その後、沢沿いに下っていけば、
下山。
2015年02月14日 15:55撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 15:55
下山。
湯河原温泉郷に到る。
2015年02月14日 16:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 16:13
湯河原温泉郷に到る。
五段の滝と湯煙
2015年02月14日 16:23撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 16:23
五段の滝と湯煙
不動滝
2015年02月14日 16:29撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 16:29
不動滝
不動滝を間近から。
2015年02月14日 16:31撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 16:31
不動滝を間近から。
名も無い滝
2015年02月14日 16:37撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 16:37
名も無い滝
最後はこごめの湯。昨年も来たかも。
2015年02月14日 16:45撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 16:45
最後はこごめの湯。昨年も来たかも。
湯河原温泉の灯
2015年02月14日 17:46撮影 by  DSC-WX200, SONY
2/14 17:46
湯河原温泉の灯
撮影機器:

感想

昨年同様、大藪小藪に大苦戦。星ヶ山は断念したが、代わりに天照山に詣でることができ、戦果は上々。

【星ヶ山を指向、そして断念】
当初は石名坂バス停から始める予定だったが、土曜日はバスが運行していないとのことで、さらに海寄り下手の新島バス停から始める。真鶴駅発0855時のバスが土曜唯一のバスだ。下手から始めたので、最初は山手まで急傾斜を上る。
道は舗装路からやや荒れ気味の細道となり、だんだんと山道ぽくなっていく。途中、茶畑に出たところで道が途絶える。道が不明瞭な場合、開けた箇所が最も注意を要する。茶畑の周りをぐるっと回っても先へ通じる道が無さそうなので、最初に突き当たった箇所に戻り、注意深く藪の先に目をやる。その先が通じているようだったので藪の中に突っ込めば、その先道が開けた。昨年も熱海周辺で藪にやられたので、今回も注意せねばなるまい。
藪に悩まされるのも続かず、比較的まともな道になったので安心していたが、406.6mピークを過ぎて舗装道路のカーブに突き当たったところに、本来であれば小田原と真鶴の境となる尾根を進む道(ただし破線)があるはずのところ、道が無い。鬱蒼とした藪が広がるのみだ。取り付き箇所を探して右往左往するが、右を探っても左に行っても藪しかない。先ほどのように藪の中に道らしきものが無いか目を皿のようにして見るも、立錐の余地無く藪が茂っている。一度薮の中に体を突っ込んでみたが、茎に棘があるのを見て早々に諦める。
仕方がないので、星ヶ山を諦め林道を南郷山へと向うことにした。その足を向けた矢先、斜面が階段状になっている箇所を見つけ、星ヶ山へのアプローチに再チャレンジ。しかしながら、入った先は登山道ではなく間伐作業地であり、道があるはずの尾根付近は相変わらず藪が茂っている。藪を避けつつ尾根を上がっていくことも考えたが、足元も悪く、行く末の多難なることが予想されたので、星ヶ山はきっぱりと放棄することにした。
遭難には雪崩や落石等自分自身では如何ともし難い場合があるが、それ以外については十分に危険予知というか、今後どうなるか、どうすべきかといった想像を働かせたいものである。

【南郷山への迂回、そして幕山へ】
星ヶ山は残念だったが、林道を歩いていった先は星ヶ山公園で展望所もあり、災い転じて福となった感がある。展望台から一際飛び抜けた星ヶ山や伊豆大島、天城山地を見渡し、引き続き林道を南郷山へ向かう。
海沿いは積雪も無かろうと考えていたが、やはり日蔭ともなると若干積雪がある。しかも凍結しているのが厄介だ。気を抜けばすってんころりんだ。道中、地図上では破線ルートとの分岐があったりするのだが、実際に見るとやはり取り付く島も無い状況で、熱海・湯河原地域の破線については、あまり期待しないことにした。
南郷山に近づくと標識があり、そこから藪の刈り払われた登山道となる。右側に広がる相模湾を眺めながら歩けば山頂は近い。
山頂以降、ハイカーが目立ってくる。一旦林道に下りた後に、自鑑水を目指して再度森の中へ。池沼地帯なのかと思っていたが、池が一つあるだけのようだ。
その後、再度林道に出て向い側の山道に入り、階段状の道を上ればすぐに幕山山頂に到る。反対側の梅林から上がってくるのだろう、山頂には何十人もの人々が集結している。ちょうどお昼時でもあった。
山頂をぐるりと回るコースがあったので、そちらに入ってみると、山頂の喧騒とはうって変わって静かで、しかも箱根方面の展望が良い。ここで休んでも良かったのだが、下の梅林の方で売店が出ているだろうとジグザグの道を下る。

【咲き始めの梅の香を背に城山へ】
下った先は湯河原梅林公園。梅の宴期間中は200円だ。梅の時期にはちと早いようで目立つほどに咲いているのは数えるほど。そのわずかな梅が青空に、また大岩に映える。幕山の公園側は聳え立つ岩の壁で、幾十人もの人がクライミングに励んでいる。
温泉まんじゅうにしようか、坦々やきそばにしようかと思ったのだが、今日はカロリー補給少なめで行こうと甘酒に抑える。
川を渡り、再度山域に入るが、午後に入ってから何百mも上るのは結構大変である。しかし、このくらいのアップダウンは難無くこなせるよう、4月頃までには体勢を整えたいところだ。それにしても急な登りで時折渡渉もある。足元には注意が必要だろう。
しとどの窟では氷柱、さらに上に進めば凍った雪の道と、高度を上げるにつれて道が難化するかと思われたが、隧道を潜って日の当たる南面に出ると、凍てついた薄暗い山陰は暖かい山陽へと様相を変える。ぐるっと回って隧道の上を渡り、ずっと下っていって最後に一上りすれば城山山頂。城山と言うからにはかつては本当に城(土肥城)だったわけだが、海から周囲の山からよく見渡すことができ、良い立地に城を築いたものだと感心する。

【天照山を経て下山】
星ヶ山を断念した分、時間ができたので、奥の天照山まで足を伸ばすことにする。椿ラインという車道歩きとなるが、独立した歩道は無く、路側帯も狭いところ、スピードを出す車もあるので特にカーブは気をつけないといけない。展望が良いだけについつい頭左をしてしまうところだが、エンジン音が聞こえたら車道に向き直る。
道中、非常に端整で綺麗な山肌の山が見え、時間があればもう少し足を伸ばしたいなと思ってしまったが、直登するような山道はなく、ヘアピンの車道を登っていかねばならず、それでは日が暮れてしまう。しかも、頂上付近は航空レーダー関係の施設らしく、軽々に立ち入れないだろう。綺麗なだけに残念だ。天照山(バス停)は、そんな山の中腹にある。奥湯河原の町を挟んで反対側に岩戸山があり、それに対する天照山。霊験あらたかに思えるところ、実はバス停くらいしかないが、そこから下る道は大きな滝が相次ぎ沢音とともに耳目を楽しませてくれる。

不動滝を経て温泉で一汗流し全て完了。今度は岩戸山〜十国峠辺りを軸に歩いてみたいと思う。或いは、梅が咲きほころぶ頃にもう一回来ようかな。

〜おしまい〜

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