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Yamareco

記録ID: 5904108
全員に公開
ハイキング
四国

石墨山-法師山-白猪山(愛媛県・皿ヶ嶺連峰県立自然公園)

2023年09月04日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:00
距離
8.5km
登り
843m
下り
829m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:00
休憩
1:52
合計
9:52
距離 8.5km 登り 843m 下り 846m
7:10
1
唐岬の滝駐車場
7:11
47
石墨山登山口
7:58
8:01
83
9:24
9:29
63
10:32
10:57
58
11:55
12:20
30
12:50
13:18
50
14:08
14:28
33
15:01
15:06
42
15:48
15:49
73
17:02
ゴール地点(駐車場)
天候 晴れたり曇ったり、雷注意報発令中
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
道標も良く整備されている。ただ、登山道は笹で覆われていて、足元が見えない所も多いので、進行方向に注意要。数メートル先の笹の状態を確認しながら進むと良い。人が通った所は笹の繁り方がちょっと違うのでよく見れば分かる。
 ここが今回の出発点の「唐岬(からかい)の滝」の駐車場。車が一杯ということはまずない。この日も筆者の車だけ。国道494号沿いでトイレもある。
2023年09月04日 17:03撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 17:03
 ここが今回の出発点の「唐岬(からかい)の滝」の駐車場。車が一杯ということはまずない。この日も筆者の車だけ。国道494号沿いでトイレもある。
 唐岬の滝は皿ヶ峰連峰県立自然公園内にある主な観光スポットの一つ。ここから国道11号方向に10km下った所にある白猪の滝とともに県内の名瀑の一つだが、滝へのアクセが悪く、白猪の滝ほど訪れる人は多くない。
2023年09月04日 17:03撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 17:03
 唐岬の滝は皿ヶ峰連峰県立自然公園内にある主な観光スポットの一つ。ここから国道11号方向に10km下った所にある白猪の滝とともに県内の名瀑の一つだが、滝へのアクセが悪く、白猪の滝ほど訪れる人は多くない。
 白猪・唐岬両滝とも、全長165kmにも及ぶサイクリングコース「石鎚山岳輪道」の沿線上にある。そういえば、こんな山中のきつい坂の国道にもかかわらず自転車で走っている人をたまに見かける。
2023年09月04日 17:04撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 17:04
 白猪・唐岬両滝とも、全長165kmにも及ぶサイクリングコース「石鎚山岳輪道」の沿線上にある。そういえば、こんな山中のきつい坂の国道にもかかわらず自転車で走っている人をたまに見かける。
 また、この滝には文豪夏目漱石が松山に英語教師として赴任していた時に訪れたそうで、その時に詠んだ俳句がこの石碑に刻まれている。
2023年09月04日 07:07撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 7:07
 また、この滝には文豪夏目漱石が松山に英語教師として赴任していた時に訪れたそうで、その時に詠んだ俳句がこの石碑に刻まれている。
 その石碑の横に、漱石の句とその解説が掲示されている。
  「瀑(たき)五段 一段ごとの もみぢかな」
 正岡子規と親交のあったことも記されている。
2023年09月04日 17:17撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 17:17
 その石碑の横に、漱石の句とその解説が掲示されている。
  「瀑(たき)五段 一段ごとの もみぢかな」
 正岡子規と親交のあったことも記されている。
 これがその唐岬の滝(2019年7月撮影)。手前の岩が邪魔をして五段目が見えない。
 これがその唐岬の滝(2019年7月撮影)。手前の岩が邪魔をして五段目が見えない。
 さて、前置きが長くなったが、本日の山歩き開始(この写真は下山時に撮影)。今回歩いたコースは、写真のどちらから登っても、ぐるっと一回りしてここに下りて来ることができる。
2023年09月04日 17:05撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 17:05
 さて、前置きが長くなったが、本日の山歩き開始(この写真は下山時に撮影)。今回歩いたコースは、写真のどちらから登っても、ぐるっと一回りしてここに下りて来ることができる。
 まずはここから石墨山(いしずみさん)を目指す。山頂まで3.5km。
2023年09月04日 07:10撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 7:10
 まずはここから石墨山(いしずみさん)を目指す。山頂まで3.5km。
 歩き始めたばかりで、まだ花を愛でる余裕がある。
2023年09月04日 07:14撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 7:14
 歩き始めたばかりで、まだ花を愛でる余裕がある。
 ここにも。
2023年09月04日 07:18撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 7:18
 ここにも。
 登山道から左下方に、朝日が林の奥深くまで差し込んでいる。初秋の朝のすがすがしい空気を吸いながら、快調に歩みを進める。
2023年09月04日 07:55撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 7:55
 登山道から左下方に、朝日が林の奥深くまで差し込んでいる。初秋の朝のすがすがしい空気を吸いながら、快調に歩みを進める。
 山側の木々も生き生きして見える。
2023年09月04日 07:55撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 7:55
 山側の木々も生き生きして見える。
 最初のチェックポイント「割石峠分岐」に到着。
2023年09月04日 07:58撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 7:58
 最初のチェックポイント「割石峠分岐」に到着。
 この辺はまだ歩きやすい登山道が続く。
 光の加減か、変に青味がかった写真になってしまった。
2023年09月04日 08:07撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 8:07
 この辺はまだ歩きやすい登山道が続く。
 光の加減か、変に青味がかった写真になってしまった。
 実際の登山道はこんな感じ。朝日に照らされる木々と爽やかな空気が気持ちいい。
2023年09月04日 08:23撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 8:23
 実際の登山道はこんな感じ。朝日に照らされる木々と爽やかな空気が気持ちいい。
 この辺りが本日の最初の試練。「石墨の分かれ」への急登が続く。ロープの助けも借りながら、登り続ける。
2023年09月04日 08:57撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 8:57
 この辺りが本日の最初の試練。「石墨の分かれ」への急登が続く。ロープの助けも借りながら、登り続ける。
 「石墨の分かれ」に到着。稜線を吹き渡る風にすすきの穂が揺れる。ここはもうすっかり秋の気配、と快適だったのはここまで。
 この後の稜線や下山時の登山道は、その半分近くの距離が腰から背丈まであるような笹で覆われていて、足元が見えず、手探り、足探り、ウォーキングポール探りで確認しながら歩くことになる。藪漕ぎならぬ笹漕ぎに少々うんざり。
2023年09月04日 09:24撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 9:24
 「石墨の分かれ」に到着。稜線を吹き渡る風にすすきの穂が揺れる。ここはもうすっかり秋の気配、と快適だったのはここまで。
 この後の稜線や下山時の登山道は、その半分近くの距離が腰から背丈まであるような笹で覆われていて、足元が見えず、手探り、足探り、ウォーキングポール探りで確認しながら歩くことになる。藪漕ぎならぬ笹漕ぎに少々うんざり。
 石墨山の手前にこの岩山が立ちはだかっている。岩の上にロープが見えることから、一瞬これを越えるのかと思ったが、よく見ると右下の岩の間に巻き道があった。良かった!
2023年09月04日 10:00撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 10:00
 石墨山の手前にこの岩山が立ちはだかっている。岩の上にロープが見えることから、一瞬これを越えるのかと思ったが、よく見ると右下の岩の間に巻き道があった。良かった!
 やがて皿ヶ嶺連峰最高峰の石墨山(いしずみさん、1456m)に到着。登山口は東温市だが、この山頂は久万高原町の行政区分に属する。なお、山名はここで石墨が採れたことに由来するとか。

 山頂に着いてすぐの時はまだずっと向こうの石鎚山系まで見えたのだが、次第に下からガスが沸き上がってきて、最適のシャッターチャンスを逃してしまった。
2023年09月04日 10:32撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 10:32
 やがて皿ヶ嶺連峰最高峰の石墨山(いしずみさん、1456m)に到着。登山口は東温市だが、この山頂は久万高原町の行政区分に属する。なお、山名はここで石墨が採れたことに由来するとか。

 山頂に着いてすぐの時はまだずっと向こうの石鎚山系まで見えたのだが、次第に下からガスが沸き上がってきて、最適のシャッターチャンスを逃してしまった。
 少し待って、何とか石鎚山系が見えた一瞬を狙って撮った一枚がこれ。
2023年09月04日 10:35撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 10:35
 少し待って、何とか石鎚山系が見えた一瞬を狙って撮った一枚がこれ。
 その後、すぐにガスに隠れてしまった。最初のシャッターチャンスを逃したのが悔やまれる。
2023年09月04日 10:56撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 10:56
 その後、すぐにガスに隠れてしまった。最初のシャッターチャンスを逃したのが悔やまれる。
 山頂にはこんな花(名前は?)や・・・・
2023年09月04日 11:24撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 11:24
 山頂にはこんな花(名前は?)や・・・・
こんな実(何の実?)が眼を楽しませてくれた。
 一回目の昼食におにぎりを一つと菓子パンをかじった後、来た道を引き返し・・・・
2023年09月04日 11:27撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 11:27
こんな実(何の実?)が眼を楽しませてくれた。
 一回目の昼食におにぎりを一つと菓子パンをかじった後、来た道を引き返し・・・・
「石墨の分かれ」に戻った。ここでは向こうの山の稜線まではっきり見える。
2023年09月04日 11:55撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 11:55
「石墨の分かれ」に戻った。ここでは向こうの山の稜線まではっきり見える。
 「石墨の分かれ」から、これから行く法師山(ほうしやま、右端のピーク、1310m)を望む。
2023年09月04日 11:59撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 11:59
 「石墨の分かれ」から、これから行く法師山(ほうしやま、右端のピーク、1310m)を望む。
 法師山の右下に東温市の山里の村が見える。
2023年09月04日 12:12撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 12:12
 法師山の右下に東温市の山里の村が見える。
 法師山の巻き道の分岐点に到着。巻き道は左、法師山山頂は右に進む。ここは笹漕ぎをしながらでも山頂を目指した。
2023年09月04日 12:42撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 12:42
 法師山の巻き道の分岐点に到着。巻き道は左、法師山山頂は右に進む。ここは笹漕ぎをしながらでも山頂を目指した。
 やがて法師山山頂(1310m)に到着。樹木に覆われていて視界は効かない。
 この岩には何やら文字が刻まれていて(判読不能)、岩の前にお賽銭も供えられていることから、何かが祀られているようだ。インターネットで調べてみると、この山は法師権現とも言われているとあったことから、権現様を祀っているのだろうか。

 少し休んで二回目の昼食を摂って出発。 そのまえに、合掌。
2023年09月04日 12:50撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 12:50
 やがて法師山山頂(1310m)に到着。樹木に覆われていて視界は効かない。
 この岩には何やら文字が刻まれていて(判読不能)、岩の前にお賽銭も供えられていることから、何かが祀られているようだ。インターネットで調べてみると、この山は法師権現とも言われているとあったことから、権現様を祀っているのだろうか。

 少し休んで二回目の昼食を摂って出発。 そのまえに、合掌。
 法師山からの下りは非常に急な(感覚としては垂直に近く、石鎚山の二の鎖を思わせるような)岩場を、ロープに捕まりながら下ることになる。十分な注意が必要。山頂に拘らなければ、巻き道を歩く方がいい。
2023年09月04日 13:27撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 13:27
 法師山からの下りは非常に急な(感覚としては垂直に近く、石鎚山の二の鎖を思わせるような)岩場を、ロープに捕まりながら下ることになる。十分な注意が必要。山頂に拘らなければ、巻き道を歩く方がいい。
 やっと山頂からの下りと巻き道との合流点まで下りた。やれやれ。
2023年09月04日 13:30撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 13:30
 やっと山頂からの下りと巻き道との合流点まで下りた。やれやれ。
 白猪山(しらいやま、1201.1m)山頂に到着。と言ってもほとんど土に埋もれた三角点があるだけで、山頂を示す表示はない。
2023年09月04日 14:08撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 14:08
 白猪山(しらいやま、1201.1m)山頂に到着。と言ってもほとんど土に埋もれた三角点があるだけで、山頂を示す表示はない。
 やがて白猪峠に到着。ここは右の白猪登山口の方に進む。ここからは徐々に高度を下げて、スタート地点の唐岬の滝駐車場を目指してひたすら歩くのみ。なおも笹漕ぎが続く。
2023年09月04日 15:01撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 15:01
 やがて白猪峠に到着。ここは右の白猪登山口の方に進む。ここからは徐々に高度を下げて、スタート地点の唐岬の滝駐車場を目指してひたすら歩くのみ。なおも笹漕ぎが続く。
 ここからは唐岬の滝駐車場への最後の下り。
2023年09月04日 15:46撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 15:46
 ここからは唐岬の滝駐車場への最後の下り。
白猪谷分岐まで下りた。あと1.6km。
2023年09月04日 15:48撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 15:48
白猪谷分岐まで下りた。あと1.6km。
 途中で2、3ヶ所、沢を渡る。道標や岩にペンキで書かれた印、赤いテープなど、進行方向の目印を良く見て歩かないと、登山道が笹や草に覆われていて、沢を渡ったその先が分かりにくい所もある。
2023年09月04日 16:09撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 16:09
 途中で2、3ヶ所、沢を渡る。道標や岩にペンキで書かれた印、赤いテープなど、進行方向の目印を良く見て歩かないと、登山道が笹や草に覆われていて、沢を渡ったその先が分かりにくい所もある。
 唐岬の滝駐車場までもう少し。
2023年09月04日 16:30撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 16:30
 唐岬の滝駐車場までもう少し。
 もうちょっと歩いて・・・・
2023年09月04日 16:54撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 16:54
 もうちょっと歩いて・・・・
 ・・・・やがて唐岬の滝登山口のある林道まで無事下山。
2023年09月04日 16:59撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 16:59
 ・・・・やがて唐岬の滝登山口のある林道まで無事下山。
 林道から、今下りてきた登山口を振り返って、お疲れさ〜ん。
2023年09月04日 17:00撮影 by  SH-M15, SHARP
9/4 17:00
 林道から、今下りてきた登山口を振り返って、お疲れさ〜ん。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 サングラス 頭を覆う防虫ネット モバイルバッテリー ウォーキングポール

感想

 今日歩いたコースは、東温市が「東温アルプス」として紹介している皿ヶ嶺連峰県立自然公園内の三山(石墨山ー法師山ー白猪山)である。最初に登った石墨山(1456m)は、この山域の最高峰。
 コース全体がほぼ林間を歩くことになるので、眺望はほとんど望めないが、石墨山山頂からの石鎚連山の眺望と、石墨の分かれからの縦走路の眺めはなかなか良い。
 ただ、写真の説明にも書いたが、背丈ほどもあるような笹が登山道を覆っていて足元が見えないため歩きにくい。この笹を掻き分けて歩いたせいで、いつの間にか腕や額を何か所も虫に刺されたようで、帰宅して服を脱ぐと赤く腫れていて、若干痛みもあり、激しい痒み襲われて、翌日には皮膚科を受診する羽目になった。
 三山の快適な稜線歩きを期待していただけにちょっと残念。初冬か早春の虫の少ない時期に再挑戦してみようかな。

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ハイキング 四国 [日帰り]
法師山〜白猪山〜根無山〜樽谷山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
2/5

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