【多摩100山】高水山→大指山→夕倉山
- GPS
- 06:05
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 856m
- 下り
- 863m
コースタイム
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 6:05
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道なちゃぎり線から大指山、夕倉山に続くルートは荒れており危険⚠️ (ヤマレコにも登録されていないバリルート) |
写真
感想
9月の初旬。残暑に入ったがまだ真夏日は続くようだ。
今日は多摩100山の81座目「夕倉山」を目指す。
まずは高水山から登り、林道を通って大指山、夕倉山へと進むルートだ。
林道を過ぎたらヤマレコに登録されていないルートになるため不安がよぎる。
【高水山】
JR青梅線「軍畑駅」で下車し、北へ向かって車道を歩く。
まだ早朝ということもあるが、だいぶ涼しい。
24度くらいだろうか。徐々に秋にシフトしていくのを感じる。しかし本格的に涼しくなるのはまだ先になりそうだ。
高水山登山口まではそこそこ長い距離を歩かなくてはならない。
この山は岩茸石山、惣岳山と一緒に「高水三山」に括られ、ハイカーの間で人気が高い。僕も今年の冬ごろに登っており参考記録も残している。
しかし今回の目的は夕倉山という里山であり、高水山は通過点である。
軍畑駅から歩いて20分ほどで登山口に着く。
このとき既に疲労が溜まっていた。
あまり寝ていないせいなのか?
登山口に入ると、早速ハチの声が聞こえる。
堰体を見ると、スズメバチの巨大な巣がくっついているではないか!!
気づかれないように恐る恐る登るも、1匹が僕の存在に気づき、ブンブンと威嚇しながらついてきている。
縄張りを荒らす脅威となるか、品定めでもしているかのように。
登り始めからしばらく急登が続く。
標識が見えたところで稜線に乗り、少しなだらかになったかと思えば山頂までは基本的に急坂を登りっぱなしである。
人気と名高い山だが割と体力が必要な山で、個人的に初心者には進められない。
山頂付近まで来ると立派な伽藍が見えてくる。
常福院という真言宗豊山派の寺院だ。
鎌倉期の武将・畠山重忠が深く信仰したとされる。少なくとも鎌倉時代以前には創建しているのだ。
現在のお堂は、江戸時代に建立されたようで、なかなか由緒のある寺院である。
寺院にはトイレもあり、少し離れた場所には東屋もあるため休憩にも良い。
山頂は、ここから少し登った先にある。
【大指山】
高水山からは、次の里山「大指山」を目指す。
まずは山頂付近の林道・なちゃぎり線から入る。
コンクリートと砂利が混ざった道路で、寺院の僧が出入りに使うためか、しっかり整備が施されている。
ここから大指山に通じる道を探すのに少し手間取る。
予定ルートにあった取り付けを見ても、とても道らしい道は見つからない。
仕方なく、少し戻って成木に通じる分岐に入る。
やや急な坂を下っていくが、まだヤマレコに登録されているルートなだけあって、しっかりした道になっている。
伏木峠の分岐に入ると、軍畑駅か成木七丁目に進む道に分かれる。
目的の大指山に行くには、成木七丁目方面に向かう。
しかし、ここからはヤマレコに登録されていないバリルートに入る。
最初はしっかり整備された道だが、だんだん道が細くなり、荒れた道になっていく。
足場も見えないほど草も茂っており、もはやどこを進んでいるのかさえわからなくなる。
【夕倉山】
大指山から夕倉山に向かうまでは、アップダウンの多さが際立ってくる。狭い領域に幾つものピークがギッシリ詰まっている奥多摩にはありがちだ。
しかも傾斜が急で、下るときはかなり慎重になる。だいぶ下り切ったところにトラロープがあり、有り難みが薄い。
標高400m前後を行ったり来たりが続き、高水山での疲労が効いてくる。
松ノ木トンネルを越えたあたりに鉄塔があり、ここせ休憩出来そうだったが、日差しが当たるのでやめておく。
アップダウンを繰り返し、尾根をつたり、ピークまで直登し、長い長い道を経て、ようやく多摩100山の夕倉山に到着する。
なぜこの山が多摩100山に登録されているのか謎である。
わかってはいたが、周りは何も見えない。
休憩できる場所もないため、このまま下山する。
山頂からそのまま都道193号に向かって一直線で下っていくルートだ。
しかしこれがかなりの傾斜で、ここを下るのはおすすめできない。
道もあいまいで、どこが正しい道なのかもわからない。そもそも正しい道など無いのかもしれない。
滑り落ちるようにゆっくりと靴をズルズルさせ、牛歩のようなペースで下る。
標高300mあたりで都道や車が見え始めるが、ペースが遅いため、一向に距離が縮まる予感がしない。
また、スズメバチが僕の周りをぐるぐる回り、いつでも刺してやるよと言わんばかりでついてくる。滑落と蜂の恐怖が重くのしかかってくる。
都道に着く頃には二時を回っていた。思ったよりも時間はそこまでかかってはいなかった。
葉っぱや虫、土が身体中にひっ付いてるので、必死に振り払い、ペットボトルに入っていた水をぶっかける。
ここからは軍畑駅までひたすら車道を歩く。
疲れと安堵感で半ば放心状態であった。
今日は無事に夕倉山に登ることができたが、夏場に行くべきではないと感じる
草が生い茂っていて虫も多く、蜘蛛の巣だらけだからだ。
しかし冬に行ったとしても、道が荒れておりアップダウンの繰り返しのため、厳しい山行になるのは間違いない。
【追記】
グーグルマップになぜか夕倉山と大指山が登録されていなかったので、地図に追加した。
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