餓鬼岳トレッキング(白沢口in/out) ※本年54回目

2023年09月09日(土) [日帰り]

• GPS: 09:49
• 距離: 19.4km
• 登り: 2,660m
• 下り: 2,643m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:57
• 休憩: 0:52
• 合計: 9:49

2:24 白沢登山口
2:34 2:34 白沢堰堤林道終点
3:04 3:04 紅葉の滝
3:43 3:43 魚止めの滝
4:12 4:15 最終水場
5:23 5:23 大凪山
6:41 6:41 百曲り入口
7:22 7:25 餓鬼岳小屋
7:29 8:08 餓鬼岳
8:10 8:15 餓鬼岳小屋
8:47 8:47 百曲り入口
9:47 9:47 大凪山
10:42 10:43 最終水場
11:08 11:08 魚止めの滝
11:45 11:45 紅葉の滝
12:04 12:05 白沢堰堤林道終点
12:13 12:13 白沢登山口
12:13 白沢登山口

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

前日、鉄路で茅野駅へ入り、レンタカーで白沢登山口まで乗りつけ、車中泊。
※松本駅、塩尻駅でのレンタカー手配全滅（空きなし）のため、やむを得ず茅野駅から

その他周辺情報

松川村のすずむし荘にて日帰り入浴。

写真

9/8 13:50

東京は午前中大雨でしたが、前日(9/8金曜)は休みを取り、午後から鉄路で茅野駅へ向かいます！

9/8 18:52

今年1月、鉢盛山から下山後にも利用した松本駅近の瑞祥にて、(かいてないけどw)登山前夜の汗を流す！

9/9 2:19

飲料1.5L込で5.3kgほどの荷を担ぎ、ハイカットシューズ(スポルティバ_エクイリビウム ST GTX｜630g×2)でアタック！

9/9 2:26

朝2時半前、白沢登山口より入山！

9/9 2:41

入山から15分、真っ暗ゆえ、最初の橋が見つけられず、1,2分ほど沢沿いで迷子に・・・。

9/9 2:53

皆がレポでUPする”へつり”箇所。実はたいしたことない！

9/9 3:35

白沢の全容はわからぬまま、ヘッデンが照らす範囲の中で、慎重に足場を選び、沢を遡上します！ピンクテープ豊富で、迷うことはありません。

9/9 3:36

最終水場までは、正直どこでも給水できるため、出発時の飲料は最小限でもOK！

9/9 3:43

入山から1時間15分ほど。真っ暗ゆえ、どこにあるかもわからぬまま魚止ノ滝を通過！

9/9 3:51

名もなき小滝の横にある長いハシゴを直登します！

9/9 3:52

傾斜があってぬめる岩場、左側に転倒しないよう、慎重に通過！

9/9 3:55

暗闇の中、足の置き場に最大限留意しながら、慎重に沢を遡上していきます！

9/9 4:12

入山から1時間45分ほど、最終水場へ到達！

9/9 4:13

ここで1Lほど、水を追加で補給します！

9/9 4:38

朝5時前、東の大町市方面の街灯が見えてます！

9/9 5:17

朝露まとったヤブ中を通過するため、ハイカットシューズでしたが、靴下までビショビショになりました・・・。

9/9 5:23

入山から2時間弱、眺望のない大凪山を通過！

9/9 5:28

左は、残り少なくなった未踏の二百名山・有明山(信濃富士)！

9/9 5:40

道中唯一、樹間より餓鬼岳の山頂が見えました！

9/9 5:40

予報に反し、どんより曇り空の餓鬼岳山頂部！

9/9 5:45

残り少なくなった未踏の二百名山・針ノ木岳！

9/9 6:01

中央の有明山越しに、安曇野の街並みが見えます！

9/9 6:07

朝6時過ぎの安曇野平野！

9/9 6:12

中央左は未踏の三百名山・蓮華岳！

9/9 6:14

左は蓮華岳、中央は爺ヶ岳、右は鹿島槍！後立山連峰の名峰たち！

9/9 6:34

左側は切れ落ちた崖！慎重に山寄りを歩いて通過！

9/9 6:41

山頂までのラスト急登の始点、百曲り入口(2300m)に到達！こっから山頂までの標高差350mは、45分ほどでした。

9/9 7:22

山頂直下にある餓鬼岳小屋へ到着！

9/9 7:24

餓鬼岳小屋からは、山頂の碑も見えます！あと少し！

9/9 7:30

入山から5時間、二百名山93座目(＋百名山100座)となる餓鬼岳へ登頂！登頂した直後のみ青空が広がりましたが、以降は雲に覆われました・・・。

9/9 7:35

期待していた360度の大パノラマは分厚い雲に阻まれ、眼前に剣吊りが見える程度。予報では晴れの時間帯だっただけに無念・・・。

9/9 7:37

餓鬼岳の先にあるはずの唐沢岳が薄っすらと見え隠れしてます。

9/9 7:56

気温は16〜17℃で、風速3〜4mほど。ジャケット羽織ってないと肌寒い陽気。アルプスの高峰は、夏から秋に変わりつつあります。

9/9 8:01

唐沢岳へ続く稜線。岩が密集している辺りが餓鬼のコブだろうか！？

9/9 8:03

無念ですが、眺望は期待できそうもないため、早々に下山します！

9/9 8:12

再び、餓鬼岳小屋まで下山！（屋外トイレを借りました）

9/9 8:15

さぁ、本格的に来た道を下り始めます！

9/9 8:47

30分ほどで百曲りは終了！感覚的には20回も曲がってない気が・・・

9/9 8:53

小さい秋ぃ、見ぃつけた！

9/9 8:58

雰囲気ある樹林帯を下山中！

9/9 9:03

何かおもしろい形の落枝を発見！

9/9 9:13

大木の下部にはサルオガセが！

9/9 9:47

餓鬼岳から1時間半、眺望なき大凪山を淡々と通過！

9/9 10:11

ヤマハッカ？この辺一帯、大量に群落！

9/9 10:26

安曇野平野がスッキリ見通せるように！

9/9 10:43

山頂から2時間半、最終水場へ到達！ここからは頻繁に給水可能。荷を軽くするため、朝ここで汲んだ予備の水(1滴も飲まずw)を捨てます！

9/9 10:46

最終水場横の木橋は老朽化のため使用禁止。下側から巻きます。

9/9 10:53

オオシラヒゲソウ！沢沿いに大量に群落してます！

9/9 11:00

真っ暗な往路、足置き場のほぼない右側を慎重に通過しましたが、明るくなると何てことない、左側から楽に下りれます！

9/9 11:01

右側の滝壺に転落しないよう、左側のぬめった岩を慎重に通過！

9/9 11:03

滝横にあるロングハシゴ！

9/9 11:04

ぷらんぷらんぶら下がっているだけの吊りハシゴ。ハシゴは使わずとも、普通に登れます！

9/9 11:08

魚止ノ滝の碑を通過！往路は滝がどこにあるのかわかりませんでした！

9/9 11:10

すぐ横にドーンと魚止ノ滝！朝は気づきませんでしたが、立派な滝です！

9/9 11:13

魚止ノ滝を引きの構図で！左側から岩場を直登していきます！

9/9 11:13

以降は標高差のないガレガレの白沢を、ピンクテープ便りに歩きやすい道を選んで足早に進みます！

9/9 11:49

改めて餓鬼岳名物の”へつり”ポイント！この水量なら普通に沢を歩けますが、あえて木道を進みます！

9/9 11:50

幅10cmほど。写真で見ると怖そうですが、何てことない。下ノ廊下と違い、アスレチック気分で楽しめます！

9/9 12:13

山頂から4時間、入山から9時間、正午過ぎに白沢登山口まで無事帰還！山頂からは、11組18名ほどとすれ違いました！

9/9 12:21

登山口にBOXトイレあり。一帯が樹林に覆われており、好天でも星空は望めません。

9/11 21:19

【参考】道中あちこちに、ラミネート加工された鬼さんからのほっこりメッセージが！復路に気づきましたが、表裏(往路/復路)でメッセージが異なります！

9/11 21:57

餓鬼岳で見た白い花々！

9/11 21:59

餓鬼岳で見た白以外の花々！

9/9 12:55

下山後、茅野駅へ向かう途上、松川村のすずむし荘で日帰り入浴！

9/9 13:15

露天風呂含め、いい湯でした〜♪

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

PowerShot SX740 HS CANON

感想

happygo

二百名山もいよいよ残す所あとわずか！毎週末、二百名山新規開拓に向けて全国の山を転戦してますが、今週末はまずは北アルプスへ、そして道程が長い餓鬼岳へ！

餓鬼岳はハードになることがわかっていたので、なるべく朝早く発ちたく、そのための睡眠確保のためには、前夜いかに早く登山口まで入るかが重要です。今回は金曜に休みが取れたので、東京を昼頃に発ち、鉄路で長野へ。本当は松本駅でレンタカーを調達したかったのですが、当たったレンタカー7,8店舗で全滅(空きなし)。一つ手前の塩尻駅も同様。やむを得ず、茅野駅で調達することに。茅野駅には16時には着いてました。

休日割引も利かない平日の高速代をケチり、茅野駅から松本駅界隈を経由した白沢登山口まで下道を走ったのが失敗でした。生活渋滞に巻き込まれ、松本駅近の温泉(瑞祥)を経由したとは言え、結局現地着いたのは21時前。結局睡眠時間は4時間半ほどとなり、朝2時半前に登山開始となりました！

前半はずっと白沢を遡上していくことになるため、暗闇での通過は若干不安でしたが、ピンクテープが多数あり、基本的には迷わず進めます。また、道中頻繁に給水できるので、スタート時点で担ぎ上げる飲料は最小限でよいと思います。皆がレポにあげる”へつり”ポイントは、大人のアスレチックといった感じで、怖いと言うより、おもしろいという感覚ですねー。

最終水場を過ぎると、大凪山までは、待ちに待った急登です(笑)。やっと標高が本格的に稼げる登山となります。何の眺望もない大凪山を越えると、左手には有明山、右手には針ノ木岳という数少ない未踏の二百名山が時折樹間から見えて、モチベーションが上がってきます。どっかで右手側に後立山連峰がドーンと見えるかと思い、期待を持ちつつ歩を進めましたが、結局開けた場所は山頂までなくて、かつ登頂時はガスガスだったので、針ノ木岳や蓮華岳をスッキリ見渡せるポイントに出会えなかったのは残念です！

大凪山〜百曲り入口まではアップダウンが続き、たいして標高が上がりません。百曲り入口から、再び急登が始まり、登り切ると餓鬼岳小屋です。餓鬼岳小屋まで来ると、餓鬼岳は目と鼻の先で、山頂の碑まで肉眼でもスッキリ望めます。

山頂までのビクトリーロードで太陽がチラホラ出始め、5時間かけて登頂した瞬間は青空が広がりましたが、雲も一斉に湧き上がり、眺望はほぼありません。眼前にある剣吊りが何とか見える程度で、その奥にある槍ヶ岳やお近くの燕岳・大天井岳といった表銀座の山並みや、北に連なる孤高の唐沢岳も望めず、非常に残念でした。元々晴れ予報は日の出〜10時頃までだったので、朝早く発ったのですが、根性というか努力が報われずじまいでした。

でも二百名山93座目(＋百名山100座)となり、北アルプス残5座(餓鬼、有明、烏帽子、針ノ木、赤牛)のうちの1座を取りました〜！明日はいよいよ未踏の二百名山で最難関と想定する南アルプス鋸岳へ向かいます、屈強なヤマトモと共に♪

鋸岳へ続く！）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5921831.html