冬に初登頂、ピーカンの武尊山〜宝台樹から
- GPS
- 10:57
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,359m
- 下り
- 1,358m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行動時間 上り8時間 下り2時間 標高範囲 1000m〜2100m 合計登行 1200m 気温 朝−7度 帰り2度 山で会った人 同コース1人 頂上30人 ボーダー30人 森林限界 1900mから疎林 積雪の様子 昨日10センチ 装備 Black Diamond/justice/fatski 175cm/137mm/110mm/120mm 山の快適さ 人気以外は静かなルート ルートは 3度目 お勧め度 相当長いが 日帰り温泉 湯テルメ 大混雑 帰りの渋滞 故障車1時間 東京帰宅 11pm 走行距離 400キロ |
写真
感想
グレートサミッツ国内編NO127
冬に初登頂、ピーカンの武尊山〜宝台樹から
過去に敗退した宝台樹から武尊へ、また執念で行くよ。しかも2月だ。来週から春になってしまう。今日は移動高の快晴約束。
朝は暗いうちにスタート。知ってる道行くが、1200m辺りまでは、スキー場から区域外ボーダーのトレースが今日もある。それが終わると、やはり何もない。先週に豪雪があって、その後は少し降り足しただけ。ブーツ中ほどしか潜らないから、さほどのストレスでもない。昨日は10センチ降雪くらいか。ストックは30センチくらい潜る。
途中の二股からは、行ったことない左の沢に入る。途中から右の尾根に出ると、夏道付近。そのまま枝尾根登って、須原尾根と合流。
このボコボコ尾根は、帰りもどうせ登り返しがあると思うが。ここでようやく陽の当たる尾根になった。北側で寒かったが、直射は温かい。一枚脱いで行く。
1時間ほどデコボコ歩いて、適当に手小屋に下る。一度谷に降りてから再度登るなんていうコースは、ちょっとエキサイティングだ。
手小屋の沢は、シラビソに雪が被って、半分日が当って、なんか感激的だなあと。さっきまで尾根にカモシカの跡がたくさんあったが、谷に入ると跡がない。カモシカは高いところが好きだからね。
後400m登ると、右岸尾根の上部台地にでるが、前回はここで敗退した。そこに向けて、緩傾斜の真ん中を上がっていく。後ろに谷川岳の尾根が実にきれいに見える。朝日に続いて、巻機、越後駒くらいまで続く。
ようやく上部台地。前回はここで風があって、ガリ雪の上に新雪、アイゼンに履き替えるストレスと、ルート間違えて崖下になって、それで敗退。今日はこのわずかな急斜面乗り越えるのが課題であるが。地図上は頂上まで緩やかに見えるのだが、ほんの50mほどが実に登りずらい。一番緩そうな左に寄る。
向こうに横断できるかと思ったがダメ。とりあえず登っていくが、上で横断しようと思ったが、ダメで、スキーの切り返しもできなくて、バックステップのまま戻る。こんな下り方ってあるか。
途中から気を取り直して上に。そのシラビソの根元で、ついにアイゼンに履き替える。わずかに10mがスキーのままだと越しにくい。2週前の磐梯山でも同じことやったよなあと思いだす。
アイゼンになると、急斜面どうにか登りきって、上でまた板に履き替える。こんなことやっていると、1時間がすぐに過ぎる。後は順調に頂上へ出られるはずだが。
上は緩やかに続いていた。雪も2月だからガリにはなっていない。それよりも稜線近くは、シラビソの半分モンスターがたくさん出てきて、おお武尊とはいいところだ。それにすぐ先に峻峰が見えたが、中ノ岳だと分かる。向こうに家の串。それよりも、笠と至仏が近くなって、探せば、ああ好きなタコ坊主(平ヶ岳)も見えるじゃないですか。
わざとモンスターの中を縫って、写真取りの余裕モードになったし、上を見ると声がして、やっぱり頂上には人がいるらしい。
向こうに見えたスキー場は武尊牧場。そこからの尾根が中ノ岳辺りで、前穂からの尾根に合流して、それが本峰に続く。その直前で私は尾根に合流した。ああ、こんな穏やかな感じになっているんだ。と、その上に、30人くらいの客がいる。みんな川場スキー場からの客で、そこから3時間らしい。スキーのまま頂上に出る。いるいる大勢。
相手ルートは、川場上部から剣が峰巻いて、そのまま夏とは違って、手小屋からの尾根に合流して、西側からまだぞろぞろ登ってくる。ああ冬はこういうふうになっているんだ。
頂上で緊張が解けた。大勢いすぎて、「スキーってなんですか」とか「どう登ってきたの」とか、夏山同じ喋りまくりで。
それよりも、詳しい人と、下降はまっすぐ下って、右岸尾根を越えて、向こうに谷に入って、手小屋で登り返して、尾根いった後に、左の谷に入ると、宝台樹にでると。ピーカンなのだが、ナビだけで下ると地形把握できなくて、ストックで指さしながら、「宝台樹の向こうに藤原のホテルが見えるから、あの方向でしょう」と教わる。その通りだ。「しかし、頂上から地形追って、その通りに滑っていくって、いいねえ」と。今日はまさにそんな感じで。連中も、15時40分の最終リフトに間に合わないと怒られると、下り始めていく。
13時40分いよいよ下る。頂上からいきなり緩傾斜の北面に滑り込み、右岸尾根の雪庇手前めがけて高度落とす。数人に見送られ「気をつけてね」と有難う。
雪の条件がとてもいい。どんどん降りられる。先のアイゼン崖を右から斜滑降、横滑りで降りようとしたときに、何と下に客一人。ああ私と同じ物好き。下降の準備をしている。ならばいっしょに。
手小屋沢上部の緩傾斜、パウダーをガンガン行く。途中から沢に入って登り返しまで何と15分。
シール付けて1時間ほどデコボコ尾根をいって、上から再度滑り込み。彼のトレースに従って近道滑降して、さらに下で区域外ボーダー30人にあって、ボーダーとは平地でかまうと面白いね。カエル跳びして脇に避けるけれど、ボーダーとは平地や上りではカエル跳びするんだと。
ロングルートのナイスクライミング成功して、長年課題一個終了。天気に恵まれた。
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