ナイトハイクで南岳〜涸沢岳まで縦走 白出沢コースはアビナイヨ
- GPS
- 16:04
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 2,612m
- 下り
- 2,595m
コースタイム
- 山行
- 2:29
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:29
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 4:09
- 合計
- 12:26
天候 | スタートの時にはやんでいたけど、かなり降った模様 10時過ぎからガスが湧き出し稜線は雨模様? |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高ロープウェイまでのショートカットコースは整備されて歩きやすい※下山時に利用価値あり |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
去年も同じタイミングで同じことしてる…
今回は北穂から涸沢カールへ降りずに、涸沢岳へ縦走して、白出沢を下ることにしました。
いつものナイトハイクなので黙々と歩き、予定よりも早く槍平小屋に到着。アンダーウエアのみで涼しくしたつもりが、なかなか大汗かいており槍平小屋で早くも大休止。稜線あがっても先には進めないので、ゆっくり歩けばいいんだけど、フルパワーで進んでしまうのなんでだろぉ〜。
お湯を沸かしたり色々やってようやく体も温かくなってきたので、南岳に向けてリスタート。序盤は笹が左右から攻めてきて、数時間前の雨によりたくさんの水をたたえた笹からの容赦ない水攻めを喰らいました。上下ウエアともビチョビチョになりながら、救急ボックス前に到着。
心配していた風は段々と標高が上がるにつれて感じられ、ビチョビチョなウエアが乾く乾く。止まると途端に寒さを感じるので、体を冷やさないようにエンジンつけっぱで南岳山荘に向かいました。
まだ真っ暗な稜線に上がったのは3時で、このままキレットへは向かう勇気はなく、ツェルトや簡易テントを持ってこなかったので、申し訳なく外トイレの入り口スペースで休憩させてもらいました。風はかなりつよく吹き、しっかり防寒してないと震えてしまうくらいでした。
持ってきた座椅子に座りウトウトしてたら、段々と空が明るくなってきたので急いで身支度を整え、段々と小屋の従業員も動き出し、他の登山者もトイレにやってきたので2時間ぶりに歩を進めました。
女性のテント泊の方がこれから初の大キレットって言ってたけど、無事に通過できたかな?
相変わらず風は止まずに強いけど、視界が段々と広がってきたので日の出をたずに大キレットへ縦走開始しました。足首が心配なのでサポーターを付けて、慎重にくだります。
恒例のナイトハイク名物のご来光を眺め、朝日を浴びながらHピークへ。この前もこの辺りで滑落があったそうな。気を引き締めて足元に注意しながらゆっくり行きます。
まだ早い時間なんで反対側からも人が来ないのでゆっくり景色を堪能して、焦らず進めました。
最後の長い登りを堪えながら、ようやく北穂高小屋に到着です。まだ誰もテラスにおらず、特等席をキープし、コーヒーで朝ごはんにすることに。朝の風もこのテラスだとそこまで強くなく、長居しちゃえました。
まだこれから先は知らないところのオンパレードなので、ひとまず北穂を踏んで、南陵へ進みます。朝イチの人はとっくに出ているので、見渡す限り人がいない。ペンキのマークがあるのでまったく問題なく歩けるけど、初見なんで慎重にすすみます。
依然風があるものの、天気はよいので岩滑りを注意していけば問題なく、あっという間に奥壁バンドに。特に怖いところは感じず、岩場もペンキマークを見ながら登りました。最後の鎖場を登りきれば涸沢岳まではすぐそこ。涸沢岳を踏んで、振り返ると今まで歩いてきた稜線が見渡せました。休憩時間を切り詰めれば槍ヶ岳〜南岳〜大キレット〜北穂って一気にいけたかな?って思いながら、奥穂高山荘へ下ります。
山荘前のテラスで涸沢カールを眼下に座椅子でくつろぎ、あっという間に1時間半経過。白出沢コースは初めてなので、覗きに行くと延々と続くガレ場で、マークもそんなに見当たらない様子。俄然不安が出てきましたが、気を引き締めて両手を使いながらバランスとって慎重にくだります。
ちゃんと岩をみると歩く方向が書いてあり、なんとか見つけながら無心で降り続けると、下からも何組も上がってくるではないですか。とりあえず上がってくる人いるなら安心とばかりに、ズンズン下って下って、ようやくアビナイヨ。
このアビナイヨのさきにさらにアビナイヨな鎖場が出てきて、かなりハードモードな登山道ですね。荷継場すぎてもまったく油断が出来ず、この道をテント装備であがったり下ったりマジムリっすね。オジサマ二人組とすれ違いざまになかなかハードだねぇって何故かお互いニコニコ。そんな登山道もやっと平和になるのが重太郎橋を越えたあたりから。路線バスの時間も迫ってきてるので、どっかからスピード上げたくても危なく、ようやく土の道が見えてきたのでここぞとばかりに頑張って林道に合流しました。
あとは平和な林道をくだって、初のショートカットコースで時間短縮し、無事風呂に入り予定の路線バスに乗れました。
やっぱり北アルプスたのしーな。
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