本谷橋〜黄金平(バリエーション)
- GPS
- 21:05
- 距離
- 32.6km
- 登り
- 1,226m
- 下り
- 1,215m
コースタイム
- 山行
- 7:13
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 8:12
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 7:13
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
本谷橋から北穂池を目指すが、本谷カールに行き先を変更して黄金平でビバーク。
水がない北アルプス。。紅葉シーズン前にあちこちの沢の水が枯れ始めている。
徳沢園辺りから「涸沢に水がない」という注意喚起の看板が出る。
今日のルートは、バリエーションで入る沢なので、水の心配はないだろう…と考えていだが、途中ですれ違った下山者からの情報によると、『途中の本棚橋の水が涸れてる…』という話なので、その前の横尾で下山するまでの水を確保し、ずっしり重いザックでバリエーションの入口の本谷橋を目指す。
今回は、山岳会のメンバー5人で、北穂高の下にある北穂池を目指したのだが、その池も干上がっているとのこと…
本谷橋から水の干上がった横尾本谷を進むが、メンバーに軽い体調不良者が出たので、途中で長めの休憩を取り、この先の予定は二股まで上り時間との折り合いで見直すことにした。
通常この沢のルートは、水量が多い箇所は高巻で大岩を十数箇所超えていくのだが、渇水した沢はそれほどの高巻もなく順調に進む。
前夜の寝不足は少々堪えるが、メンバー全員順調に高度を上げ始めた。
涸沢と横尾本谷までの出合い途中で、水量こそ多くはないが、沢に水が戻り、沢登りが始まる。
アルパインのメンバーなので、登攀用具とロープを装備しての山行、その先でも装備を準備し上がる箇所は無かったが、登攀技術を伴う高巻は何箇所かあり、大岩を越えなくてはならないので、万一の登攀用具の携行は必須。
二股までくるとここからは高度なルートファンディングのレベルを求められるダイナミックな沢に。。
本谷橋からバリエーションを上がっているパーティは、うちのパーティ5名の他にわかっているのは3パーティ8名。(もしかしたら+α)
この先の左股を上り北穂池を目指すパーティは、途中に休憩を長く入れたうちが一番後ろ。見通しの良い左股を確認すると、直ぐ前のパーティを追い抜く技術と体力はあるが、その前の他パーティの装備は把握できてないため、前パーティより北穂池に先着できても、ビバーク場所の確保が確定できないとCLが判断し、今日は左股を進む北穂池から、右股を進んだ黄金平でビバークすることにし、2日目朝に紅葉が始まった本谷カールまで歩き、ピストンで上高地に下山ということに…
夕方から降り始めた雨は、21時頃にはスコールのような強さき変わったが、この辺りのいつもの雨なので「深夜には晴れる」と全く心配はしてなかった。
深夜に目が覚めそのまま起きていたが、経験から予想した通り雨は止み、満点の星空の下で朝食を取り、本谷カールまで進めモルゲンロートを向かえられた。
スタートから、会では駿足の一回り下の若手と競争しながらの登坂になった。
休憩も入れて、上高地ー横尾まで2h10mは速かったが、オレはその先が続かない。
やはり『スピードは正義』。来年の歩荷駅伝に向けて、トレーニングは必須と悟った参考になった。
修行、修行。。
※紅葉シーズンの涸沢(北アルプス全般)は渇水してますので、水の準備は必須です。ご注意ください。
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