幌尻岳
- GPS
- 13:15
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 2,390m
- 下り
- 2,380m
コースタイム
- 山行
- 12:22
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 13:03
天候 | 曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス | 新千歳空港よりレンタカーでチロロ林道入口までアプローチ。入口直前は数キロ砂利道が続く。一部渡渉、落石あるため要注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
数度の渡渉箇所あり。起伏に富む長距離コースのため相応の体力が必要。 |
写真
感想
幌尻岳
百名山巡りもいよいよ大詰め。今回は99座目のピークを踏むべく、幌尻岳へ。
前夜にチロロ林道入口までアプローチ。先客は一台のみ。
翌日午前3時30分出発。暗いのと熊に遭遇するのが怖いので、大音量でオールナイトニッポンを流す。ヘッドライトをつけながら林道を1時間程度歩く。北海道電力の発電所が見えたら、そこから狭い登山道と変わる。沢に沿って続く道を歩いていく。渡渉箇所が何度かある。夜明け前だと足跡見辛く、広い沢筋で道迷いしやすいので要注意。個人的に沢靴は不要と感じた。数度の渡渉の後、正面に見事な滝が現れる。ここから先は沢から離れ、ヌカビラ岳まで急坂となる。途中トッタの泉で顔を洗い喉を潤す。
鬱蒼とした樹林帯を抜けヌカビラ岳に出ると、そこから先は展望の開けた稜線歩きとなる。右手に見える一際大きな山は幌尻岳。そのスケールは圧巻である。正面にはこれから歩く、幌尻岳までの果てしない道のりが見える。綺麗ではあるが、この先の体力と所要時間に不安を覚える。なお、幌尻岳の全容を拝めたのはこの時のみで、この先天気は下り坂、山頂はガスに覆われてしまった。
ここから先、幌尻岳目指して、北戸蔦別岳、戸蔦別岳と日高山脈を縦走していくわけであるが、その起伏の激しさはものすごく、かなり体力を消耗した。戸蔦別岳からの鬼のような登り返しを上まで行くと幌尻岳の肩に出る。この時点で周囲はガスに覆われて展望はゼロとなる。可憐に咲くイワギキョウに励まされながら山頂までのなだらかな道を進む。
出発から6時間半、幌尻岳登頂。山頂には新冠から登ってきたツアー客10名程度の姿が。本山を100名山のラストとする人は多いが、この日も一行のうち一名が百名山を制覇したとのこと。めでたい。因みに私は火山活動の規制による影響で登れなかった阿蘇山を残し、これで99座目の登頂。ツアーガイドさんに記念写真を撮っていただく。ガイドさんありがとうございました。時間も限られているので、小休止した後、直ぐ様下山開始。
下山と言っても、前述のとおり、今回のコースは起伏に富んでおり、復路も登り返しが非常に多い。登頂の時点でかなりの疲労が溜まっており、復路はかなりしんどかった。ペースもかなり落ち、往路で巻いた時間も北戸蔦別岳に来た時点でほぼ失くなっていた。そうは言っても途中でビバークするわけにはいかない。残りの体力と気力を振り絞りゴールを目指し歩みを進める。
二ノ沢出合あたりで大雨に降られる。全身びしょ濡れになりながらも無心に歩く。そして、午後4時半、ようやくチロロ林道入口着。
行動時間13時間、歩行距離25km。日帰り登山では自分史上最長記録。百名山の中で幌尻岳を最難関と挙げる人は多いが正にそのとおりだと思った。
晴れていれば絶景の稜線歩きが楽しめるとは思うが、アップダウンのキツさを考えると中々気が進まない…。正直当分登ることはないかな(^_^;)
なにはともあれ、百名山巡りも残すところ阿蘇山のみとなった。コンディション調えて、最後の一座に望みたい。
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