箱根西坂・薩埵峠【街道歩き】東海道箱根関所から江尻(=清水)
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過去天気図(気象庁) | 2008年08月の天気図 |
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感想
(歩いてから数年後に書いています)
(この頃はカメラを持ち歩かず、携帯のカメラで一里塚跡と本陣跡くらいしか撮ってません。残念!)
8月8日:猛暑時期だが涼しい箱根関所から箱根西坂の石畳を下り三島宿の三島プラザホテルまで。。。(このホテル、東海道沿いで立地が東海道ウォーカーにとってベストです。しかもとても綺麗で朝食もおいしくて従業員の方の対応も丁寧で、また泊りたいホテル)
箱根西坂は人がとても少なく、殆ど人に会わず。箱根峠の道の駅には、「野良犬注意」の貼り紙もはってありドキドキ・・・
しかし天気は良くて(良すぎて、晴れ過ぎてガスっていた)風は涼しいし、大満足!やっぱ前回の箱根越えみたいな土砂降りよりいいね〜
非常に残念なのが、天下の名城、山中城址に行って歩きまわったのに、その写真を撮ってないこと。。。
下りばかりでスニーカーの足にはかなりきつく、三島大社に着く頃には足が痛くてたまらなかった記憶もあり。
で、この日の夜は、三島駅にほど近い鰻の有名店「桜屋」でうな重を食べてゴキゲンでした。(でもかなり値の張るお店だったので、懐が・・・)
8月9日:猛暑。三島の夏は暑くて厳しい。三島―沼津間がともかく猛烈に暑かった。
朝、三島宿散策をしてから柿田川湧水に向かうが、もうぶったおれるかと・・・
熱中症で倒れる寸前、コンビニヤマザキを発見し、冷房の利いた店に駆け込む。ほ―、生きかえった。。
その後寄った柿田川湧水は水の清冽さが素晴らしい!しかしここも暑い・・・
沼津漁港は東海道から外れることになるが、せっかく沼津に来たので漁港の寿司屋に寄って一息・・・しかしここは一大観光地で寿司屋も結構値が張った。
・・沼津から、昔の名勝「千本松原」まで。この松原はやはり綺麗だった。そして一句。
「XXXXX XXXXXXX パルプ業者の煙たなびく〜」
はじめの5・7は失念。
パルプ業者の煙突を沢山見た、ということで。
千本松原は綺麗な所だけれど、少し目をそらすとこれらの煙突からたなびく煙ばかり。
まあこんなものなのかな。
そして千本松原を散策していると雷雨が・・ひゃー怖い。ヒ-ヒ-叫びながらながーい一本道を歩く。このみち、コンビニなどはたまにあるけど、ともかく歩いていて面白くないみちで・・・
しかし一雨去ったあと、片浜という場所にある大きな踏切で巨大で青い富士山がうすぼんやり見えた。雨のおかげで空気が澄んだせいだろう。。
原駅に着けば喫茶店とかあるかな?なんて期待もしていたのだが、やっぱりここは東京と異なり、JRの駅前だからといって店はなかった・・・
で、2日目はほんとは吉原駅まで歩くつもりが、もう疲労困憊で東田子の浦駅をゴールに!
この日の宿は、吉原駅からほど近くにある民宿。3000円くらいの安い民宿で、体育会系の汗臭い学生がわんさか泊っていた。
8月10日:快晴。勿論猛暑・・・。吉原駅から電車で前日ゴールの東田子の浦駅に向かう。東田子の浦駅からは工場群が見えてくる。
前夜泊った吉原もそうだったけど、ものすごい工場の数!!
工業地帯だったか・・・。
ジャトコという会社の名前がやたら耳についた。
ジャスコじゃなくて、ジャトコ。。記憶しました。
吉原駅に歩いて到着。あついな〜。ランチ食べたいな〜
でも店がないな〜
落胆していたところでたまたま見つけた地元ファミレス「くろんぼ」
ここでドリアだか何か食べて、2時過ぎまで休憩。メロンソーダなんて頼んだらジョッキで出てきて驚いた。
そして水の少ない大河、富士川を渡る。水が少ないのはこの時期だからでしょう、多分。。
富士川を渡って以降は、民家が極端に少なくなったような・・里山っぽい風景に変わるが、ここは岩淵宿らしい。
広重の「蒲原・夜之雪」で有名な蒲原に坂を下ってやってきた。蒲原宿は宿場を復元した感じの素敵な街並みで、ここでも自分は
喫茶店の存在を期待したのだったが、もう時刻も遅くてどこも閉まっている??
蒲原を過ぎるとまた天気が曇ってきたが、ともかく由比宿まで頑張った。
由比宿はかなり旧街道を意識した街並みで、広重美術館とかみどころも結構ある。
素敵。ある程度有名な観光地らしく、喫茶店があったので嬉しくて飛び込み、アイスコーヒーを。
ああ疲れた疲れた。。そして由比宿場内の民宿に宿泊。
この民宿の宿泊者は、この日、私らのみ。まあこんな猛暑時期、街道歩きなんてしないわな、普通。
翌日のさった峠越えを不安に思いながらも地酒を飲んでクタっと寝てしまう。
8月11日:快晴。さった峠越えの日。山か〜。怖いな〜。クマ出るんじゃなかろうか。さった峠前に、
強烈な日差しに照らされながら由比駅まで。
由比駅から先が、また宿場っぽい雰囲気になっていて、官軍に追われた山岡鉄舟が逃げ込んだといわれる
望嶽亭に寄ったりもできる。望嶽亭からが急激な上り坂の農道、ここがさった峠に向けた登山口らしい。
で、農道は土の道ではなく舗装路だったのだが、左側は一面のミカン畑で、ミカン畑の向こうは高度感が
広がる・・・。怖い。
ミカン農家の方を尻目に歩き続けると、広重の描いたさった峠とは異なり、富士の見えない海・・・しかもガスっちゃってさあ。
更に歩着続ければ駐車場に到着。なんだ、車でここまで来れたのね。
だが自販機はナッシング・・。
手持ちの水が切れた相方は蒼ざめた・・。しょうがないね。。
その先は一応山道で、道はなだらかだが熊が怖くて、熊鈴鳴らしながら歩く
(今考えると、ただのバカ)。
しかし熊よりも蜂が心配な区間でした。蜂から逃げまどいながらさった峠を越え、興津駅付近に到着。
そりゃあ暑かったですよ!!興津駅前の喫茶店でカレーか何か食べて、清見寺詣でてて、あとは旧道を
てくてくと(途中、寺なんかめぐりながら)清水駅へ。
清水駅近辺にも一里塚があったのだが、この一里塚は一里塚の説明書きが書かれた紙っぺら一枚が板に
貼られただけのもの。しょぼい・・。
清水駅前の地元ファミレスで涼んでから、帰宅。
もう暑くて暑くて足も疲れて、猛暑の東海道ウォークはこの日が初めてでしたが、4日はきつい!!
ということで、翌年の夏からは、3日までと決めてウォークすることになったのだった。
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