根子岳 ヒョイ


- GPS
- --:--
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 153m
- 下り
- 848m
コースタイム
天候 | 曇り 小雪舞う |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上田菅平ICで高速道路を降り、菅平までの国道144号線にも積雪はありません。菅平に入ると少し雪が積もっていますが、スタッドレスで全く問題はありません。奥ダボスの無料駐車場はまだ余裕がありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
奥ダボススキー場の第1トリプルリフトでゲレンデ上部に上がります。スノーキャット(運賃3,300円)で標高2,170m地点までヒョイ。そこから根子岳山頂2,207mまで僅かな登りです。 根子岳頂上から菅平牧場の管理事務所に向けて降下します。昨晩は雪だったようで新雪が10冂、その下は固い雪。スノーシューでの下りですが、滑って転倒頻発です。ダケカンバの林に入ると滑ることは無くなり、少々重い雪ですがスノーシューで快適に下ります。 東屋から菅平牧場に入って管理事務所の上まで下り、暫し思案。管理事務所から林の中に入るか、それとも奥ダボススキー場に戻るか。林の中へは下るだけ、スキー場は谷を挟んだその先に見えます。結局スキー場を目指すことになりました。 牧場を横切り、谷に降ります。浅い谷を登り返すと雪原が広がっています。雪原の向こうに奥ダボスの第1リフトが見えますが、その手前には深い谷。雪崩が起きそうな谷を避けて雪原を登ります。スノーシューで下ってばかりいた身には、この登りは堪えます。適当に見定めて、谷に向かってトラバース気味に下り始めます。すると正規のトレッキングルートに合流、ひと安心。 ここからは番号が記された標識が次々とあり、深い谷に降りることもなくなだらかに登ると再び広い雪原に登り着きました。牧場内を下って第1リフト降り場に到着。リフトに乗って降りようと云う事になりましたが、どうやら下りは乗ることが出来ないようです。リフトでの下りは断念し、スノーシューを履き直してゲレンデの横を下り、無事駐車場に戻ることが出来ました。 |
その他周辺情報 | 汗を流した真田温泉ふれあいさなだ館、ぬるっとしたいい湯でした。 |
写真
感想
冬の根子岳、モンスターと山頂からの眺めを期待して、スノーキャット(雪上車)で頂上近くまでヒョイ。あとはスノーシューで新雪を蹴散らして下るというクラブ岳の企画に参加しました。参加者はお馴染みの山県市のFさん、二度目にお会いする岐阜市のOさん、初対面の宇治市のMさん、私以外はいづれも女性です。
3月になってこのところ、暖ったかい日が続いています。夜半降り続いた雨をもたらした低気圧は、朝方には東海地方から去って行きました。予報では長野県は曇りのち晴れ、期待出来そうです。
菅平奥ダボススキー場の第1リフトでゲレンデ上部へヒョイ。お山を見上げると真っ白け、な〜んにも見えません。スノーキャットは悪天候時は運休となります、さて今日は動くのやら。パトロールがスノーモービルで頂上の様子を偵察に行き、まあ大丈夫でしょうと運行が決まりました。2台のスノーキャットはいづれも満員、ほとんどがスキー、ボードのヒト達です。ガタガタ揺れる雪上車、吊り輪代わりのトラヒモロープを握っていてもお尻が滑ります。歩いて登っているヒト達が手を振って呉れます。きっと軟弱な奴らだと思っているに違いありません。そう、間違いありません、軟弱なんです。今日は登山をしに来たのではなくって、景色と展望、そしてスノーシューで雪を蹴散らしての山下りが目的です。
スノーキャットの終点からスノーシューでごく僅か、頂上までの登り道。お目当てのモンスターは、このところの暖かさで白いガウンを脱ぎ始めています。エビの尻尾もなんだか締りがありません。頂上には大勢のヒトがいますが、誰の心掛けが悪かったのか見渡す限りの曇り空。目の前の四阿山も白いスクリーンの中に隠れています。ましてやアルプスの展望なんて。モンスターも展望も、あえなく霧散。その分暖ったかい、おまけに無風の頂上、雪の上に座り込んでランチタイムとします。
夏道ルートを下ります。新雪を蹴散らして、これぞスノーシューの醍醐味、という訳には参りません。固い雪の上に積もった新雪は10冂度。滑って転倒すること何回か、滑った跡にはハイマツが露出しています。下りにくいったらありゃしない、これまた思惑は大きく外れました。日差しはありませんが汗が出始め、ハードシェルを脱ぎます。ダケカンバの林辺りになると雪もやや深くなり、少々重い雪ではありますがスノーシューで快適に下ることが出来ました。広い尾根ですのでホワイトアウト時は要注意、このルートで会ったのはひとりだけでした。
菅平牧場からスキー場に戻る雪原、トレースはありません。どこかにトレッキングルートがある筈ですが、そんな所を辿る葛谷代表ではありません。横切ったり、下ったり、登ったり、的確に進むべき方向を見定めて進みます。その判断、勉強になり、結構運動にもなりました。
根子岳ヒョイの本日の目的は全て達成することが出来ませんでしたが、広〜い雪原に縦横無尽、足跡をつけ捲くって歩く気持ち良さ。スノーシューのまた別の一つの楽しみ方を教えて呉れた根子岳ヒョイでした。クラブ岳葛谷代表、ご一緒頂いたご婦人方、アリガトサ〜ン、でした。またどっかの山でお会いしましょうね。
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