白馬岳/栂池
- GPS
- 56:00
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 1,660m
- 下り
- 2,536m
コースタイム
16:00リフトから滑って林道in
17:00栂池ヒュッテ、付近にて幕営
3/7
6:30自然園(スキーつけてみて斜面登れず外したりしてルート模索でロス)
9:00白馬乗鞍南(?)峰
11:45船越の頭-小蓮華山間のやや小蓮華寄り幕営開始
3/8
6:45デポって出発。(ガス強く小蓮華山手前でルート模索5分)
7:15小蓮華山
8:30白馬岳9:00発
10:10幕営地10:40発
11:55白馬乗鞍北(?)峰
13:30林道合流
13:40スキー場カフェ14:00発
14:30栂の湯
登山行動の時間は3日間合計登り8時間下り4時間40分と実は短い。
白馬の雪面状態もよくわからず、7日にロープウェイで人が来るので自然園デポはなるべくなし、というところで余裕を持った日程組みになった。
天候 | 晴れ・晴れ後曇り降雪・曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
スキー場までバス本数少なし。 駅から徒歩3.5km。下りはいいが日中登りは避けたい。 白馬か小谷からバスが一般的。 ゴンドライブは動いている。自然園まではまだ動いていなかった。7日から動くという話も聞いたが確認しなかった。 ゴンドラ・リフト1日券県民割引で4000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○ルートの感じ 最上部ロープウェイはまだ運行しておらず、 "つが第1リフト"が停止していたので "つが第2リフト"の上から斜めに 林道を入って自然園へスキーにシールで登った。 自然園建物群からはツボ足で 天狗原の端を掠めて乗鞍南峰(?)らしきへ向かった。 地図では小蓮華山に陥没地形と書いてあるが、 雪山の場合は船越の頭でも幾つか陥没穴あり。 ヒドゥンクレバスみたいな感じで落ちるが 底なり足場なりあるのでご愛嬌。 ルート全体に難しいところはないが 有視界が20mを切ったら危険と思う。 降雪後でなければ小蓮華までは ボーダーのトレースがある可能性が高そう。 ただし消えやすい。 あとは滑る人ばかりなので気をつけたい。 ○雪の感じ 上記のルートだと自然園からすぐ上の樹林帯のみ多少潜るが そこを抜ければツボ足でもまず膝下。 スキーヤーやスノシュー組のトレースはルートがやや異なり、 なだらかだがツボ足では膝まで潜って長い。 8日は夜の降雪がのっていたが大したことはなかった。雪の表面板ごと剥がれるようなことへの注意は必要。 1月下旬〜2月の白馬市積雪量はてんくらで200cm前後だったが 3月は80cm〜60cmとなりすっかり春山だった。 |
その他周辺情報 | 栂の湯700円。客層はスキー場的。休憩所の座布団はなし。 |
写真
装備
個人装備 |
テン泊装備
12爪
ハンマー
スキーブーツ
スキー
ストック
5万分の1地図
*スピツェ長めのピッケルのがよかったと思う。
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感想
久しぶりにゲレンデスキーがしたかった。
主稜の雪の感じも見たかった。
馬の背コースまで一通りを一回も転ばず手もつかずで降りる。
登山のおかげか斜度は全然怖くないが
足元がおぼつかなさ過ぎて怖い。
可愛い子供に抜かれるけど気にしないんだぜ…。
広瀬香美とは言わずspeedでなくともAKBでもいいけど流れてないなー音楽。
***
自然園の建物群で1泊。
船越の頭と小蓮華の中間あたり地点で
風が少し吹いて雪がパラつく。
荷物も重いのでさっくり設営して読書と昼寝。
ボーダーが14時20分頃2人1人通り過ぎる。
小蓮華から滑ると言う。
翌日もガスは切れず。トレースは消えた。
リッジと空の境目を左手に確認して
部分的にはホワイトナビゲーション。
夏道も所々出ている。
雷鳥の足跡は何となく植生を繋いでいる。
少し急になる斜面を上がっていく。
さすがに白馬は天を突いていた。
夏に見た丸い指示盤。
やがて劔周辺も雲を抜けだした。
半時ほど頂上を堪能してから、
降るとすぐにガスだった。
自分のトレースが消えるのが早い。
カメラの電池がないが、
雷鳥の後ろ姿や雪掘りを眺めて行く。
雷鳥はふとリッジの向こう側へ消える。
テント撤収に少々時間をかけて、
大池手前では見通しがきくようになる。
硫黄岳のような感じでのどかに思う。
せっかくなのでショートカットはせず、
大池山荘のエントツ経由で
白馬乗鞍の一番高そうな地点へ。
降るとスキーヤー達が大分左手からあらわれた。
人心地つくトレースの横を歩くことにする。
スノシューの団体の人を見て
いい加減いけるな、と
ゲレンデブーツとスキーをとりだし、
3回ほど転げた。
足が勝手に歩き出し、
ちょっと滑ればザックに降られて頭から。
スキー場もガス。命知らずのボーダーが密集してて危ない。
初心者コースを使ったりして和む。
腿が限界。
温泉。ちょっと泉質は弱い。
カメラを取っておいてくれた人と行きに乗っけてくれた山スキーヤーの方に感謝。
***
課題的な雪山テント設営泊と風呂入らない我慢に耐えた。
ペグをちゃんとうたないと微風でも危ない。
予想外に雪面状態が良く、ラッセル雪訓とはならなかった。
***
主稜ルートの最後の雪庇の具合を見たかったのだが、
厚い部分ばかりが目につき、
どこから抜けるのかわからなかった。
60度は確かにあり、
雪を適当にひっつけたような感じで
とても不安定に見えた。
***
鹿島槍五竜に続く車窓。
八方尾根はたおやかでとても綺麗だった。
夏の縦走のしょっぱいピークのイメージから
唐松人気が謎だったのだが、こちらから見るとぜひ登りたい。
白馬の後に行こうとも思ったが天気が悪すぎて止した。
僕のかなり好きなタイプの山容だった。
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