一切経山から東吾妻山の周回は静かだった。
- GPS
- 07:09
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 759m
- 下り
- 749m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 6:54
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日は福島方面の天気が良さそうと思い、吾妻山(一切経山)に登ってみることにした。この辺りについてよく知らなかったが目的地に近づくにつれてどうも観光地っぽいことを知る。広い浄土平駐車場には大きなレストランや観光案内所が立っている。そして登山者以外に人もたくさん来ている感じだ。平日だからいいけど、土日は一般客で混みそう。
さあ出発。標高は既に1600mあまり、曇天のため涼しいくらいだ。晴れ予報でやってきたのだが途中では完全に雨模様。雲を突き抜けて多少天気も良くなったがそれでも曇り空。うれしくないなあ。酸が平避難小屋を過ぎて登りになると風が冷たい。そして雨混じりの天気となる。夏山の格好では寒いので合羽を羽織り手袋をする。これで落ち着く。出発から1時間ほどで頂上に到着。遠くの山はあまりよく見えない。南に目立った山があるので何かと思ったら磐梯山だった。裏から見てもこの山は格好がいい。そしてこの頂上からは有名な魔女の瞳が見られる。五色沼のことをそう呼ぶらしい。現在は青い色をしているが微妙に変わるといいうことだ。でもなぜ魔女の瞳?誰が名付けたのだろう。結局ここでは寒いこともあり15分ほどで退散する。時刻は10時前だったが暖かいラーメンが食べたくなり避難小屋で食べようと思い下っていく。
着いた避難小屋ではなにか作業をしている様であり、落ち着けなさそうなのでパス。そのまま鎌沼に向かう。ただこの頃から少し雨が強くなってきた。どうしたものかと思いつつ歩いて行く。さほど強くもないがラーメンを落ち着いて食べる場所もない。池を半周ほどしたところで樹木が木道に覆いかぶさっている場所に出る。ここなら多少雨は避けられそう。雨のせいもあり誰も来ないのでここでランチ。沼に当たる雨模様を見ながら手軽なカップ麺を食べる。夏場は食べる気の起きなかったカップ麺が今日はやけにおいしい。季節の差なのだろう。そんなことを思っていたら年配の女性がいい匂いがするねと言って話しかけてくる。やはり今日は天気がいいと思ってやってきたそうだ。なんども来ているらしいが雨のせいもありもう帰るらしい。会津駒の話などをして和やかな時間が過ぎる。自分自身どうしようかと迷っていたが、せっかくだから行ってきなよと背中を押されて東吾妻山に向かうことにする。
雨は相変わらずぽつぽつだ。吾妻山への道は樹林帯の中を行くのでこれでは展望がないのではと思ったが登るにつれて樹林が這い松に変わり展望が開けてくる。期待できるかな。そう思ったが雨でもあり展望はゼロ。晴れたら色々見えただろうにと思うが仕方がない。長居は無用で退散する。
その後北へ向かうと展望台の表示があったので寄り道してみるとそこは裏磐梯が一望にできる場所だった。ちょうど雨も上がったところで檜原湖や磐梯山、猪苗代湖がよく見える。これはいいところだ。
その後しばらく歩くと地図上で湿原マークのある処に出た。ここは大きな池塘もあり落ち着ける場所。ゆっくりとコーヒータイムだ。このあたりでは魔女の瞳のある一切経山がメインでこちらにはあまり人が来ないらしい。これはいいコースかも知れないと感じる。
次に目指したのは景馬平。ここは大きな湿原で池もありいいいところだと思うが、そこまでの道は少し笹薮と岩が鬱陶しい。良いコースと思ったがこんなこともある。その後は樋沼を見て浄土平に戻るが浄土平の隣にある吾妻小富士が気になる。標高差では150mほど。ここは完全に観光用の山で、手ぶらで登る人、普通のスカートの人もいるという山。ただ一切経山から見えた火口跡はやはり間近で見ても立派。ここから見る一切経山と盛んに噴煙を上げるところも絵になる。結局1時間足らずのおまけ登山となった。
帰路は途中で見かけた高湯温泉公共浴場のあったか湯に入る。シャンプ石鹸もないが、料金は250円と格安ながらきちんと管理されている。半露天の浴室は乳白色のいいお湯で頭を洗ったらいつまでも温泉の臭いが楽しめた。
ここはまた入りたいところだ。
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