唐松岳 〜念願の積雪期登頂を達成！〜

2015年03月15日(日) [日帰り]

• GPS: 06:49
• 距離: 10.3km
• 登り: 1,118m
• 下り: 960m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:18
• 休憩: 1:32
• 合計: 6:50

8:11 スタート地点
8:33 8:47 八方池山荘
9:21 9:21 八方山
9:42 9:47 八方池
10:55 10:56 扇雪渓
11:17 11:20 丸山
12:18 12:36 唐松岳頂上山荘
12:56 13:19 唐松岳
13:30 13:57 唐松岳頂上山荘
14:13 14:13 丸山
14:19 14:20 扇雪渓
14:37 14:37 八方池
14:46 14:46 八方山
15:00 15:00 八方池山荘
15:01 ゴール地点

天候

晴れ（北西からの風が時々強い）

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

◆駐車場
八方尾根スキー場ゴンドラ乗り場近くの駐車場（600円）
※朝にならないと入れない／18時で閉鎖される

◆周辺
道路に積雪ほとんどなし

◆ゴンドラ・リフトについて
運行時間は八方尾根スキー場のHPで確認　http://www.happo-one.jp/news/
八方池山荘までの乗継は以下。
ゴンドラリフト「アダム」→アルペンクワッド→グラードクワッド→八方池山荘

グラードクワッドの運行はHPでの発表より早まることがある。今回は我々がグラードクワッドの運行を待たずに登ったら、中腹で運行開始されて追い抜かれた…

コース状況／危険箇所等

◆登山ポスト
ゴンドラチケット売り場

◆コース状況
山頂までトレースあり。トレースを外すと膝まで沈んだ。
危険を感じる場所はなし。
八方池山荘は通年営業。唐松岳頂上山荘は冬季閉鎖。

装備は皆さんバラバラで、クランポン、ワカン、スノーシューと多様。
我々はクランポン＋ダブルストック（丸山への登りでピッケルに持ち替え）。

その他周辺情報

◆トイレ
・八方尾根ゴンドラ乗り場
・途中のコンビニや道の駅など
・八方池山荘は未確認だけど借りられると思う
・八方尾根途中のトイレは使用不可

写真

3/15 6:07

移動中、日の出時刻の白馬三山。いい天気になりそう。

3/15 7:27

すでに行列のできるゴンドラ乗り場。
第52回全日本スキー技術選手権大会が開催されていると知ったのは現地到着したときだった。

3/15 8:06

運行時間の分からないグラードクワッドを待たずに登るぜ！

3/15 8:28

登っていたら運行開始されて大勢に追い抜かれた…

3/15 8:49

八方尾根の行列

3/15 8:53

美しすぎる白馬三山

3/15 8:59

ときどきこんな感じに風が吹き荒れる。
背後の山は妙高、火打、高妻、戸隠など。

3/15 9:09

志賀高原あたりの山も見える。

3/15 9:16

不帰キレット恐ろしい…

3/15 9:26

頑張って登りますよ！

3/15 9:28

四阿山とか浅間山

3/15 9:34

太いトレースだけど、スキーの跡は深く沈む。

3/15 9:35

八方池（雪の下）

3/15 9:38

第3ケルンからの不帰キレット。唐松岳の頂上は見えない。

3/15 9:57

下ノ樺

3/15 10:13

五竜岳と鹿島槍ヶ岳はずっと見えてる。

3/15 10:22

上ノ樺

3/15 10:56

丸山への登り

3/15 11:13

丸山ケルン。
去年の4月はここまですら登れなかった。

3/15 11:25

目指す唐松岳のピークが見えた。

3/15 11:35

丸山からの唐松岳（4倍）。美しい三角形。

3/15 11:36

丸山からの不帰�景�（4倍）

3/15 11:36

不帰�曲�（4倍）

3/15 11:36

白馬三山（4倍）

3/15 11:50

後立山連峰主稜線への登り

3/15 11:52

焼山、火打山、妙高山（4倍）

3/15 11:53

乙妻山・高妻山あたり（4倍）

3/15 11:54

たおやかな尾根だね

3/15 12:15

主稜線に出ると風景が一変。

唐松岳

3/15 12:16

これが見たかった！

剱岳、立山

3/15 12:16

南には五竜岳

3/15 12:23

腹が減ったのでランチ

3/15 12:35

さて、唐松岳へ！

3/15 12:43

トレースの薄い斜面を登るtanyaさん

3/15 12:46

へばってる(笑)

3/15 12:52

積雪期唐松岳に登頂！

3/15 12:53

不帰キレットから白馬鑓ヶ岳に続く稜線。
白馬岳は頂上がちょっとだけ出ている。

3/15 12:53

日本海まで見える

3/15 12:53

五竜岳
このまま稜線を歩きたくなる。

3/15 12:54

剱岳、立山、薬師岳
剱岳登頂した去年8月、残念ながらガスに覆われていた思い出。

3/15 12:54

興味はあるが、なかなか登る機会がない毛勝三山

3/15 12:55

剱岳（4倍）

3/15 12:55

薬師岳、立山（4倍）

3/15 12:55

五竜岳（4倍）

3/15 12:55

槍穂、針ノ木岳（4倍）

3/15 12:55

毛勝三山（4倍）

3/15 12:56

天狗の大下り（4倍）

3/15 12:56

剱岳を前に仁王立ち

3/15 12:59

積雪期唐松岳登頂記念

3/15 13:04

山しかない(笑)

3/15 13:10

特定保健用食品のマーク（左右逆）

3/15 13:15

南の風景

3/15 13:15

剱岳と毛勝三山

3/15 13:16

不帰キレット東面を滑走するのね。

3/15 13:40

頂上山荘前より

3/15 13:42

のんびりコーヒー

3/15 13:56

名残惜しいが下山開始

3/15 14:02

もったいないなー

3/15 14:03

不帰キレットは夏にチャレンジするかも。。。

3/15 14:41

ケルンに挨拶するも無視された…

3/15 14:53

白馬三山は3年前に登ったよ

3/15 14:53

下山は1時間程度で

3/15 15:18

大会開催中の八方尾根スキー場

3/15 16:00

帰りの道路より
五竜岳の見事な武田菱

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

感想

deportivo21

2014年4月、残雪の唐松岳での撤退。それからおよそ11ヶ月が経った3月15日、念願の積雪期唐松岳に登頂を果たした。

金曜日の予定では土曜日に金峰山だったが、仕事が長引いてしまい中止に。日曜日の予報はいまいちだったが、いつの間にか登山日和の予報に変わる幸運。唐松岳の頂上から剱岳を拝むことが決まった。

ゴンドラの運転は7時30分からで、大勢のスキーヤーに混ざって並ぶ。登山者はあまりいないように感じたが、グラードクワッドの運転開始を待ちきれずにゲレンデを登っていくうちに運転開始となり、八方池山荘に着く頃には、尾根に登山者やバックカントリーの隊列が出来ていた。少し悔しい。

山荘前でクランポンを装着する。しばらくは傾斜も緩いのでピッケルでなくストックで歩いた。北に見える白馬三山、南に見える五竜岳と鹿島槍ヶ岳は白銀に輝いて美しい。東を振り向けば妙高や戸隠の名峰、遠くには浅間、四阿、草津白根、苗場、八ヶ岳、南アルプス、そして富士山まで見える。たまに雪煙を上げて吹く強風も、この景色のスパイスだと思えば楽しめる。

登れば登るほど近付く不帰キレットは難攻不落の要塞のようだ。今夏に挑戦する予定だが、無事に帰れるか不安になった。『不帰』の名に相応しい。

前回は辿り着けなかった丸山を越え、さらに少し登ると、後立山連峰の主稜線に出る。ここまで登ると、ようやく剱・立山連峰が見渡せる。

雪と岩の殿堂、剱岳。この景色を見に来たのだ。

満足して、危うく下山してしまうところだったが、まだ唐松岳の頂上に立っていないことに気付いて最後の斜面を登る。山頂は目の前だ。

登山開始からおよそ5時間、積雪期の唐松岳に登頂。山頂からは周囲のあらゆる名峰が見渡せる。
北には白馬鑓ヶ岳。その右肩から顔をのぞかせる白馬岳。左肩には日本海。
西には毛勝三山、剱岳、立山。遮るもののないこの景色は、まさに神々の世界。そう感じるほどに美しい。
南には五竜岳。遠方に槍ヶ岳、穂高岳、針ノ木岳、水晶岳、薬師岳などが見える。鹿島槍ヶ岳は恥ずかしがって五竜岳の背後に隠れてしまった。
東には妙高、戸隠、浅間など。まだ登ったことがない高妻山や雨飾山は今年登りたいと思っている。




これほどの絶景を楽しめるのに、下山しなければならないのが残念だ。唐松岳頂上山荘を風除けにして昼食とコーヒーを楽しむ。最後に立山連峰に別れの挨拶を済ませて、主稜線の東側に下る。下山はわずか1時間少々で八方池山荘に到着。登り5時間が嘘のようだ。

この日の山頂からの景色は、おそらく忘れることはないだろう。それほどの衝撃だった。2015年3月15日の唐松岳と、姿を見せてくれた全ての山々に感謝。

コメント

makoyan2150

お二人さん、こんにちわ
登頂、おめでとう！

すばらしい絶景　羨ましいんだからぁ〜♪

tanyaさんの剣を臨む後姿には、残雪期に剣登頂してやるぞ！　との、声が聞こえるようです

deportivo21

Re: お二人さん、こんにちわ
makoyan2150さん、コメントありがとうございます。

雪の剱岳はさすがに登ろうとは思いませんが、去年登頂時はガスガスだったので、快晴の日を狙って登りたいです。