火打山(天狗の庭まで)〜まさかの雪山で登頂断念〜
- GPS
- 07:38
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,243m
- 下り
- 1,233m
コースタイム
天候 | 曇ときどき雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
写真
感想
秋山・紅葉登山を目論み、新潟の百名山2山を計画。火打山から高谷池ヒュッテor黒沢池ヒュッテに1泊し、翌日妙高山へ縦走を検討も、いずれも既に予約はいっぱい、仕方ないので下界に泊りそれぞれ単発で登ることにしました。出立2日前の記録を見るとふむふむ漸く紅葉が始まったらしい、これは期待できるか、しかし天気が少し心配だ。前日上越妙高に降り立つと、あれれ妙高山が冠雪しており、夜のネットニュースにて、火打山で転倒負傷者ありと。どうやら5日(木)に降り、6日(金)に初冠雪したと。10月上旬での初冠雪はここ10年で最も早いとのことで、去年は10/25だったそう、これは完全に想定外、、、。防寒装備はあるものの雪山想定がなかったためアイゼン持参は無し。取り敢えず無理せず行けるとことまで登ってみようと、まさかの初冠雪day2に登ることになりました。
6時半前に笹ヶ峰登山口の駐車場に着くと上の駐車場はラスト1台滑り込みセーフ。すぐ下の駐車場は広大で全然余裕でした。立派な登山道入口を通りいざ出発。暫くは木道が続きます。黒沢橋を過ぎると山道らしくなり、高度が上がっていきます。十二曲りの登り、その後もなかなか急登、しかし荷物がそれ程重くないので調子はいい感じ。と、所々で雪が出現、そして見る間に普通の雪道に。天気もあまりよくないし、ううむ。下山してくる方に上の様子を聞いたところ、一様に今日は山頂は行かず天狗の庭までにした、あるいはそこ迄も行かず下りてきた、とのこと。思った以上に積雪が増えてきて上はもっとあることは容易に想像でき、アイゼンあればまだしも、ない状態での山頂は危険と判断し我々もこの時点で登頂は諦めることとし、ヒュッテまでは行ってみようとなりました。完全な雪道よりも積もりたての雪は歩きづらいことこの上なく、時間的にも計画表のペースを下回る状況だったので装備があっても無理だったかも。ようやく三角屋根の高谷池ヒュッテが見え、到着!雪が降り始めさむさむ。100円でヒュッテ内で休ませて頂けるとのことで、ストーブのついた奥の部屋にお邪魔しお弁当を食べました。ただこの部屋も結構寒く、冷蔵庫にいるような感じでした。ヒュッテの周りは高谷池があり本当はこの見事な紅葉を見たかったのですが、それを通り越して雪景色とは(^^;。これはこれで見応えあり、貴重です。荷物をデポし、天狗の庭に向かいます。すると徐々に青空が広がり、先ほどまでガスで隠れていた山頂がばっちり、徐々に近づくにつれその雪山状態の火打山全貌がお目見えです。素晴らしい絶景!期せずしてですがこの景色が見られるなんて、ある意味ラッキーといっていいかも知れません。
天狗の庭をちょっと行くと池があり、一瞬無風になったときに、逆さ火打をばっちり撮ることができました。すばらし。ここからあと1.5時間で山頂、ちょっと残念ですがまたの機会に取っておきましょう。小屋の方に伺ったところ、まだ彼らも積雪後上まで登っていないということでした。ただ、稜線を見るとゆっくり山頂目指して登っている方もおりました。ヒュッテ泊でアイゼンがあれば今日か明日で登れたかな。下山途中で例の2日前の負傷者救出のためヘリが高谷池ヒュッテに飛んでいくのを見ました。この連休で遭難事故も沢山起きており、この時期の危なさ、一瞬で変わる山の怖さ、そして危険と感じた時はやめる判断の大事さを実感しました。
さて、下りは雪解けが進み泥泥状態・・。歩きづらい。靴とスパッツが汚れまくりました。登山口手前に洗い用の水場あり有難し。そんなこんなで無事下山!紅葉登山の筈が雪山登山、貴重な体験となりました。紅葉最盛期はまだまだこれからだったので追い抜かしちゃいました。
追伸;ポリシーに反し火打山の山バッヂを買ってしまったので、必ずやリベンジせねば・・。
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