甲斐駒ヶ岳(道の駅こぶちざわ→北沢峠)


- GPS
- 11:01
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 2,597m
- 下り
- 1,536m
コースタイム
- 山行
- 10:14
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 10:56
天候 | 晴れ / スタート時気温10℃くらい。湿度低く蒸れを感じず快適。山頂で5℃だったが風が4〜5mくらい吹いていたのでかなり寒かった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
北沢峠→仙流荘: バス(運賃\1150+手荷物代\220)。利用客多数のためか台数多かった。利用客の多さは7月の三連休に次いで今シーズン二番目だそう(運転手さん談)。 仙流荘→茅野駅: バス(ジオライナー)利用。仙流荘17:00発の1便のみ。途中下車・途中乗車可能。運賃\1780、チケットの事前購入は必要なく、下車時に現金で支払う。スイカ等のICや電子決済、クレジット等利用不可。所要時間90分、18:24着予定だったが10分くらい早く着いた。今シーズンの運行は10/9が最後。 茅野駅→小淵沢駅: JR中央線利用。普通車は1時間に一本程度。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されて、難所には鎖が設置してある。一部、岩のオーバーハングを鎖で横から乗り越える場所があり、身長の低い方は難儀するかもしれない。 ほんの数カ所だが、凍結した場所があった。今後も気温低下傾向が続くようなので要注意。まだ早いと思わずチェーンスパイクを携行したほうが良いかもしれない。 |
その他周辺情報 | ⚫︎七丈小屋 水\100、トイレ\200、ペットボトル飲料(ポカリ、コーラ)\500。 手拭い\1500、七丈小屋xLA SPORTIVAチューブ手拭い\2000、ピンバッジ\700購入。 ⚫︎こもれび山荘 ビール\500、おでん\600購入。 ⚫︎スパティオ小淵沢 入浴\830(市外客)利用。 |
予約できる山小屋 |
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写真
装備
MYアイテム |
![]() 重量:5.98kg
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感想
数少ない三連休、日光の山はてんくらCで天気図的にも風がやばそうです。てんくら、天気図、WINDY、気象予報士KASAYAN先生の予測などとにらめっこしながら甲斐駒ヶ岳に決めました!
最近山梨ばかりになってきました。
テーマは前回歩いた八ヶ岳から南アルプスまでの赤線繋ぎと岩場・高所慣れのトレーニングです。
当初は甲斐駒ヶ岳登頂後に長衛小屋で今季最後のテント泊を楽しむ計画でした。
しかし、急に寒気が流れ込んで気温低下、気圧配置も西高東低の冬型となり、夏仕様のテント泊装備に肉付けしても標高2000mの長衛小屋で夜を越えるのは無理があるのでは…と計画変更。
シンプルに小淵沢→甲斐駒ヶ岳→北沢峠下山、バスと電車で小淵沢に戻るルートで決定。ジオライナーの運行が10/9で終了とのことで、ギリギリのタイミングでした。
北アルプスでは15cmも積雪したとの情報もあり、3000m級の山へ向かうのは不安に感じる部分もありましたが、等圧線を見る限り風はそこまで強く無いはず。防寒着とチェーンスパイクを携行し撤退も視野に入れてスタートしました。
三大急登黒戸尾根は序盤こそ緩やかな樹林帯で拍子抜けしましたが、五合目からが本領発揮。ポールをしまって手を使いながら必死で急登を乗り越えました。めちゃくちゃキツかった。
道々で石碑や祠がたくさんあり、信仰の深さを感じました。ダイナミックな奇岩や畏敬の念を抱くような山容に、人の力を超えたものを感じたのかもしれません。味わい深い登山道でした。
下山は岩場と高度感に慣れるために直登ルートを選択。女峰山をはじめとする日光の山々、前回登った赤岳キレット・真教寺尾根の経験がしっかり血肉になっている実感があり、危なげなく通過できました。
肝心の赤線繋ぎですが、北沢峠下山で無事繋がったかと思いきや、仙丈ヶ岳登山口と北沢峠の間の100mの空白を埋めるのをすっかり忘れていました。繋がっていなかったのです。痛恨のミス。
下山後こもれび山荘で速攻ビールとおでん。茅野駅での電車待ち1時間の間に居酒屋でビール一杯。車を道の駅こぶちざわにデポしてスタート、下山後車中泊の計画にしたのは下山後車を一切動かさず心置きなくビールを飲むためです。歩行距離長くなる犠牲を支払った甲斐がある美味さでした。
結果的に最高の登山日和で状況判断は間違っていなかったとは思うものの、ここ最近の気象状況と事前の天気予報を考慮すると、周りに不安を与えるかもしれないという点で登山に行かない選択肢が最善であったかとも思います。自分が安全に登れるかだけでは足りないのかもしれない。とはいえ山に登れるチャンスも貴重です。なかなか難しいですね。
今回はいつもより行動食をしっかり食べられ、行動計画にも余裕もたせ、ゆとりのある山行を楽しめました。黒戸尾根なのでキツくて大変なのは間違い無いですが、コースタイムとか周りのペースとかにあまり左右されず自分のペースを保てたという点で非常に有意義でした。
また、登山口までの平地歩きがあったことで、登山だけではない旅する感覚を味わえました。
登山口で靴紐を締め直しながら、交通機関が発達する前の長距離歩きで山越の前の気持ちはこんな感じだったのかな、とか考えて味わい深かったです。
【メモ】
・ドライT+トレールアクションパーカー+TNFアルパインライトパンツ。予備でジオラインMW上下、ダウンジャケット、カリマーbomaNSジャケット携行。山頂で肌寒くbomaNS羽織る。行動中はドライTとトレールアクションだけで汗ばむ程度。快適に過ごせた。チェーンスパイク携行するも使用せず。
・手袋はモンベル・クールグローブ常時着用、予備でサンダーパスグローブ、フリースグローブ携行。山頂で手がかじかみ、サンダーパスグローブを重ねる。
・2022/11から使っていなかったトレッキングポールを、前回八ヶ岳から久々に使用再開。マジで魔法の杖と感じた。森林限界超えて岩場までの限定使用と割り切っても負担がかなり軽減し利用価値高い。下山では使わずに早いペースで下っても膝に痛みを感じないくらいには成長できた。
・直登ルート下山時、マーキングが非常に視認しづらく、分岐を見落として直進してしまった箇所あり。そのまま進むと進退極まりそうな箇所もあり、類似のコースで今後注意が必要と感じた。
・装備重量計測し忘れ。水1L+アクエリ1L、小屋で消費分700ml補充+ポカリ500ml購入
、下山時水1L余る。
・食料内訳
おにぎりx1(消費)
惣菜パンx1(消費)
無印バウムx2(消費1)
アミノバイタルゼリーx2(消費1)
アミノ酸パウダーx4(消費1)
カロリーメイトブロック2個入x3(消費せず)
※下山後おでん、牛タン焼肉+ライス、コンビニ弁当(カレー)、ポテチ1袋、ビール計3杯摂取。
【山梨百名山】
24. 甲斐駒ヶ岳
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