定山渓天狗岳（天狗小屋から）

2023年10月14日(土) [日帰り]

• GPS: 03:28
• 距離: 9.9km
• 登り: 884m
• 下り: 890m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:06
• 休憩: 0:23
• 合計: 3:29

10:59 スタート地点
11:15 11:18 定山渓天狗岳登山口
11:55 11:55 二俣
12:44 13:02 定山渓天狗岳
13:37 13:37 二俣
14:07 14:09 定山渓天狗岳登山口
14:27 ゴール地点

天候

晴天

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

コースは、林道歩き、沢歩き、急登の３つに区分できます。

林道は、右手に白井川を見ながら歩きます。両脇は広葉樹ばかりなので、紅葉の季節はそれなりに林道歩きも楽しめます。

熊ノ沢登山口からは、沢伝いの登山道となっていて、沢を何度も右岸へ左岸へと徒渉を繰り返し、時には滝を高巻きし、時にはロープ場を下ったり登ったりと、非常に変化に富んでいて、とても楽しいです。徒渉は水量も少なく苦労することはありませんでした。

沢歩きが終わる二俣からは急登が始まります。山頂500m手前まではほぼ直登が続き、かなりキツいです。最後はルンゼのロープ場。ほぼ岩登りで、誤って滑落すると怪我では済まないかも知れません（過去には、残念なことに滑落事故で亡くなっている方もいるようです）。

低山ながら、なかなかハードなコースで、初心者にはお勧めできませんが、苦労して登ったあとに待っている山頂での景色は素晴らしいものがあります。

参考までに、熊ノ沢登山口から５分ほど登ったところに、そんなに新しくない熊の糞がありました。

写真

駐車場内に建つ天狗小屋です。登山ポストは小屋の中にあります。
左側に行くと、余市岳への登山道がかつてはありましたが、いまは廃道になっています。

駐車場です。上手に停めれば10台くらいは、いけそうです。登山客以外にも渓流釣りの方も利用しているようです。
この日は到着が遅かったこともあり、満車だったので、橋を渡る手前の道道脇に駐車しました。

紅葉が始まっていました。

林道歩きのスタートです。時おり見える渓流と、紅葉がとても綺麗なので、苦になりませんでした。

林道はとても歩きやすいです。

いよいよ登山道の始まりです。

ササがうるさく被っているところもなく、ピンテも豊富で、さらに迷いやすいところには看板もあったりと、とても良く整備されています。

キノコ

最初の徒渉点です。このあと何度も何度も徒渉を繰り返しますが、数日間、晴天が続いていたこともあってか、徒渉に苦労するところはありませんでした。

写真だと分かりにくいですが、ロープ場になっていて、結構な崖を下ったあとに徒渉します。

ロープ場の崖を下りて対岸から。

とても美しいです。

紅葉は始まったばかりと言う感じでした。

滝もあります。なので、登山道は高巻きします。

二俣で沢歩きが終わると、急登が始まります。大きな岩がゴロゴロしていて、手を使いながら登ります。ほぼ直登なので、かなりキツかったです。
写真は撮りませんでしたが、二俣を過ぎると、木々の間から定天の岩峰が見えてきます。

あと、0.5kmの看板に励まされます。急登は一旦、この辺りで終わりになります。

岩峰が見えてきました。

岩峰の麓です。いよいよ山頂が近くなってきました。

ルンゼを登って行きます。最初は粘土質の土で、雨上がりは滑りそうです。

ロープを頼りに登ります。かなりの斜度です。

最後は岩登りです。足をかけるところがないところもあり、濡れていないのに滑るので、気を遣います。

ついに山頂〜。

さっぽろ湖が綺麗です。素晴らしい眺望です。

さっぽろ湖を挟んで、左手には鳥帽子岳と神威岳、右手には小天狗岳が見えます。

感想

mtGONTA

初めての定天です。
前日に今シーズンの目標だったニペソツに行って来たばかりなのですが、良い天気だし、冬が迫ってきているし、特に予定もないしと言うことで、いても立ってもいられなくなり、９時を過ぎてから自宅を出発しました。

結果、登って大正解でした。とても楽しいし、山頂からの景色が素晴らしい山です。そして、なかなか危険で、なかなかハードで、標高こそ1000mちょっとですが、決して侮れない山です（ぶっちゃけ、ニペソツよりも定天の方が急登はハードだし、滑落の危険性は高いです）。

ロープ場や岩をよじ登る箇所が多いので、手袋は必須です。徒渉も多く、ローカットの靴ではドボンすることになると思います。