錫杖岳前衛壁左方カンテ

2023年10月13日(金) ~ 2023年10月14日(土)

• GPS: 04:00
• 距離: 3.6km
• 登り: 982m
• 下り: 225m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:15
• 休憩: 0:35
• 合計: 3:50

12:10 中尾高原口バス停
12:14 新穂高の湯
13:05 13:09 クリヤ谷渡渉地点
13:50 13:51 錫杖沢出合
14:22 錫杖岩舎への分岐
14:25 錫杖岩舎
15:00 15:30 とりつき下見出発
15:30 15:00 左方カンテとりつき
15:30 幕営地（岩舎）

コースタイム：
中尾温泉Pから錫杖岩舎まで　約2時間15分
錫杖岩舎からとりつきまで 約30分
左方カンテ登攀　1P~7P 約5時間
懸垂下降(50mロープ 4回)　約1時間（途中注文を登ってくるパーティー待ちあり）
錫杖岩舎から中尾温泉Pまで　約1時間40分

天候

二日とも晴れ、無風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中尾温泉Pに駐車。となりの砂防塾のPにトイレあり。

写真

10/13 12:12

中尾温泉Pから蒲田川をわたり槍見館方向へ

10/13 12:18

左の登山道へ

10/13 13:33

10/13 13:34

前衛壁が見える

10/13 13:48

錫杖沢出合の分岐

10/13 13:48

10/13 13:50

錫杖沢出合はテント3張可能

10/13 13:51

10/13 14:21

10/13 14:22

10/13 14:22

10/13 14:23

錫杖岩舎への分岐（岩舎へは左の沢へ降りる）

10/13 14:23

前衛壁へは分岐を右へ（ヘルメット目印）

10/13 14:24

10/13 14:24

錫杖岩舎。2張がやっと

10/13 14:25

岩舎脇の枯れ沢から前衛壁を見る。西面

10/13 15:24

ヘルメット地点から明確な踏み跡をたどり前衛壁基部へ。つきあたった地点から左方カンテはすぐ右。注文は左へ進む。

10/13 15:28

左方カンテ1Pめとりつき下見

10/13 16:03

西面。

10/14 6:32

2日目。左方カンテ1Pめ

10/14 6:49

2Pめルンゼ

10/14 7:05

2Pめはカンテまで行き、カンテを回り込んだ西面（北沢側フランケ）に終了点

10/14 7:34

3Pめは西側（北沢側フランケ）のフェースから右上し、南面に戻る。

10/14 7:43

10/14 7:46

3Pめの小乗越。ガバだがリードは怖い

10/14 7:50

3Pめ終了点はチムニー下。ここは終了点みあたらず岩で。

10/14 7:51

4Pめチムニー

10/14 7:59

チムニー

10/14 8:21

チムニーが終わったところで切る

10/14 8:21

5Pめは左のフェースから。

10/14 8:34

フェース上部は左面にトラバース

10/14 8:36

残置ハーケンで中間支点とる

10/14 8:38

中央あたりを登る

10/14 8:51

10/14 9:15

5Pめは大テラス（北沢側フランケ）まで出てから終了。画像は核心の6Pめ

10/14 9:25

核心6Pめ。出だしがとても悪い

10/14 9:26

かぶった凹角

10/14 9:28

まず左の新しいハンガーにかけてから離陸

10/14 9:32

凹角内の岩は動くので持てない。その上に切れたお助け紐あるが、短いので体をあげないと届かない

10/14 9:34

10/14 9:36

大テラスの左側は注文の多い料理店4Pめ。クラックのあるフェース

10/14 9:43

6Pめ。凹角を抜けたら左フェースからカンテへ

10/14 9:44

注文4Pめをから懸垂下降するクライマー。大テラスより数m下の水平テラスまで懸垂。

10/14 10:02

凹角内の動くチョックストーン

10/14 10:15

6Pめ後半のダブルクラック。バランスよくない。

10/14 10:27

6Pめ終了点

10/14 10:28

7Pめはこのスラブをいったん左に出（ハンガーあり）、上部の木を目指してほぼ直上。

10/14 11:03

木の根元に支点があるのでそこを目指す。カムはとれない。

10/14 11:16

最終終了点は大木

10/14 11:17

広場からの眺め。槍から大キレット

10/14 11:17

広場からの眺め。白出のコルには穂高岳山荘。西穂山荘とロープウェイ

10/14 11:20

広場からP2山頂を見る

10/14 11:36

焼岳か

10/14 11:37

10/14 11:51

10/14 12:17

10/14 12:40

10/14 12:40

10/14 12:46

10/14 12:46

10/14 12:53

10/14 13:06

10/14 13:19

10/14 13:20

10/14 14:06

10/14 15:34

10/14 15:44

撮影機器：

COOLPIX AW110 NIKON

iPhone 7 Apple

装備

共同装備

ダブルロープ2 カム＃0.2~3 2セット

感想

jassmine

錫杖岳のクライミングはアプローチも近く、日帰りも可能。
今回は初ということで、左方カンテを登りました。
下記に書いてますが、変化があり面白いルートで私にはほどほどに難しく、また7Pというのも適当な長さであり、また終了点からの眺めも最高でした。

◆左方カンテ　印象とコメント
・凹角、チムニー、クラック、フェースなど変化に富みとても面白いルート
・岩は固くしっかりして快適
・左方カンテとはいえ、カンテ上をいくのではない。
・個人的にはジャミングを使うことはなかった。
・中間支点はほぼなく（ハーケンもほとんどない）、立ち木かカムで。立ち木が随所にあるのはいいが、クラックが浅くカムが取れないところも結構ある。
・1つのピッチで、同じ番号のカムを2個使うなどあり、そういう意味で結局2セットあるとよい。(#0.2~#3)
・各ピッチの終了点はほぼハンガーで明確。このためピッチをどこできるかはわかりやすい。
・核心は6Pめ（記録によっては7Pめとなっている場合あり）。大テラスからかぶった凹角を登るピッチ。まず離陸が難しい。凹角内のチョックストーンは動くので注意。
・懸垂下降は北沢側フランケ（注文の多い料理店ルート）を懸垂4回（50mダブルロープ）
　懸垂1Pめは、左方カンテスラブピッチの開始点まで
　懸垂2Pめは注文3Pめ終了点（大テラスより少し下の水平テラス）
　懸垂3Pめは注文2Pめの終了点
　懸垂4回で地上へ。注文のとりつきよりすこし上（左）におりる。