市房山
- GPS
- 08:53
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,337m
- 下り
- 1,320m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
初めての山でしたが迷うことなく登れました。木段の箇所は荒れてますね。 |
その他周辺情報 | 市房ダム湖の桜は今が見頃でしょうか。相良藩化け猫騒動の伝わる水上村の生善院はお勧めです。 |
写真
感想
市房杉を写真に撮りながら登れれば山頂を目指そうと計画した。ネット上の登山記録を参考に往復8時間あれば大丈夫だろう、ということは7時に登り初めて15時には下山。帰りに温泉に入って・・・と皮算用で朝4時に水俣を出発したら約100km行程を2時間ほどでたどり着き、まだ写真撮影には薄暗かったので40分ほど車で仮眠。
山頂まで高低差が1100mと今まで経験のない高さだったのでいつも以上に入念に膝サポーターを装着し7時登山開始。膝痛持ちなので調子を見ながら山頂はあくまでも第二目標だ。
登山口の鳥居をくぐり分け入った市房杉の森の中は朝7時過ぎではまだ薄暗く、予想通り三脚を立てての撮影になった。市房神社までの行程で次々に現れる巨木に「すげ〜!」の連続。三脚の足を伸ばしてはたたみ、伸ばしてはたたみと、けっこうめんどくさい。山岳写真家は偉いなぁ。僕のような不精者には遠い世界だと再認識。
4合目の市房神社で三脚を使っての撮影は諦め、ザックに括り付けて登山モードに。行けるところまで行こう。
出発したとき駐車場には人っ子ひとりいなかったが、市房神社の手前の巨石階段でひとりの登山者に軽やかに追い抜かれ、8合目あたりで「山頂は貸し切り状態でした〜」と下山してくるその登山者とすれ違う。「焦らない焦らない」と自分に言い聞かせ、「もういい歳だしな」「今日は写真を撮るのが目的だから」「重い三脚担いでいるし」…と自分への慰めの言葉を二十個ぐらい考えてみる。
落葉樹帯に入って山が明るくなると気分も高揚し「これは登れる」という確信が湧いてきた。難しい場所もない。天気もいいし時間を掛ければ登れる。ゆっくり行こう。
ということで市房神社から3時間ほどで山頂。風が強くてちょっと冷たいけど気分も見晴らしもいい。やっぱり山は天気がいい日に限る。わっはっは。この風景は今この瞬間僕だけのものだ。凄いな。
…と満足したらお腹が空いてきたので楽しみにしていた「サッポロ一番カップスター醤油味」に保温ボトルからお湯を注ぎ蓋をして、、、「あ、箸がない!」。あれだけ入念に計画を立て準備をして早起きをして息を切らせながら登ってきたのに「なんてこった!」。絵に描いたようなトホホ感。まぁ不幸中の幸いでこの山頂には僕しかいなかったから良かったようなもの。小枝を拾ってきて水で洗ってフォークにして食べた。
そうこうしているうちにもう一人の登山者が登ってきた。宮崎の人らしい。僕より一回りは若そうだ。話をしてみるとかなりのベテランぽい。先に下り始めたが30分ほどでホイホイと下りてくる彼に追い抜かれ、あっという間に置き去りにされてしまった。遠ざかっていく背中に向かって「若者よ(40代前半だと思うがw)。時間もスキルのうちなんだよ」と今日思いついた中で一番の名台詞をつぶやいてみた。
ということで、何とか下山。膝はボロボロで巨大杉の間をストックを松葉杖のようにしながら登山口まで歩いた。ああ、登山者の少ない平日でよかった。
予定していた温泉はパスして水上村の生善院に立ち寄って帰った。
市房山登山は思っていた以上にハードだった。膝で登って穴で下りるような場所が次々と出てくる。それを一つづつクリアしていく山登りの醍醐味が充分味わえた。そして市房杉は思っていた以上に素晴らしかった。この杉を見るためにだけでも100km走ってくる価値はある。山は山頂に立つだけにあるのではないことを改めて実感できた。
いい山行きだった!
epiktさん。
はじめまして!maltenと申します。
山行、お疲れさまでした〜!
市房山へはまだ登った事がありませんが、標高差1,000m超は結構キツいですよね・・・
自分も食事するときになって「あ、箸が!!」という事はたま〜にあります(苦笑
その時はepiktさんと同じように、その辺りに落ちてる「ネイチャースティック」を使わせて貰います
自分の場合はダブルで「フツーの箸」のように使いますけど。。。
⇒その方がバレないかなぁ、、、とww
maltenさん。
コメントありがとうございます。
今回はちょっと登れるか心配だったのですが、何とか登れました。
今年は九州脊梁山地を集中的に登ろうと思ってますので、その試金石でもありました。
箸は真っ直ぐでお揃いの枝が必要なので、麺ならフォークでいいだろうと。
それに誰にも見られていませんでしたからね(笑)
小枝をフォークに…って箸じゃないのかな?と思いつつ写真で納得!
いい感じですね。
市房山には行ってみたいと思いつつ遠いのでなかなか足が向かいません。
杉が見事ですね、いつか行ってみたい。
膝は大事ですからゆっくりゆっくりで良いと思います(^-^)/
kururinさん、こんばんは。
コメントありがとうございました。
忘れ物はね、歳を取るとしょっちゅうですよ。ははははは。
まぁいまのところ致命的な忘れ物でないのが幸いです。
市房山はいい山でした。福岡からだと遠いですよね。
今年は脊梁を集中的に登って行こうと思ってますが、同じ熊本県なのにどの山も登山口まで2時間以上かかってしまいます。そこがネックですね。
kururinさんは登山歴のわりにずいぶん登っていますね。素晴らしい。
九州はいい山がいっぱいありますね。
もう登れる山は限られていますが、僕も今年は登っていこうと思ってます。
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