熊野古道歩き；那智駅より那智大社、大雲取越、小雲取越、熊野本宮大社へ

2023年10月13日(金) ~ 2023年10月15日(日)

• GPS: 11:47
• 距離: 34.5km
• 登り: 1,805m
• 下り: 2,140m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:11
• 休憩: 0:40
• 合計: 2:51

12:22 那智駅
12:27 12:31 補陀洛山寺
12:46 12:46 那智温泉
13:06 13:07 尼将軍供養塔
13:44 13:50 大門坂入口
14:11 14:12 那智山バス停
14:19 14:22 青岸渡寺
14:23 14:30 熊野那智大社
14:32 14:39 青岸渡寺
14:53 15:04 飛瀧神社
15:13 那智の滝前バス停

2日目

• 山行: 5:09
• 休憩: 0:41
• 合計: 5:50

7:22 那智山バス停
7:30 7:30 青岸渡寺
7:42 7:44 三丁の分岐
8:02 8:02 那智高原公園
8:26 8:27 登立茶屋跡
9:04 9:21 舟見茶屋跡
9:38 9:39 色川辻
10:33 10:37 地蔵茶屋跡
10:52 10:54 石倉峠
11:20 11:25 越前峠
12:14 12:21 楠の久保旅籠跡
12:43 12:44 円座石
13:03 13:03 大雲取越登山口(小口)
13:08 13:09 小口バス停
13:12 小口自然の家

3日目

• 山行: 4:30
• 休憩: 1:01
• 合計: 5:31

7:10 小口自然の家
7:27 7:32 小和瀬渡し場跡
8:39 8:50 桜茶屋跡
9:02 9:02 桜峠
9:24 9:24 石堂茶屋跡
9:34 9:34 賽の河原地蔵
9:33 9:33 小雲取山
10:00 10:10 百間ぐら
10:22 10:22 万歳道分岐
10:29 10:29 松畑茶屋跡
11:14 11:16 小雲取越登山口(請川)
11:25 11:30 請川
12:02 12:30 大斎原
12:40 本宮大社前バス停

天候

10/13晴れ、10/14雨、10/15晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

JR那智駅ー熊野古道歩きーバス熊野本宮大社

コース状況／危険箇所等

道標はよく整備されている。

その他周辺情報

那智熊野大社近辺には宿泊施設が少なく、バスで紀伊勝浦駅に戻って宿泊。大雲取超えたところの小口には宿泊施設が少なく、早期の予約が必要。小雲取越の桜茶屋跡でヒルに遭遇。

写真

10/13 11:50

JR紀勢本線の車窓からの、今年の五月に歩いた王子ヶ浜の眺める。

10/13 12:28

JR伊勢駅からスタート。すぐに浜の宮王子と補陀落山寺。日差しが強かったので、気持ちの良い木陰。

10/13 12:32

補陀落山寺の補陀落渡船。

10/13 12:56

しばらく舗装路を歩いて、橋のたもとを右折（川と石垣の間）し「曼荼羅の道」へ。

10/13 12:58

熊野古道らしい杉林の中の石畳の道を行く。

10/13 13:10

森の中にひっそりと尼将軍供養碑。北条政子も、二度熊野詣でしているとのこと。

10/13 13:22

集落を抜ける舗装された道も楽しい。柿もなって秋の気配。

10/13 13:35

遠くの崖が見えているところが目指す那智の滝と思える。

10/13 13:47

大門坂入り口に到着。ここまでは他に歩いている人には合わなかったが、ここからは人が増える。

10/13 14:00

熊野古道最後の王子、多富気王子。

10/13 14:10

大門坂の石畳。趣がある。

10/13 14:17

大門坂登りきると、車で来ている参詣者と合流。階段を一登りすると熊野那智大社。

10/13 14:22

那智大社到着。

10/13 14:27

護摩木を焚いて、これからの古道歩きの安全を祈願。

10/13 14:43

秀吉が寄進した青岸渡寺の本堂。重要文化財。

10/13 14:41

三重塔と那智の滝。那智大社を代表する景観。

10/13 14:52

那智の滝へ下る石段。鎌倉期らしい。

10/13 15:02

那智の滝。神々しい。

10/13 16:30

バスで今日のお宿のある那智勝浦に下る。

10/14 7:34

ここから第二日。雨降りの予報。白木の香りが漂う青岸渡寺行者堂脇より熊野古道へ。ありがたいことに、お坊さんにお見送りをしていただく。

10/14 7:34

たまたま修繕が終了した仏様の搬入に行き会う。横たわる仏様。

10/14 7:36

大雲越えはほとんど、歩きやすい石畳の道。森は杉の植林。手入れされているように見えた。自然林は少ない。

10/14 8:34

石畳もしっかりしている。

10/14 9:11

何とか熊野灘を眺めることができた。いよいよ空模様が怪しくなって小雨が降りだす。

10/14 9:38

熊野三社参詣が済んだ後に通る道なので”王子”はもうないが、石仏は多く信仰の道であることは確か。

10/14 9:59

雨に濡れる石畳。

10/14 10:22

地蔵堂茶跡。カッパの下も着る。外国からの方々はTシャツ短パンでも冷えない様子。

10/14 10:38

石倉峠への道は通行可能。迂回路に行かずに済む。雨の中の歩き、中間地点を過ぎてほっとする。

10/14 10:53

石倉峠。歩いているのは、8割くらいが外国方々。私以外は、熊野本宮大社方面から歩いてくる人ばかり。

10/14 11:21

中辺路最高点の越前峠。11時を過ぎてここでお会いした、小口より登って来たオーストリアからのグループの方々は、暗くなる間に那智大社に到着しただろうか？

10/14 11:41

胴切坂。スキー場くらいの斜度がある。石畳でなければ降りられない？　下っても下っても先に到着しない。逆コースでは小口から800mの直登となる。

10/14 12:16

楠ノ久保旅籠跡。ほかにも山中に人家の痕跡。こんな山の中でどうやって旅籠を営業していたのだろうか。このあたりから傾斜も緩やかになる。しばし休憩。

10/14 12:18

「南無観世音菩薩」と彫られた巨石。

10/14 12:48

円座石（わろうだいし）。ここまでくれば、ゴールまで少しだが、まだまだ山の中。

10/14 13:11

小口自然の家に到着。昭和57年に廃校となった旧小口中学校校舎を再利用した宿泊施設。早期の予約が必要。

10/14 15:17

小口自然の家の渓流を望む落ち着いたロビー。

10/14 17:38

小口自然の家の和洋折衷の夕食。宿泊の8割くらいが外国からの人。

10/15 7:09

ここから第3日。夜半の激しい雨もやみ、さわやかな朝。まずは小口自然の家のお隣の高倉神社にお参り。この鎮守の森が自然の熊野の森の植生なのかもしれない。

10/15 7:14

赤木川にかかる橋。

10/15 7:32

小和瀬橋したで投網。落ちアユ？

10/15 7:34

小和瀬橋を渡ったところの、見落としそうな熊野古道の入り口。

10/15 7:42

尾切り地蔵。小雲取越は大雲取越と異なり石畳の道は少なく、このあたりのみ。大雲取越に比べ道が険しくないので問題なし。

10/15 8:37

大雲取越と異なり、明るい自然林の道もある。

10/15 8:40

桜茶屋跡で鹿の群れに遭遇。ヒルが危ないかと思っていたら、手の親指の付け根にヒルが取ついていた。東屋の下でスパッツ装着。

10/15 8:41

昨日歩いた大雲取超の山々か？

10/15 9:29

石堂茶跡。東屋あり。

10/15 9:32

明るい道を行く。

10/15 9:34

賽の河原地蔵。石をひとつ積む。

10/15 9:47

林道との交差点。すこし下にトイレあり。

10/15 10:00

百�里�らで眺望が開ける。

10/15 10:56

明るい広葉樹の林のゆるやかな下り。

10/15 11:20

国道に出る。熊野川沿いに歩いて大斎原に向かう。

10/15 11:33

熊野川の河原は広くて明るい。

10/15 11:41

国道脇に古道も残る。人があまり行っていないようで草が茂っていたので歩くのは止める。

10/15 11:53

奥駆道との分岐点。

10/15 11:54

先ほどの古道との合流点。

10/15 12:05

大斎原到着！　大鳥居脇の河原でお弁当をいただく。

10/15 12:37

大斎原の鳥居はデカイ。

10/15 14:15

熊野大社バス停前の世界遺産熊野本宮館を見学したあと、バスを待つ間、カフェのスイーツで疲れを癒す。

撮影機器：

OLYMPUS PEN Lite E-PL6 オリンパス

iPhone 7 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

kirikuri

熊野古道歩き第2弾。今回はまず那智駅から熊野那智大社を参拝し、その後、熊野本宮大社に戻る大雲取越と小雲取越を歩きました。那智大社から熊野本宮大社に向けて歩く人には出会いませんでした。大雲取越と小雲取越は、小口以外の集落・王子がなく、ひたすら森の中を歩くという地味な印象でしたが、大雲取越の石畳は素晴らしく、それを整備し維持した人々の努力に敬服するばかりです。