【多摩100山】都県境を歩く(七国峠→成木尾根→合戦坂)
- GPS
- 04:09
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 284m
- 下り
- 303m
コースタイム
- 山行
- 4:39
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 5:03
天候 | 晴れ☀️ 気温は26度で、夏である |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
都県境(東京ー埼玉)シリーズの続きである。
小沢峠〜棒ノ折山、棒ノ折山〜天目山等、さまざまな都県境を歩いてきたが、今回は金子橋〜小沢峠を歩くことにした。
しかし、後述のとおり小沢峠まで行くことができず、途中で断念してしまった。
【金子駅〜七国峠】
JR八高線の金子駅から出発する。
川沿いを歩き、金子橋に着くと、ここから都県境沿いを歩いていく。
民家の区画はすぐに終わり、ハイキングコースへと入る。
飯能と青梅に跨る阿須丘陵七国ハイキングコースと呼ばれる地帯だ。
ここと霞丘陵が接する七国峠は多摩100山に選ばれているため、都県境ではないが一応ここも立ち寄ることにする。
七国というのは武蔵や相模、甲斐などの七つの国を見晴らせることからこの名がついたという。
町田にも同じ名前の峠がある。
ここの峠は全体的に起伏が少なく、平坦な砂利道が多い。峠道というよりは公園に近いかもしれない。マウンテンバイク乗りともすれ違う。
しかし三郡坂から少し歩いたところの8番分岐には急坂があり、ここだけ少々キツい。
(一昨日登った大休場尾根に比べればかわいいものだが)
今日の気温は26度のピーカンで夏のような気候だが、ここは林に囲まれた沢も流れており、非常に涼しくて心地がいい。
峠を一時間強歩いたところで、七国広場に着く。
非常に広いスペースだが、ベンチが置いてあるだけで他に何も無い。
この辺に三角点があるはずだが見つからない。
おそらく近くの展望スポットかどこかにあると思われる。
(三角点はもう少し離れた場所にあるようだ)
【七国峠〜合戦坂】
少しだけ休憩して広場から折り返し、再び都県境に復帰する。
そこから三十分ほど下ると、都道195号に着く。
ここからは一般道を歩いていく。
直射日光に晒され、非常に暑い。
この辺りの都県境は成木川で、川沿いは渡れないためしばらくは飯能市側の県道を歩く。
民家がポツポツ立っているが、廃墟のアパートが多く鬱蒼としている。
しかし少し歩くと、新築の一戸建てが多くみられる。都市計画の一環か、中々オシャレな建築が多いように思う。
青梅や飯能のバスが通る道で僅かにコンビニや飲食店もあり、丘陵に囲まれた田舎ながら少し活気を感じ取れる。
成木一丁目に着く。ここから少し北へ進むと、安楽寺という真言宗系の寺院がある。ここの脇を通ると尾根への取り付きがあり、いよいと新たな尾根へと入っていく。
成木尾根である。
この尾根はちょうど都県境になっていて、小沢峠、黒山まで続く長い尾根道となっている。
尾根に入っていくと、あまり人が通らないためか少々荒れている。
蜘蛛の巣も多く、身体中に蜘蛛糸がまとわりついてしまう。
基本的に登り基調だが勾配は緩めで、特に危険な箇所はない。
進んでいくと少し開けた場所に着く。
合戦坂という場所らしい。
黒山の道標もある。
ちなみに黒山は棒ノ折山付近の山で、ここから岩茸石山へ続く尾根もある。
ここから軽く数時間はかかると思うが、成木から棒ノ折山まで登る強者もいるのだろうか。
今日は、このまま小沢峠まで向かうつもりでいたが、ここでハプニングが起きる。
合戦坂を少し進んだところで、通行止めの看板があったのだ。
この先は採石場のため、ここの尾根は小沢峠までは行けないといったことがハッキリと書かれている。
つまりここで都県境は歩けないということだ。
テープで遮られているわけでもないため、このまま行けるのでは?という考えが頭をよぎったのだが、身体中は蜘蛛糸だらけで、腕や手の数箇所がアブに噛まれていたこともあり、諦めの境地に達していた。
幸い、すぐ近くに大多摩霊園があるため、霊園の道路にエスケープすることが出来た。
一般道を歩いてここから成木一丁目へ引き返し、バスを使って帰路に着く。
バスに乗りながらふと考える。
「本当にあの尾根は通れなかったのか?」
そもそもの山行計画を立てる際、事前にここの尾根の山行記録をいくつか拝見していて、小沢峠まで行けるらしいことは確認できていたはず。
東京都の境を一周した者の記録だと渡れないことになっているが、ヤマレコの記録では、今年中に成木尾根を渡った者はいたはず。
なので今一度、過去の山行記録を探してみると、やはり小沢峠から成木一丁目までの記録が幾つかあり、採石場を避ければ通れるといった記述も見られた。
行けるんかーい!
冬になったら、再度、小沢峠まで挑戦することを決めた。
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