糸魚川ジオパーク・小滝駅から岡コースで明星山往復


- GPS
- 05:41
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,134m
- 下り
- 1,133m
コースタイム
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:41
天候 | 晴れ後時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
<ゆき> 小杉649━659富山709━756泊817━ 846糸魚川854━915小滝 <かえり> 小滝1519━1545糸魚川1656━1729泊1731━1834小杉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヒスイ峡コース連絡路分岐から先、3回目渡渉点から頂上直下のヒスイ峡コース合流点までドロドロの劣悪なコンディション。車道歩きが長いけど、あんな酷い道を長々と歩くくらいなら車道歩きのほうがマシ! |
その他周辺情報 | 糸魚川駅での乗り継ぎの待ち時間が長く、日本海展望台やジオステーション ジオパルに立ち寄った。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
シェラフ
携帯トイレ
折り畳み傘
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感想
JR西日本が提供するアプリ『tabiwa』の企画チケット『北陸おでかけtabiwaパス』を使って、大糸線の沿線の奇峰・明星山に行ってきた。
最寄り駅となる小滝駅はこれまで私は一度も乗降車したことはないけど、小滝駅には思い出がある。まだ娘のポッポが3歳の時にクルマで霧ヶ峰(正確には、八子ヶ峰)に旅行に行った帰りに国道148号を走ったら、カーヴだらけの道にポッポが酷く車酔いしてしまい、クルマでそのままでの帰宅を断念。ポッポと付き添いの弟子(妻)を小滝駅で降ろし、2人はJRを使って富山まで帰ることになった。私はクルマで富山駅まで先回りして、在来線特急の『はくたか』で弟子とポッポが到着するのを待った。そんな因縁の場所である小滝駅、その後も何回かトイレに立ち寄った記憶があったけど、9:15に降り立った今の小滝駅にはトイレが無い! 今の大糸線は全車両にトイレが付いてるから、駅にはトイレは要らないってことか…(『Wikipedia 』によると、2019年からトイレは使用停止だったとのこと)。
クルマがビュンビュン通る国道148号の歩きは怖かったけど、それも長くは続かず、ヒスイ峡への県道に入ると途端にクルマ通りはほぼ無くなった。小滝郵便局のすぐ先で、明星山登山口の標識が示すほうに右折し、岡集落を目指す。今回の山旅は、小滝駅から岡コース経由で明星山頂上を往復したけど、ホントはヒスイ峡コースに下りたかった。しかし、ヒスイ峡に下りたら、小滝駅15:19発の単行には間に合わないので、ピストンせざるを得なかった…。岡集落に着くと、明星山山頂まで150分との標識が…。2時間半か。このとおり歩けるか心配になるけど、歩けないと小滝駅15:19発の単行には間に合わない…。岡集落から登山口までの林道は岡区長の許可が無いとクルマは通れない。したがってクルマどおりは皆無で、クルマを全く気にせずに歩けるけど、クマによる獣害が酷い昨今なので、クマ鈴を装着。林道は途中で舗装が無くなった。キャタピラの跡が付いてるのでメンテは入ってることは分かるものの、雑草がそれなりに伸びてたり路面を水が流れてたり…で、車道歩きだからジョギングシューズで来てたけど、舗装が無くなったところで登山靴に履き替えとくべきだった…。
10:43に、登山口に到着。岡集落のクルマ止めゲートから1時間かかった。ここでジョギングシューズから登山靴に履き替え。草露で濡れたジョギングシューズは、登山口にデポし、天日干し(苦笑)。登山口からしばらくは雑草が煩い道の歩き。路面も踏み方が足りないようで、不安定。NHK総合テレビの番組『ブラタモリ』で糸魚川が紹介された回で、糸静線の影響で地滑り地帯が多いという話も出てたので、もしかしたらこの不安定な道の区間は、プチ地滑りの影響でこうなった??? 少しすると、甘露の水という水場に到着。時節柄大量の水分を必要としないので汲まなかったけど、この先に渡渉が何度かあるので、ワザワザここで汲まなくても大丈夫かも。甘露の水から少し上るとやがてトラヴァース気味に沢に下り、1回目の渡渉。ここで渉って小尾根の上を歩くようになるとようやく道のコンディションが安定し、歩き易くなる。やがて右側も左側も沢の流れとなり、いったいどうするんだ?…と道の行き先に不安を覚え出す頃に、左側の沢に下りて、2回目の渡渉。ここは間違って沢沿いに行きそうになるかもしれないけど、左側にロープと足場があるので、見落とさないように! ここを過ぎると、ひと上りで明星山直登コースとヒスイ峡コース連絡路の分岐に11:28に出たので休憩を入れ、塩焼きそばを喰った。
分岐から直登コースに入る。分岐から1分もしないうちに3回目の渡渉。この渡渉点から先、登山道の状態が悪いほうに変わり、ドロドロで滑りやすい。滑らないようにあちこちにロープが垂らされ、上りでは用は無かったけど、下りではロープを使わずにはスリップせずの下山は泥用アイゼンでも履いてないと無理だろう。こんな道を歩く物好きは自分だけと思ってたら、ソロのかたとすれ違う。まさか、ほかに登山者が居るとは! そうと分かってたら、登山口でジョギングシューズの天日干しはしなかったのに…(苦笑)。下りの苦労が思いやられる劣悪な急登と奮闘してると、ヒスイ峡コースと合流。ここから先はほぼ平坦な道となり、1分で明星山頂上に到着。時刻は、12:22。頂上では中高年男女の大所帯パーティーが休憩中で、にぎやか。頂上からは雨飾山から海谷山塊、新潟焼山、糸魚川の市街地、青海黒姫山、朝日岳から白馬乗鞍にかけての北アの峰々がよくみえた。標高の高い山(概ね1,500 m以上)はみんな雪が積もってるよう。峰々の雪に、紅葉がよく映える。
大所帯パーティーが出発した時に入れ違えで女性ソロが到着。せっかくの展望だからもっと長居したかったけど、帰りの時間が決まってるため、頂上には15分居て下山開始。ヒスイ峡コース合流点まで下ると、ヒスイ峡コースから登ってくる登山者が居て、こっちの下山に気付き「ここで休憩するんで、先に通ってください」と声をかけられたけど、「そっちには行かないので、大丈夫です。ほんのその先が頂上ですよ」と返事した。ちゃんと休憩取らずに頂上まで行っただろうか? 上りの時も滑って苦労した岡コース、心配してたとおり滑る滑る…。すぐに中高年大所帯パーティーに追いついたけど、彼ら/彼女たちがド派手に滑った後を歩くので、さらに滑りやすい(苦笑)。直に追いついたけど、先に行かせてもらえてよかった。たぶん、登山口に天日干ししてるジョギングシューズを大いに不審がられるだろうから…(苦笑)。滑りやすい道は3回目の渡渉点までで、その先は1回目の渡渉点までは歩きやすい。1回目の渡渉点から甘露の水にかけてはトラヴァースの不安定な道のため、違った意味で神経を使う。雑草が多めの踏み固めが甘い道区間に入ると、天日干ししてたジョギングシューズが視界に入って来て、岡コースの登山口に到着。時刻は13:35で、上りと同じく1時間半を要したとしても、15:19の単行には間に合う。ジョギングシューズを回収し、頂上で食べそびれたナポリタンをここで食す。
13:45に登山口を出発し、小滝駅まで林道を下る。特にシューズの履き替えはせずに登山靴のまま小滝駅まで歩き通した。サルの軍団に屋根を占拠された小滝郵便局の前を通って国道148号に出て、トラックに追い立てられるかのようにして、14:57に小滝駅前に転がり込んだ。予定どおり15:19発の単行に乗車し、家路に就いた。
明星山に登るひとの多くはヒスイ峡コースの往復だろうけど、私も出来れば岡コース→頂上→ヒスイ峡コースの周遊をしてみたかった。今回歩いた岡コースのドロドロの酷さから見ると、周遊は岡コース→頂上→ヒスイ峡コースしかあり得ない、と思ってる(苦笑)。コースの半分が車道歩きで面白味が無いって言うひとも居るかもしれないけど、半分が車道歩きだからこそ、あのドロドロ区間が1時間弱で済んでるともいえる。車道歩きが無くて全部登山道であのコンディションだとしたら、歩きたくないなぁ~(苦笑)。
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