【多摩100山】大寺山→鹿倉山→小菅の湯
- GPS
- 04:19
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 912m
- 下り
- 746m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 4:22
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR青梅線「奥多摩駅」→西東京バス「深山橋」 帰り 道の駅「小菅の湯」→「奥多摩駅」 ※諸事情によりバスでは帰れず |
その他周辺情報 | 道の駅「小菅の湯」 |
写真
感想
今日は多摩100山の84座目「大寺山」へ登る。
先々週、先週に引き続き奥多摩急登コースの挑戦だ。
大休場尾根やヌカザス尾根とは違い、名前があまり上がることはない、知る人ぞ知る急登コースである。
大寺山からは鹿倉山へ登り、大丹波峠を通って小菅の湯まで行くルートとなる。
そこからバスで奥多摩駅まで帰る予定だったが、思わぬ事態となった。
【深山橋バス停~大寺山山頂】
スタートは深山橋バス停。ここから深山橋を渡るとすぐに陣屋バス停に着く。
登山口は、この陣屋の脇を通ったところにある。
先週登った三頭山登山口と同じく、登山口からすでに急勾配だ。
登り始めたのた瞬間から、つま先が真上に向くほどの角度で土を踏んでいる。
土が砂利っぽくなっていて乾燥しているため、油断していると滑り落ちてしまいそうになる。
とにかく登りっぱなしで休める場所がない。
気づけば、CoCo壱の10辛カレーを食べた後のように顔面が汗だくになっていた。
激急登を四十分登ると、ようやく平な道に着く。ここからさらに急登があるが、なだらかな道も増えてくる。
山頂が近づくと、また急勾配の直登がある。ピンクテープがあるものの、巻道があったのではないかと思う。それくらい無茶な登りが続いた実感がある。
登り始めから一時間、ようやく大寺山の山頂に着く。
山頂は広く開けていて、中心には純白で大きな舎利塔が建っている。
東京奥多摩仏舎利塔という建物らしい。
名前のとおりお釈迦様を拝む仏教施設で、年に一度は法要が行われ、信者や一般人含め多くの人が訪れるという。
山頂にこのような神秘的な光景はなかなか見られないだろう。
僕が着いた頃には、塗装業者が一人だけいた。ここまでは車で来られる林道があるようだ。
また、都県境上には登山道は整備されていないが、ピンクテープがあるため、行けることは行ける。
【大寺山山頂~小菅村】
仏舎利の奥へ進み、このまま次なるピークを目指す。
ここからはなだらかな道になる。
尾根も広く歩きやすい場所になるが、落ち葉だらけでどこを歩いたら良いかわからなくなる。
標高1,200m台になると、林道と合流する。
眺望がよく、アカザス尾根と思われる山脈が見渡せる。
しばらく林道を歩いた後、登山道に合流しそのまま登って行くと、すぐに山頂に着く。鹿倉山だ。
ひっそりとした山頂標と三角点があるだけで、周りは林に囲まれて眺望もない。
ここもただのピークのようだ。
休むこと無く、このまま下山する。
ここからは基本的に林道を下って行く。
マウンテンバイクでここまで来る者が多いのだろうか。しかし今日はハイカーすら見られなかった。
すれ違ったのは一人だけだったので、ここの山が不人気なのは間違いない。
鹿倉山から一時間ほど下ったところで大丹波峠という広場に着く。ただの分岐路で、何かがあるわけではないが、ここから少し進んだところにも開けた場所があり、先ほど登った鹿倉山が見渡せる。
さらに林道を進むと、県道18号に合流する。
丹波山村と小菅村をつなぐ道路で、バイクの行き来が激しい。
ここからしばらくは県道を下って行く。
林に囲まれているため、非常に涼しい。
三十分ほど県道を歩くと、民家や施設が集中する区画に入る。村役場やフィッシングセンターなどの施設があり、小菅村の中心地といったところだろう。
【小菅の湯】
ここからさらに三十分歩いて、ようやく最終地点の道の駅「小菅の湯」に着く。
何も食べていたなかったので、近場のラーメン屋で食事を済ませ、バスで奥多摩駅に向かおうとした。
しかしそれは叶わなかった。
最終バスを逃してしまったのだ。
今は15時10分。休日ならば17時までは動いているが、平日は15時発でおしまいなのだ。
迂闊だった。まさかこんな時間が最終便だとは。
宿泊も考えたが、そもそも当日いきなり宿泊できる場所はこの村にはない。
絶望の末、フラフラになりながら小菅の湯の施設内に入り、従業員に他にバスは無いのか確認したが、もはやここから奥多摩や近くの駅に行く手段は無いらしい。そんな。
しかし、困った顔をしていたからだろうか。
なんと施設の人が、車で送ると言って下さった。なんて素晴らしい人だ!!
車に乗りながら、色々と小菅村の事情を聞けた。
訪日客も増える中でバスの本数は増やさないのか聞いたところ、小菅村のバスは赤字らしく、補助金によって賄われているらしい。本数を増やせば増やすほど赤字は膨らむのだ。
ただ一方で小菅の湯の人気急上昇ぶりは肌で感じているらしく、本数を増やしてもいいのではとも言っていた。なるほど。
そうこう話しているうちに奥多摩駅に着く。
小菅の湯には感謝しかない。
近々、周辺の山に登る際は必ず立ち寄ることを約束して別れを告げた。
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