（飛騨） 位山（くらいやま） 〜奥深い森と、乗鞍、御嶽山の展望〜

2023年11月03日(金) [日帰り]

• GPS: 05:00
• 距離: 12.4km
• 登り: 676m
• 下り: 676m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:26
• 休憩: 0:27
• 合計: 4:53

距離 12.4km 登り 676m 下り 676m

11:12 位山登山口
11:56 12:03 リフトトップ
13:21 天の岩戸
13:59 14:04 位山
14:05 14:07 天の泉
14:21 14:22 天の岩戸
15:25 15:37 リフトトップ
16:01 位山登山口
16:05 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・高山市内から南へと進み、位山の東面にある「モンデウス・飛騨位山スキー場」へと向かう。ここまで道は良好。
・「モンデウス・スキー場」は、「道の駅」を兼ねており、ここの大きな駐車場が使える（無料）。
なお登山口は、このスキー場の一角にある。

（ご参考）　「モンデウス・スキー場」のホームページ
　　http://www.montdeus.jp/

コース状況／危険箇所等

・よく整備されていて歩きやすい、傾斜もそれほどきつくはない。（但し、雨のあとはぬかるむらしく、一部は木道となっていた）。
・道標は少な目だが、代わりに「〇〇岩」といった標識が多い。
・山頂部は、登山道が錯綜しており、ちょっと解りにくい。三角点のある場所は展望もないので、広場状の場所で休憩するのをお勧めします。
・頂上部の一角に、「天の泉」という水場あり。その近くにWCもあった。

・この山は、「ダナ平林道」終点（八合目相当）から登る人も多いもよう。「天の岩戸」の場所で、「モンデウススキー場」からのルートと、「ダナ平林道」からのルートが合流する。

写真

11/3 11:13

岐阜市から約2時間半かけ、お昼まえにようやく、登山口のある、「モンデウススキー場」に到着。
さて急いで出発しよう！

11/3 11:15

登山口には、「クマ警報発令中！！」との表示が。。
とりあえず、熊よけスプレー、熊鈴など持ってゆくけど、ちょっと気になるなぁ・・

11/3 11:15

スキー場は、この季節はススキの原となっており、秋らしい風景だ

11/3 12:02

1時間弱歩いて、スキー場最上部に到着。もうお昼なので、軽い昼食休憩とした。
ここは展望が良く、今日は暖かいし、休憩に良い場所だ

11/3 12:04

スキー場最上部より、御嶽山が望めた

11/3 12:15

樹林帯の中を歩いてゆく。広葉樹が少な目のコースで、紅葉はそれほど見られなかった

11/3 12:26

コースには、なにやら謂れのあるらしき巨岩が多く、それぞれ名前が付けられている。これは「御手洗岩」と言うらしい

11/3 13:07

この岩は「門立岩」と言うらしい。岩がというより、岩の上に根を張って大きく育った樹のほうに、生命力の強さを感じ、ちょっと感銘した

11/3 13:23

緩やかな登山道を進むと、「鏡岩」の標識と、またまた「クマ注意！」の標識。
ここは、「ダナ平林道」からのルートとの合流点ともなっている

11/3 13:25

この日は三連休の初日だけど、登山者は思いのほか少なかった。全体で10人ほどであった程度

11/3 13:33

「天の岩戸」から10分ほどで、頂上部の一角、広場状の場所に到着。

11/3 13:40

この、頂上部の一角は西側が開けていて、（写真では解りにくいですが、）白山の辺りまで望めた

11/3 13:41

晩秋の午後。孤高の樹に、傾いた日差しが当たっている

11/3 13:41

秋らしい蒼空と、白い雲と、ダケカンバの林と、

11/3 14:14

山頂部をぐるりと回ると、乗鞍岳が望めるポイントがあった。剣が峰辺りのみ、雪で白くなっている

11/3 14:16

山頂部の一角からは、御嶽山も望めた。こちらも山頂部は少し白い

11/3 14:33

下りの途中で見かけた樹。根元の中央部が空洞になっている。おそらく、「倒木更新」なのだろう

11/3 14:46

これは倒れた巨木。根っこは横にしか広がってなく、よくこんな状態で立っていたな、、、自然の厳しさを想う

11/3 14:43

ここは、朴の木の葉っぱだろうか、白い落ち葉が一面に落ちていて、まるでお祭りの後のような雰囲気だった

11/3 15:07

これは、ほぼ中間にある、「畳岩」。この岩の上に登って、のんびりと小休止をとった。岩肌は少しひんやり

11/3 15:30

スキー場最上部まで戻ってきた。空が澄んできて、遠く北アルプスあたりも遠望できた

11/3 15:32

北アルプス辺りをズームアップ。中央部が大キレットで、穂高連峰辺りが見えている感じ。手前には笠ヶ岳も鋭鋒として見えていた

11/3 15:29

乗鞍岳もくっきりと見えるようになってきた

11/3 15:39

麓を眺める。のどかな風景だけど、、冬は厳しいのだろうな・・

11/3 16:02

さて、なんとか日が沈む前、16時に、登山口に戻って来た。

11/3 12:26

【趣味の石ころかんさつ】
・この山は、産総研「シームレス地質図」によると、白亜紀末の、「濃飛流紋岩」でできている。
転石は風化が進んでいるのが多いが、全体に白っぽく、いかにも流紋岩（珪長質）という感じがする

11/3 12:27

新鮮面のズームアップ。おそらく粘土鉱物化している白っぽいマトリックスで、その中に石英や有色鉱物が散在している

撮影機器：

Canon PowerShot SX720 HS Canon

SH-54B SHARP

装備

個人装備

熊よけスプレー 熊すず ホイッスル

感想

ベルクハイル

【山行No.　723(2)】

※　この日は、「飛騨の山旅」　第2日目。
元の予定では、この「位山」は翌日に行くつもりだったので、拠点とした岐阜市のホテルでは朝寝坊したが、天気予報を見ると、明日は天気が下り坂に変わっている・・（汗）

・・・で、慌てて出発準備をして、3連休初日で混んでいる高速をひたすら走り、高山市内の混雑も何とかクリアし、登山口に着いたのは、もう11時。

・出発時刻は遅くなったが、今日は一日、晴れの天気予報だし、標準コースタイムは4〜5時間なので、なんとか日暮れの前には戻れると考え、出発する。
・・ただ、登山口には「クマ警報発令中！！」の警告板があり、気にはなるなぁ。。一応、熊よけスプレーをザックにくくりつけてはいるが、お守り程度なんだろな。。

・最初のスキー場の登りは、パッとしないかと思っていたが、ススキの原が逆光に輝いていて、以外と秋の風情を感じられた。

・スキー場最上部からは、乗鞍岳、御嶽山などが望め、気持ちの良い展望ポイントだった。

・その後は、樹林帯を行く。昨日の「大日ヶ岳」が、広葉樹が多くて紅葉が素晴らしかったので、この山でも紅葉を期待していたのだけど、この山は針葉樹が優占種で、紅葉はあまり見られなかったのは残念だった。
（冬季の積雪の量の違いが、植生の違いになっているように思われた）

・山頂部は、広場状となっていて、白山などの眺めも良くて、のんびりと休憩ができた。のんびりしたあとは、三角点ポイント（展望なし）、「天の泉」など周遊してみた。

・下りは、同じ道を淡々と下った。静かな午後遅い山道。登山口に着いたのは、日が暮れる少し前の、午後4時。駐車場にはもう、自分の車だけがポツンと自分の帰りを待っていた
　
・・・この「位山」、期待していた紅葉はあまりなかったが、展望も良くて、まずまず楽しめた一日だった