大倉山・土倉山〜剱岳を仰ぐ特等席の道無き道を往く〜

2015年04月12日(日) [日帰り]

• GPS: 07:48
• 距離: 13.9km
• 登り: 1,251m
• 下り: 1,247m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:18
• 休憩: 1:30
• 合計: 7:48

6:38 スタート地点
9:42 10:00 大倉山
11:07 12:19 土倉山
14:26 ゴール地点

6:38〜県道沿いの桑首谷林道入口・EL370m
7:21〜桑首谷林道入口から登山口・EL635m
7:40〜二分の一標識・EL721.5m
8:38〜四分の三標識・EL1082m
9:42〜大倉山ピーク付近・EL1443m〜小休止〜10:00発
11:07〜土倉山ピーク・EL1384m〜大休憩・昼食〜12:19発
13:39〜鍋増谷林道取付部分・EL510m
14:18〜伊折橋付近・EL400m・デポしたクルマ乗車
14:26〜スタート地点戻り、解散

天候

快晴！午後より春独特の霞む薄曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

砺波発4時50分、高速道路は利用せず法定速度で下道走行。6時に上市町役場駐車場で集合しクルマ2台で向かった。1台は伊折橋近くの工事現場にデポし、県道沿いの桑首谷林道入口に駐車。

コース状況／危険箇所等

・桑首谷林道へは積雪とデブリのため車両進入不可。落石に注意しながら歩行してください。
・林道を終えて登山口からの急登区間では積雪が途切れてました。踏み抜き注意。
・桑首尾根付近ではステップ足跡が多数有り。氷結しているため、ピッケルも併せてアイゼン装着が望ましい。
・大倉山〜土倉山間の尾根では割れている巨大なブロック状の雪庇。気温が高くなると崩落のリスク。一部の区間では藪漕ぎを強いられた。
・土倉山〜伊折は道無き道を往く。多数のツリーホールが有り、踏み抜き注意。
・EL700m辺りまで積雪が有り、それより下部は然程たいしたことのない藪漕ぎでした。
・林道取り付き部分の杉林は急傾斜で小さな岩が多く、団体行の際は落石させないよう注意。

積雪時限定のルート。土倉山〜伊折区間は4月下旬が賞味期限切れだろうか…

その他周辺情報

・数多い入浴施設がある中、個人的には天然温泉の「大岩不動の湯」がオススメ
　http://travel.biglobe.ne.jp/onsen/spot/16010551.html
・上市町総合病院の真ん前にある「都」とんこつラーメンがオススメ
　http://tabelog.com/toyama/A1603/A160301/16000103/
・夏季であれば、大岩日石寺界隈の素麺もオススメ
　http://www.info-toyama.com/spot/31004/

夕方から業務のため、慌ただしく即帰還。どちらも立ち寄れず…

写真

4/12 5:26

日の出前、婦中大橋からのぞむ北ア立山連峰

4/12 6:26

伊折橋付近の工事現場にクルマ一台デポ

これ正解でしたね♪

4/12 6:38

県道沿いにある登山口の看板。とやま百山に指定されたことから新調されたようだ。EL370m

4/12 7:01

林道徒歩時に日の出。足元は凍結してます。左側崖からの落石に注意してください。

4/12 7:21

林道区間を終えて、登山口取り付き部分。ピンクテープ表示してあります。

ここまでの林道歩きはウォーミングアップ♪いよいよ本番の急登^^;

4/12 7:40

二分の一、EL721.5m

4/12 8:09

「まんさく」の花。「春に先ず咲く」という語源だそうな(*゜▽゜)ノ

4/12 8:38

四分の三、EL1082m

4/12 9:02

御覧のとおり、山頂へ通じる桑首尾根は細尾根のため気をつけてください。

4/12 9:12

先週に下見をされ、本日は先導していただいたY氏。

4/12 9:26

ピーク稜線までのラスト登り。同行者二番手のK女史は疲れにやられているようだ。此処は励ましヾ(^^ )

はい、下ネタに励まされました！？あれ？(mie)

4/12 9:37

剱岳を仰ぐ特等席にやってまいりましたヽ(^◇^*)/

4/12 9:45

なだらかで広い山頂付近。何処が正しい山頂なのか不明…

4/12 9:45

遠くに白山連峰の稜線もバッチリ！

4/12 9:46

つるぎ〜たてやま〜♪　これから目指す土倉山EL1384mは中央下部

4/12 9:46

アップ！稜線の雪庇を目視。大丈夫かな…

4/12 9:46

毛勝〜釜谷〜猫又トリオ

4/12 9:46

越中駒ヶ岳〜僧ヶ岳

4/12 9:47

魚津方面の日本海。ミラージュランドの観覧車が目視できました。

4/12 9:48

どんだけ拝んでも飽き足らない…つるぎ〜たてやま〜♪

4/12 9:58

アップ！つるぎ〜♪

4/12 9:58

アップ！たてやま〜♪

4/12 9:51

アップ！釜谷〜猫又山・猫又谷

4/12 10:07

大倉山からの景色を愉しんだ後は次なる目的地である土倉山へ

4/12 10:13

雪庇段差を飛んで跳ねて進んでいきます。ジャンプ寸前のK女史
（核心部その�　�

4/12 10:19

大倉山を振り返る。怪しい雪庇ブロックの稜線。賞味期限僅か…

4/12 10:25

謎の穴!?　怖くて覗けませんでした。落ちたらアナタの知らない世界…(_□_；)!!

4/12 10:27

土倉山ピークが近づいてきましたが、更に怪しい雪庇ブロックの稜線…別の先行者が撤退された地点

4/12 10:30

疲労困憊のツワモノK女史のペースに合わせて、私が後方支援。

どもども^^;;(mie)

4/12 10:35

最も怪しい雪庇ブロック(ノ゜ρ゜)ノ　右端にある杉林の藪漕ぎ通過。

4/12 10:38

こんな所を乗り越えてー
（核心部その�◆�

4/12 10:53

道無き道を往き、もうすぐ土倉山。左に映っているピークが大猫山。猫又山に通じる東芦見尾根。

4/12 11:08

この辺りが土倉山ピーク。大倉山より50m低いですが、剱岳に近い！

4/12 11:09

大日連山

4/12 11:13

アップ！大日連山

4/12 11:09

遠くに白山。11時頃には徐々に春霞の空模様

4/12 11:09

毛勝〜釜谷〜猫又トリオ

4/12 11:09

越中駒ヶ岳〜僧ヶ岳

4/12 11:09

大倉山を振り返る。

4/12 9:42

本日の山行メンバー記念撮影

4/12 11:17

ヒトリストジャーマンスープレックス（爆）歳を重ねる毎に描く弧が緩くなってきまする…ヾ(--;)

もうちょっと頭上げてー！キープっ！^^ /*(mie)*/

4/12 11:35

昼食はチープな鍋焼きうどんに牛肉とネギをトッピング。箸を忘れてもうたっ…木の枝で代用

豪勢な〜！今度そのアイディア活用させてもらおうっと(mie)

4/12 11:42

オイラが前日に仕込んだ昆布〆、三名でシェアヾ(~∇~)

美味しかった〜♪ごちでした(mie)

4/12 11:45

お剱さまを拝みながら食事。最高の贅沢っす(⌒-⌒)v

4/12 11:55

女子力最強系のK女史から苺ジャム＆クリームチーズトッピングのクラッカー！

4/12 11:59

この場から離れたくない気持ちになるも、食後の自家焙煎ドリップ珈琲を嗜んで下山としまする(⌒∇⌒)ノ""

最高な時間☆

4/12 12:24

土倉山から下山する尾根取付にはピンクテープで標識有

4/12 12:30

尾根筋の樹林帯にある木々すべてにツリーホール

4/12 12:35

程好い斜度と樹林間隔。山スキーヤーY氏と滑走ポイントになりそうだと盛り上がった。ツボ足スキーで楽チン下山

4/12 12:43

腐ったキノコ。ナラタケかナメコか判別不可。厳冬期であれば冷凍キノコ収穫できますなっ(*'-')b

4/12 12:44

立ち枯れしたミズナラ林。秋はキノコパラダイスだ！

4/12 13:01

積雪が少なくなってきました。無積雪期は藪なのだろうか…？　キノコハントで秋に再出撃検討

4/12 13:09

タムシバと大日岳。花が落ちると、テッシュ散乱に見えてしまうのはオイラだけなのでしょうか…（爆）

花のイメージが〜! (mie)

4/12 13:23

積雪区間が終わり。藪漕ぎ覚悟するも、大したことの無い藪漕ぎですが、足元はスリッキー要注意！

4/12 13:29

「イワウチワ」葉っぱが団扇のような形状から名付けられた由縁

4/12 13:36

尾根下部の杉樹林帯。所々にピンクテープマーキングがあるのだが、どこから林道に降りればいいのか躊躇

4/12 13:39

ラストアドベンチャー！尾根へ取り付く林道へ降りる。

4/12 14:09

デブリだらけの鍋増谷林道

4/12 14:18

伊折橋近くでデポしたクルマに乗車

4/13 22:44

本日の軌跡

撮影機器：

サイバーショット DSC-TX10 SONY

iPhone 5s Apple

OLYMPUS Tough TG-810 オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー アイゼン ピッケル スコップ 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ ポール

共同装備

ツェルト

感想

mierin

春が近づき、劔にも近づきたい！
行ったことのない細蔵山か大倉〜土倉山（つちくら とも どっくら とも呼ぶ）周回企画の段階からワクワク。
一週間前の計画は雨で中止。
細蔵は橋がないので諦めましたが、この日にして良かった〜！！

先頭のYさんは、フルマラソン、ウルトラマラソンにも出る強靭な方。
sinmyoさんは3ヶ月ぶりのお山と言いながらも、元来ツワモノな余裕な歩き。
そんな2人に挟まれて、私だけハアハア、ゼイゼイ、足が痙攣し、、途中息を整え、足を休ませながら付いていきました。やっぱりトレーニングが足りない？いやいや、それもあるけど、何だか最近、強い人ばかりが自分の近くにいるよーなーσ^_^;

大倉まではトレースもあり、細尾根に注意すれば安心して行けましたが、土倉までの行程はとても1人では行けない場所多数、、、
安全かの判断と個人能力が問われる場面が所々ありました。
雪解けが日々進む今の時期は、昨日行けたから、今日も行けるとは限らない場所かと。

大倉〜土倉と土倉からの下山は足スキーもしながら、楽しかったー♪
藪漕ぎは酷いことを想定していたので、sinmyoさんと同じくそれ程苦労しなかった印象。
逆周回もありだねって話もありましたが、土倉もそれなりの急登
ε=ε=ε=┌(;￣◇￣)┘

何より良い日に良い仲間と劔を眺められて、シアワセな山行でした。

sinmyo

細蔵山のお誘いを受け、初の山だけに楽しみにしていたのですが、1週前の下見段階で川の雪解け水量が多く渡行断念。大倉山〜土倉山の残雪期縦走に変更。

メンバーは昨秋の剱岳下山時にお会いして以来のK女史と初顔合わせのY氏。お二方とも経験・技量・体力の三拍子そろったツワモノなだけに心強いパーティ構成。

残雪期の大倉山は四度目。のっけの急登と山頂での360度パノラマが印象的な山だ。ピストンでは物足りなく、藪漕ぎ覚悟で土倉山への周回ルート。他のヤマレコユーザーが難儀と記述していた藪漕ぎはタフな印象ありませんでした。が、価値観は人それぞれ。

大倉山〜土倉山は限られた時節に楽しめるコース。気温が上がり、雪庇が崩れるようになる頃は絶対に近づきたくないですね。

私は山でのアクティビティは先週に引き続きながら、登山は約3ヵ月ぶり…ブランクが不安だったものの、スノーボード大転倒でやらかした怪我の後遺症も痛みもなく翌朝の筋肉痛も疲れもなく完全復活！さぁ、次なる山は何処へ_(*゜∇゜)ノ

コメント

terachan

こんにちは
まだまだ、スキーかと思いきや渋い山の周回とは、ビックリでした （笑）
わたしも大倉山は、３回行っていますが土倉山経由の周回は、行った事が無いので参考にさせて頂きます。

しかし、お箸を忘れて小枝とはワイルドですね
ジャーマンも決まっていますよ

sinmyo

Re: こんにちは
またまたマニアックな山へ 好天の下で貸切でしたよ。
何処から眺めても素晴らしい剱岳、土倉山からもサイコーですな。
今週末は更にマニアックなルートへ出撃っす

小枝箸、これで何度目か…

カズミン

いい眺め〜(*'▽')
sinmyoさん、初めまして♪
mierin、お疲れさまでした♪

細蔵断念で大倉山から土倉山の縦走だったのですね。
すごく楽しそう
眺めも最高だったのですね・・・
うらやましいーーーー

mierin、お疲れモードのようだけど、大丈夫？
きっと下山後には元気になってたと思うけど(笑)

mierin

Re: いい眺め〜(*'▽')
kazumiさん
雨に挟まれた貴重な1日
逃すものか！と行って参りました。

大倉取り付き急登にやられてしまって〜〜
土倉でお昼休憩の後はバッチリ回復 またいろいろ美味しく頂いてしまいました

sinmyo

Re: いい眺め〜(*'▽')
はじめまして
K女史からkazumi_hiさんとの山歩きをお聞きしておりました。
ツワモノビューティペア山行レポ楽しみにしてまする

BlueSky_54

こんばんはー
疲れ様です。みなさん。
おつです、ミエリンさん^^

北陸の雪山は行ったことがありませんが、いかにも雪が融けてきた感じですね。
しかし、良い山が近くで羨ましい（いつも同じ事言ってます^^；）

＞安全かの判断と個人能力が問われる・・・
単独も良いですが、複数のメリットも大きいですよね。

sinmyo

Re: こんばんはー
はじめまして！お山が近いのは田舎者･富山の特権。北ア立山連峰を身近に感じられるのは幸せ

仰る通り、信頼し合える者同士の複数同行は心強く、単独ではできないことも可能にしてくれるものです。

mierin

Re: こんばんはー
ブルスカさん、どーも！

お山が近いと、空を見て、当日でも行こうかな〜が可能だったりします（笑）
そういう時は単独ですけど。
本当にありがたい、恵まれてますよねー。

単独と気の合うグループ、それぞれの楽しみを知ると、どちらもやめられません(*^o^*)