寝姿山
- GPS
- 03:09
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 379m
- 下り
- 362m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
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アクセス |
感想
20231104_1_下田富士・寝姿山_偲追抻
https://youtu.be/MIxUo8t2wfE
20231104_2_下田富士・寝姿山下田ロープウェイ
https://youtu.be/MxLbHPjHcBQ
20231104_3_下田富士・寝姿山寝姿山
https://youtube.com/shorts/7fPPxzndAsw
20231105_1_戸田―口神社
https://youtu.be/ebWuCiM1lZY
20231105_2_戸田御浜の先端
https://youtu.be/BKCZBp-V7Q0
20231105_3_戸田8妖賃ちザ薪攣駑素酳館の鐘
https://youtube.com/shorts/vslKt_xROf0
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<ハチ注意! 篆音兒海領啼擦妊好坤瓮丱舛上空を飛び、小さくなりながら早足で進む。早すぎるとハチのシグナルを見落とす可能性があるので、程よい速さですすむ。上から大きなスズメバチがひらりと右前の地面に降りたので、左によけて進む。「無視するんじゃねぇ!」と地面に降りたのだろうか。ハチ目線で考えると、これは勇気のある行動かもしれない。直進しても踏まれない位置に降り立ち、絶妙な位置取りだ。もしかすると右の方に巣があるのかもしれない。 敷地に入ったら900円とるという看板を過ぎて左折して三角点でおりんの映像を撮ろうとすると真後ろの木のあたりで、ハチがブンブン飛び回って威嚇してくる。急いで周りに木がない広場へ行き、もう下山した方がいいと判断する。帰りは顔を守るためネットをかぶり、速足で下山する。
<ハチ注意!◆筝妖弔気鵑気鷓廚蠅如▲▲犬隆格の試食の列に並んでいると、頭に大型の虫がとまる。思わず頭を振って振り払うと、前の前の人の背中に大きなスズメバチがとまる。頭に止まっていたのが、この大きなスズメバチだったらと思うとぞっとする。
なお、それを見たアジの干物を焼いていたおじいさんが、割りばしでつまんで地面に落として踏みつぶし、砂をかけて何事もなかったように魚を焼こうとする。列の後ろにいた女性が新しい箸を持ってきてくれる。たしかにハチをつまんだ箸で焼いた魚を食べたくはない。おじいさんは自分で「ハチ博士」だと言っている。「ハチ博士」くらいになると、箸でハチをつまんで踏みつぶせるのだろうか。おじいさんはこういうところにいるスズメバチは大丈夫だと言っているが、箸で挟んだ瞬間に針でぐさりとならないだろうか。もしかすると何か挟むときにコツがあるのかもしれない。背中のハチをとってもらった人が、自分はハチアレルギーで、助かったと言っている。おじいさんは自分で命の恩人だと言っている。
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●3日(祝)文化の日
文化の日だと言うのに、Yシャツを重曹で漂白しただけだったので、午後は伊豆へ行くことにする。
FHIXで韮山へ行ったときにどこかでもらってきたチラシの中に、文化の日に入場料が無料になることが書いてあった、戸田の松城家住宅を目的地にしてスクーターを走らせる。途中、大阪ナンバーのオレンジ色のオープンカーというよりレーシングカーのような車の後ろをついていく。気持ちが良さそうだが、あの車高では蒲原あたりの海岸線の眺めが楽しめない気がして、ちょっとだけ勝った感じがしてニヤニヤする。オレンジの車は富士の大通りの方へと走っていく。
沼津に入ると、ラブライバーであろうライダーの3人組が、恥ずかしげもなく、ラブライブサンシャインのキャラクターのぬいぐるみを付けて走っている。真後ろを走るしかないが、心の距離を少し離して置くことにする。 八王子ナンバーのライダーはおそらく松浦果南推しで、両脇にマリーとダイヤの小さな人形を付けて3年生を揃えている。千葉ナンバーは渡辺曜推しで、他の人形はつけていない。川崎ナンバーは、たくさん同じキャラクターの人形を付けていて、赤い髪のキャラクター推しであることは間違いないのだが、赤い髪のキャラクターなんていたっけ?と考えさせられる。黒澤ルビィはピンクだしハーフツインだからなぁといろいろ考え、もしかして、ラブライブサンシャインではなく、ラブライブスーパースターの米女メイか?と候補をあげたものの、わざわざラブライブサンシャインの聖地の沼津に持って来る意味がないので、一層モヤモヤすることになる。家に帰ってチェックするとあのぬいぐるみは2年生の桜内梨子である可能性が高いことがわかる。ライダーたちは淡島の方へと右折していく。
戸田峠では3台前の大きな白いワゴン車がのろのろと走っていて渋滞を作っている。戸田に入り、白いワゴン車は左に曲がっていき、曲がっていき、温泉(くるら戸田)でまた一台左折し、三叉路では前に一台だけになる。信号で止まり、前の車はまっすぐ、私は右へ曲がり、狭い道を通る。
松城家住宅の駐車場で駐輪し、1家族とすれ違い、何とかギリギリ入れてもらえる。前の一組が出ていくと、貸し切り状態、と言うか、もう閉店なのにいつまでも居座っている迷惑な客のような感じになり、急いで回ることにする。途中、窓を閉めに来た住宅や戸田の歴史に詳しそうなおじいさんが再び窓を開けてくれ、建物などの説明をしてもらう。長八の作品ではないものとか、三島大社に作品がある石田半兵衛の話とかしてもらい、木の板がはってあったところを質問すると「囲炉裏」だそうで、上に煙が登るようになっていると教えてもらう。屋根にはちいさな煙突があるそう。それから、外へ出て内側からはよく見えなかった長八の作品とか、奥へ行って、囲炉裏の真上にある小さな煙突や、風水的な意味合いで絶対に閉めない東側の窓についても教えてもらう。入り口付近の建物は昔質屋があったそうで、入り口付近の蔵はそのためのものだそう。防潮堤の石垣の中に木の塀になっているところは昔は蔵があったそうで、わざわざ分かるよう木製にしたのだそう。家の前は昭和の中ごろまでは川があったのを覚えているそうで、その頃はもう汚いどぶ川だったが、昔はその川から荷物を運び入れられるようにしていたとのこと。「伊豆石」の門があり、扉などがないのは船がのりつけられるようにしていたからだそう。門の前の蔵の前で5時近くになり、入り口に立っていた施設の女性2人のうちの1人からもう閉めると言われ、また今度ゆっくり見ますと言って去る。駐車場では再び詳しいおじいさんに会い、伊豆は奥が深いといった話をお互いして、おじいさんはスクーターで去っていく。施設の女性2人もおそらく駐車場に置いてあった自転車で帰る様子で、駐車場にチェーンを掛けていて、「ありがとうございました」と会釈をして駐車場を出る。
帰りは海岸線沿いの展望スペースで写真を撮る。出会い岬では、さえない若者3人組と出会ったが、いい出会いにはならなかった。トイレに入ろうとしたが、故障中で使えなかった。
大瀬の展望スペースに1台車が停まっている。中に人がいるようで、私が隣にスクーターを止めるとエンジンが切れる。アイドリングは迷惑と思ったようだ。もう太陽がほとんど落ちていて、もう眺めは楽しめない。ここから大瀬までそこそこ距離があるのだが、若い男性の楽しそうな声がこちらまで聞こえてくる。何をしたらそこまで声をあげて楽しめるのだろうと気になって、目を凝らすがもうよく見えない。写真を撮り、大瀬から海岸線を走り、前の軽自動車を抜かせてもらうが、その次に大きな白いファミリーカーが走っていて、追い抜かせず、後ろに追い抜いた軽自動車がついてくる。かなり走った後、ようやく前のファミリーカーが左ウィンカーを出して道を譲ってくれたので、抜かせてもらうが、すぐに放水路の交差点になり、ここからはノロノロと進むことになる。ナビを見ると、渋滞を回避する海岸沿いのルートが出てきたのでその通り走る。414号を横切る信号まで来ると、行きに出会った、ラブライブのライダーたちが走っていくのを見つけ、渋滞回避のルートが出なかったら再び会うことはなかったので、ちょっと運命を感じてしまう。414号を横切り、少し走って、左折をし、414号より数本東側の道を走る。渋滞している道よりストレスなく走れるが、途中でバスにつかまり、こっちじゃなくてもよかったかも・・・と思う。再び414号に入り、いつものルートを進み、家の近くのスーパーで、明日の携帯食の食材である、玉子とキャベツと玉ねぎと若鳥胸ひき肉を購入し、ガソリンを入れて帰宅する。
●4日(土)9時過ぎ出発
今日は下田を散策する。
お寺の黒板には「悲しみ 苦しみが 光へ導く アンテナとなる」
と書かれている。
先週、秋葉神社前のキャンプ場から気田川沿いを少し走った所にある今は営業していないレストランか何かの看板「大都会」を見て、クリスタルキングの「大都会」を頭でリピートしたり、昨日は山口百恵の「いい日旅立ち」を一曲リピートして、すぐに歌詞が出てくるようになったりして、音や歌で溢れたライディングを楽しんでいたのだが、今回は、朗読「伊豆の踊子」を聞き続けて、物語の世界に溶け込むことにする。今回の目的地「下田富士」は、伊豆の踊子の学生が「よじ登って」いる山なので、どんな山かと少し期待する。
口野放水路を左折して、中学校を過ぎた辺りで信号につかまる。左を見ると自転車が2台停まっていて、自転車用のピチッとした服に、ラブライブサンシャインの黒澤ダイヤがプリントされている。自転車競技用のグッズまであるとは、ラブライブ恐るべし。イタ車は出来ても、自転車の本体は何かを表示する面積がないので、自分の背中でイタくしているのか。もう一人の人は普通の競技用の服だが、もしかすると本単に何かしているかもしれない。なお、このすぐ先の「湯らっくす公演」の名前はこの道を通るたび、もやっとさせられる。
道の駅「伊豆のへそ」は時々利用するのだが、今回は信号にたびたびつかまり、その数分の間に飲んだり食べたりして、それほど休まなくても乗り切れそうだったので素通りし、そのまま1度も休むことなく下田に入り、1泊2500円の張り紙が気になりながら、駅前の下田市観光協会につく。近くの時計を見ると12時半、家から下田まで、3時間半かかってしまった。
建物に入り、中の女性に山の情報について尋ねると、クマやハチが出るのでおすすめしないと言われる。予想外の返答でしばらく思考停止するが、「じゃあ、やめときます」とはいかないので、それでも教えてほしいと頼み、遊歩道のパンフをもらったりして、少しでも情報を引き出す。下田富士はすぐ近くにあるそうで、スクーターは駅の裏に停められるとのこと。近くの駐車場の人に観光協会の名前を出して頼めば止めてくれるかもという話だったが、普通に裏に止めることにする。裏には、クラブ活動か塾の帰りだろうか、子供たちがたまっている。準備をして、ドラッグストアでペットボトルを1本買い、トイレを借りて、下田富士に登る。一か所滑りそうなところが合って、あんまり意味のなさそうなローブが張ってあったが、すぐに渡れ、枝の間から、少し景色が見え、山頂の少し手前で、左側の視界が開けて景色が楽しめる。そこからすぐに鳥居があり、参拝をする。左側には昔、木に文字が彫られていたという立て札がある。撮影をして、開けたところの景色を楽しみながら下山する。「伊豆の踊子」の一説、〜下田富士に攀じ登って港を眺める〜ことはできないことがわかり、また一つ、ニヤリとできるようになった。3時間半もかけたと言うに、1時間もかからず、目的が達成できてしまったので、近くの山の寝姿山へ登ることにする。マーメイドの像がある橋を渡り、林道に入り、お城の門の奥で老夫婦だろうか何かしている。その奥を見ると、「下田城小劇場」という看板がある。一度、ここで芝居を観てみたかった。奥へ進んでいくと、以前、蓮台寺から登った高根山への道に当たる。ただ、門に立ち入り禁止とあり、観光協会の女性の話だと、私有地なので入らないでほしいみたいなことを言っていた。ハイカーにとっては残念な話だ。前に大きな紙袋を3つ持った男性がいて、ちょうど、山頂に入る林道の起点で荷物を降ろす、男性は、いつもこの道を通って、白浜へ行っているらしい。自分や山に登るのが好きで、今から寝姿山に登ると言うと、右に入るとロープウェイのところへ行けると言うが、私の目的地は三角点なので、左に曲がると山頂でしょうか?と言うと、左に曲がると草ボーボーと教えてくれる。今、下田富士に登ってきたと言う話をすると、下田富士は姉で、富士山は妹で、妹を高くしたという、神話的な話をしてくれる。同じような話があったような・・・と大室山の昔話を思い出す。下田富士も祀っているものは同じらしく、そういう神話の話を調べると面白いかもしれませんねと返す。高根山の話をすると、白浜からの方が整備されていて、蓮台寺から登るよりいいという。林道もあり、車で上まで行けるそうだ。昔、漁師が高根山の光るお地蔵様のおかげで助かったという話があり、1月にお祭りがあるとのこと。高根山は下田で冨士山が見える唯一の山で、富士山に雪が積もれば、見えやすくなるという。
では、お祭りがあるころに来たらちょうど良さそうですねと別れて、林道に入る。林道ではハチに威嚇され、地面に止まって進行を阻止しようとする勇敢なハチをよけ、三角点の真後ろの木で蜂が激しく飛び回り、撮影を断念し、ちかくの広場で鈴を鳴らして、ネットをかぶり下山する。夕焼けがきれいな場所に出るが、廃墟となったラブホテルがあり、なんだか残念な気分になる。観光協会の前に女性とおじいさんがいて、女性に今登ってきたけれど、ハチがいて怖かったという話をする。熊ベルは役に立たなかった?と冗談で返され、ネットをかぶって下りてきたことを伝えると、おじいさんは服から刺されると突っ込まれる。念のため、レインコートを持って行った方が安心だった。何日か前にロープウェイがハチのために運休になったことや、以前、もう一つのピークに登ったことがあり、そこへの行き方や、長九郎山の話をすると近くの一色でクマが出た話、「武山の役行者」の像の話、山ではない海の方の眺めが楽しめるコースの話が聞ける。また、今度は像を目指して登ろうと思いますと、次はハチが出ない時期に来ようと心に決めて、2時間かけて実家へ帰宅する。
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■5日(日)戸田さんさん祭り
伊豆の踊子の下田へのルートを散策した後は、西伊豆の稜線歩きの続きをしようと思う。先日の戸田の帰りで、戸田の少し北側の井田という地域に遊歩道を見つけた。あの辺りから歩いてみようと思う。
実家から戸田へ行くと駐車場に車がたくさん止まっていて、駐車場の整理をしている人は、そろそろこっちの駐車場は閉めて、臨時駐車場の方へ誘導しようか相談している。入り口付近にスクーターを止め、下の方へ降りていくと、自転車やスクーターが20台くらい停まっている。こっちに停めた方が良かったかもしれないが、まぁ邪魔にならない所に置いたから問題はないとテントがある方へ進む。
手前の案内所でチラシをもらう。そのチラシにもガラガラの抽選権が付いており、松城家でもらったチラシではなくてもガラガラがやれたことを知る。ただ、ここへ来た理由の一つにガラガラを1回まわすことであったので、あのチラシは十分に役割を果たしている。すぐにガラガラのテントへ行くが、おじいさんが一人いるだけで、列ができていなかったので、その向かいのJAの列に並ぶことにする。整理券をもらうと91番で、もう90人もいることが分かる。順番がきて中に入ると、みかんが売っていて、会計を別にしないとならない300円のみかんを購入し、ガラガラのテントを見ると列を作っていたので、急いで会計を済ませて、列の後ろに着く。ステージでは出展者の紹介をしている。観光協会の女性が戸田を舞台にしたマンガ「ぼんこつポン子」のコスプレをしている。女子高生、女子大生くらいなら違和感もなくできるだろうが、30を越えた辺りの人がやるのは、抵抗があるかもしれない。10時30分になりガラガラ抽選会が始まる。私の前に大当たりの人はいない。金賞のタラバガニを期待をして回すが、はずれの赤い玉が出てきてみかん1個をもらう。その後、入り口付近で、炭火でアジの干物を焼いていて、無料で食べられるようだったので、列に並ぶ。7,8人並んでいて、前の人は、白い皿と割りばしを持っている。どこでもらったのだろうと見回すと、焼いているおじいさんのそばに大きな透明なビニール袋がおいてあり、その中に皿と割りばしが入っている。しばらく待って、前の夫婦が炭火の前に来た。前の男性は炭火で焼いていなかったら列に並ばなかったと、手を炭火にかざしたりして言っている。焼いているおじいさんは、ガスで焼く方が火が調整できるからいいのだけど、公園にガスを持って来ることができなかったと言っている。つまり、炭火で魚を焼いているのは、おいしく食べてもらいたくてではなく、仕方なくやっていることになるので、あんまり言わない方がよかったかもしれないと思う。割りばしと皿を取り、仕方なく炭火で焼かれている魚を見ていると、何か大きなものが飛んできて私の頭にしがみついている。軽く頭を振っても離れないので、思い切り大きく頭を振ると、それが、前の前の男性の背中につき、まわりがざわつく。後ろの女性が、ちょっとちょっと、と、男性に背中に虫がついていることを知らせていて、よく見るとそれが大きなスズメバチであることが分かり、のけぞって急いで距離を置く。先ほどの頭についていたものがこのスズメバチだったと思うとぞっとする。手で払わないでよかった。その人の前で魚を焼いていたおじいさんは、自分の近くに来て、背中を向けるようにいい、丁寧に箸でスズメバチをつまみ、地面にたたきつけ、足で何度も踏みつぶし、砂をかけ、その上から何度も踏んでいる。魚を焼くくらいに慣れた様子だ。足をどけて、もう動いていないことを確認して、何事もなかったように魚を焼こうとする。列の後ろにいた女性が新しい箸を持ってきて箸を変えるように勧める。たしかにハチをつまんだ箸で焼いた魚を食べたくはない。この女性はスズメバチがついていることを教えたり、箸を持って来たりとかなり機転が利く。こういう利発的な女性は好感が持てる。おじいさんは魚を焼きながら自分で「ハチ博士」だと言っている。「ハチ博士」くらいになると、箸でハチをつまんで踏みつぶせるのだろうか。おじいさんは、巣がないこういうところにいるスズメバチなら大丈夫だと言っているが、箸で挟んだ瞬間に針でブスリとはならないのだろうか。もしかすると何か挟むときにコツがあるのかもしれない。経験でそのコツを会得したとするならば、どれくらいの時間がかかり、どれくらいの犠牲を払ったのだろうか。背中のハチをとってもらった人が、自分はハチアレルギーで、助かったと言っている。おじいさんは自分で命の恩人だと言っている。魚を皿にのせてもらい、試飲のお茶も貰って、開会式をやっているステージの席で食べる。左奥にも休憩できるスペースがあったので、そこで食べた方が落ちつけただろう。開会式では、沼津市長だとか、どこかの偉い人だとかが呼ばれたようだが、忙しかったようで、戸田の実行委員会の人がその人たちの言葉を代読をしている。心の中で、「戸田の扱いがひどい!」と突っ込むが、忙しい人たちを呼んでしまったのだから仕方ない。開会式が終わり、ご飯が食べ終わったので、砂浜を歩いて、奥の方へ進む。しばらくすると貸しボートがあり、突っ切ると仕事の邪魔になりそうだったので、一度、木の中に入り、また砂浜に出る。今度は、PVの撮影だろうか、カメラマンが踊っている男性を撮影している。海の方に伸びている防波堤には、釣りをしている人が10人くらいいる。少し先に鳥居が見え、その付近にも釣りをしている人がいる。鳥居をくぐり神社を参拝して、岩の上を歩いて、岬の先端へ行く。林の方にはコンクリートの道があり、そこを何組かの人が歩いているが、岩の方へ来る人は誰もいない。ここが先端だろうというところまで来て、おりんの映像を撮る。船が行き来をしている様子も見られて、気持ちがいい。このまま灯台の方へ行こうかと思ったが、時間がかかりそうだったので、鳥居の方まで戻って、自分たちを撮った写真が変だったようで、彼氏がバカ受けして、彼女がむくれているカップルを横目に、コンクリートの道の上を歩く。ぐるりと回ると、鳥居や案内板があり、トイレがある。トイレは砂を落とすように注意書きされている。トイレを借りて、奥に入り、博物館の入り口を見つける。近くには船の部品や男性二人の像がある。以前来たときは、深海生物の施設だったような気がするが、どうも、割と最近変わったようだ。入場料を支払い、ラブライブサンシャインの沼津100周年のポスターを過ぎ、2階へ上がると、この前登った無双連山の図が書かれている。ここから見ると、無双連山が見えるようだ。なかなか興味深い。ただ、残念なことにまわりはかすんでいて、一切の山が見えない。船の展示を見て、1階に降り、ココリコ田中のパネルや映像が見られる深海生物を見て、入り口付近に鐘があったので、受付の人に撮影していいか聞いてから、鐘を鳴らした映像を撮る。この鐘は何の鐘か聞いたが、まだ新米だそうで知らなかった。博物館を出て灯台を見ると、外国人の集団が、灯台の周りに座っている。富士山が見せられなくて、残念だ。
祭りの会場に戻ると、警察官が2人いて、白髪頭のバンダナを巻いたいつまでもバンドをやってそうなおじいさんと話している。奥さんもいるようだが、こちらはいたって普通だ。年甲斐もなくなにか悪さをしたのだろうか。観光協会でアイスを買い、ステージの席で食べていると、掛川の若い女性シンガーが、まだ慣れていないのだろうか、つたないトークをしている。瑠奈、めちゃめちゃ緊張してるな〜と生温かい目で見て、カニを食べてください。とお客さんに言うなら、自分がしっかり戸田でカニを食べて、とてもおいしかった!とか言ってからじゃないと変な感じになるぞー。と突っ込む。それから、「大人の言うことを聞け」「手をつなごう」と言った年代があんまり合わなさそうな歌詞の歌を聞き、司会の人に「今度カニごちそうしてください」とか言われて、「私が?・・・頑張ります」と返している。司会の人は言葉の使い方を良く分かっている。女の子に話し方をさりげなく教えているようにも見える。それからNHKの歌のお兄さんのような「ねっきー」の子ども向けのステージになる。40半ばのおじさんがこのステージをすべて聞くのはつら過ぎるので、観光協会のブースで、戸田のハイキングコースの情報はないかと質問し、観光協会の場所を教えてもらい、後で聞くことにする。今から行っても間に合うかもと入り口へ行くと、警官2人が待機している。何があったのだろうか。今から観光協会へ行って、最後の餅まきに間に合わなかったらいやなので、ステージに戻り、十数分間、ねっきーのステージを見ることにする。ステージの真ん前の席には地元の漁師だろうか、日焼けをした4,50代の男性二人が腕を組んでねっきーの歌を聞いている。非常にシュールな光景だ。ねっきーも歌いづらいだろう。下手(舞台を見て左)側の席に子ども連れの客が数組いるので、下手に行ってマイクを渡したりして、男性二人を回避して客席の真ん中に来ている。下手に大人に絡まないのは賢明な判断だ。少子高齢化を感じる客相手に、客と一緒に歌ったり踊ったりしようとするその姿勢は、歌のお兄さんとしては間違っていないと思うが、中高年になると少々厳しい。それでも必死になって客と絡もうという姿勢に根負けしたのか、中高年の観客たちも、漁師の2人のうちの一人も、立ち上がって、動物の真似をしたりしていて、戸田の大人たちは温かさを感じる。普通は「トットロ、トットーロ」なんて、大の大人は一緒に歌ってくれない。ねっきーのライブが終わったころには、次の餅まきの時間より2,30分過ぎている。全体的に押していたのか、ねっきーが頑張りすぎて、みんながノってくれるまでがんばってしまったのかはわからない。司会の人がベンチを片付けるため、立つようにいい、餅巻きの前にタカアシガニ(タラバガニ?)を掛けてじゃんけん大会をする。ステージの若い男性にじゃんけんで勝った人が残るやり方で、最後に子どもが二人残る。最後は小さな女の子が後出しと言われてもおかしくないタイミングでじゃんけんに勝利をし、カニをゲットする。その後は、ステージに関係者やアーティストたちが餅をまく。上手(舞台を見て右)側の人は女性が多く、全然投げてくれない。下手側の人は段ボールの餅をつかんでどんどんまいているのに、不公平じゃないか!いや位置取りに失敗したのか!と思いながら餅を4つゲットする。私の近くの人はもらえなかった人もいたんじゃないだろうか。餅巻きが終わり、ステージにも客席にも人がいなくなる。駐車場に戻り、スクーターに乗って観光協会へ向かう。17号線と合流するところで大きなクラクションが鳴っている。横浜ナンバーの黄色い車が停まり、軽トラのおじいさんが少し先でUターンをしている。無理な運転をしていたかもしれない。そこから少し走った所で、灯台で座っていた外国人グループが歩いている。彼らもクラクションに驚いた様子で、後ろを振り返っている。観光協会の横にスクーターを止め、中に入るとどこかで見たことのある男性がいる。先ほど問合わせをした方ですか?と、連絡を受けて用意してくれた伊豆山稜線歩道のパンフを持ってきてくれる。この歩道は天城の方まで続いていて、新たな発見があった。他にも置いてあった遊歩道のパンフももらい、先日、松城家で案内をしてくださった方ですよね?と聞いてみると、私に気づいたらしく、あれから怒られたといい、まだまだ話し足りなかったと笑っている。勉強になりました。また時間に余裕があるときに聞かせてくださいと言い、戸田の差心を数枚撮って、帰宅する。帰りがけに、みかんの直売所で200円と100円のみかんが売っていたので100円のみかんを購入して、帰宅して食べ比べると、JAの方は川が柔らかくて甘く、直売所の100円の方は見た目が悪く皮は固くてパラついた粒で甘さは控えめだったが、どちらもおいしくいただけた。しばらくデザートはこのみかんになりそうだ。
了
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