ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6153959
全員に公開
アルパインクライミング
甲信越

川上村 男山ダイレクト

2023年11月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:33
距離
8.5km
登り
796m
下り
784m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:28
休憩
0:08
合計
6:36
7:56
316
13:12
13:19
13
13:32
13:33
56
14:29
14:29
3
14:32
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
上信越道佐久ICを降り国道141号を南下し(または上信越道から中部横断道路の八千穂高原IC下車)、海ノ口を過ぎカーブの多い急坂を登りきった “市場” の信号を川上村方面に左折。

川上村に入り県道68号線を東に走り、信濃川上駅の先で左折して千曲川を渡る。
千曲川に沿って西に戻るように1kmほど走れば、右側に男山登山口の標識がある。
コース状況/
危険箇所等
写真の詳細とコースガイドはこちら → 川上村 男山で藪岩クライミング     Rock Climbing on Mount Otoko in Kawakami, Nagano

https://hikingbird.exblog.jp/33830017/

長野県川上村と南牧村(みなみまきむら)の郡境尾根に立つ男山
4
長野県川上村と南牧村(みなみまきむら)の郡境尾根に立つ男山
獣除けゲートのある 男山登山口
1
獣除けゲートのある 男山登山口
登山口の集落からは八ヶ岳連峰が見えます。
2
登山口の集落からは八ヶ岳連峰が見えます。
しばらく林道を歩きます。
1
しばらく林道を歩きます。
ヨウシュヤマゴボウ というブドウみたいな実をつけた大きな植物がたくさん自生していました。
別名をアメリカヤマゴボウといい、北アメリカ原産の帰化植物で有毒植物らしい`。
ヨウシュヤマゴボウ というブドウみたいな実をつけた大きな植物がたくさん自生していました。
別名をアメリカヤマゴボウといい、北アメリカ原産の帰化植物で有毒植物らしい`。
林道は落ち葉ロードです。
1
林道は落ち葉ロードです。
やがて、鉄塔の立つ場所に出ると北東方向に 男山 が見えてきます。
4
やがて、鉄塔の立つ場所に出ると北東方向に 男山 が見えてきます。
オレンジに染まったカラマツ林が素晴らしい。
2
オレンジに染まったカラマツ林が素晴らしい。
鉄塔を過ぎて左の林道に進むと、沢状になった地形を巻きあげて左の尾根まで登ります。
鉄塔を過ぎて左の林道に進むと、沢状になった地形を巻きあげて左の尾根まで登ります。
登り上げた尾根は標高1450m付近で、一際紅葉が見事です。
2
登り上げた尾根は標高1450m付近で、一際紅葉が見事です。
標高1450m付近から尾根を直登します。
1
標高1450m付近から尾根を直登します。
途中からワイヤーが現れます。
途中からワイヤーが現れます。
藪山は、踏まれていない急斜面を登ることが多く、ふくらはぎが非常に疲れます。
チェーンスパイクなどの軽アイゼンが有効的です。
藪山は、踏まれていない急斜面を登ることが多く、ふくらはぎが非常に疲れます。
チェーンスパイクなどの軽アイゼンが有効的です。
標高1620mあたりまで登ったら、再び左の沢状地形を横ぎって男山の南西尾根(男山ダイレクトと呼んでいる)に登り上げます。
1
標高1620mあたりまで登ったら、再び左の沢状地形を横ぎって男山の南西尾根(男山ダイレクトと呼んでいる)に登り上げます。
南西尾根に乗って、少しの登りで岩稜帯の末端と思われる岩壁に着きます。
2
南西尾根に乗って、少しの登りで岩稜帯の末端と思われる岩壁に着きます。
登攀具を装着して、岩稜を右側から登っていくと、第1岩壁の取付きに着きます。
第1岩壁(卦蕁砲50mロープいっぱいで第2岩壁の基部に着きます。
1
登攀具を装着して、岩稜を右側から登っていくと、第1岩壁の取付きに着きます。
第1岩壁(卦蕁砲50mロープいっぱいで第2岩壁の基部に着きます。
第2岩壁(卦+:40m)
2
第2岩壁(卦+:40m)
第2岩壁(卦+:40m)の下部10mのすっきりした壁にはハーケンが3本連打されています。
2
第2岩壁(卦+:40m)の下部10mのすっきりした壁にはハーケンが3本連打されています。
第2岩壁(卦+:40m)の上部を登る
2
第2岩壁(卦+:40m)の上部を登る
第3岩壁(元-:40m)は出だしがやや立っていますが、ホールドは大きいので問題ないでしょう。
1
第3岩壁(元-:40m)は出だしがやや立っていますが、ホールドは大きいので問題ないでしょう。
第3岩壁(元-:40m)
2
第3岩壁(元-:40m)
第3岩壁の先はヤセ尾根が続いています。
2
第3岩壁の先はヤセ尾根が続いています。
途中に、脆いナイフエッジの登りがあるので慎重に。
初心者同行の場合は、万が一に備えてロープ確保した方が良いかもしれません。
1
途中に、脆いナイフエッジの登りがあるので慎重に。
初心者同行の場合は、万が一に備えてロープ確保した方が良いかもしれません。
ヤセ尾根を振り返れば、南側の壁が切り立っているのが分ります。
3
ヤセ尾根を振り返れば、南側の壁が切り立っているのが分ります。
そして、バックに八ヶ岳の全景が見えます。
3
そして、バックに八ヶ岳の全景が見えます。
眼下には、カラマツの森がゴールド色に大地を染め、まるでプチ・グランドキャニオンのようです。
3
眼下には、カラマツの森がゴールド色に大地を染め、まるでプチ・グランドキャニオンのようです。
登攀終了点が男山ピークというのも嬉しいね。
2
登攀終了点が男山ピークというのも嬉しいね。
山頂は360度の展望。 
晩秋にしては気温が高く、ちょっと霞んでいますが、雄大な景色を見ながら休憩できるのは最高です。♪
1
山頂は360度の展望。 
晩秋にしては気温が高く、ちょっと霞んでいますが、雄大な景色を見ながら休憩できるのは最高です。♪
山頂からは東側の一般トレイルで下山します。
いきなり太いフィックスロープで始まります。
山頂からは東側の一般トレイルで下山します。
いきなり太いフィックスロープで始まります。
稜線から標高差150mくらいは急な下降路で、季節的に落ち葉が非常に滑りやすいので神経を使います。💦
2
稜線から標高差150mくらいは急な下降路で、季節的に落ち葉が非常に滑りやすいので神経を使います。💦
急傾斜が緩やかになり、陽に照らされてキラキラしたススキの路を行くと、林道終点に合流します。
2
急傾斜が緩やかになり、陽に照らされてキラキラしたススキの路を行くと、林道終点に合流します。
往路の鉄塔の立つ場所まで降りてきました。
登ってきた男山ダイレクトを見上げて、本日の登高を振り返る。
2
往路の鉄塔の立つ場所まで降りてきました。
登ってきた男山ダイレクトを見上げて、本日の登高を振り返る。
あとは、往路の長い林道を落ち葉を踏みしめながら戻ります。
1
あとは、往路の長い林道を落ち葉を踏みしめながら戻ります。
登山口付近には、落ち葉に埋もれながら、まだ アカツメグサ が咲いていました。 
1
登山口付近には、落ち葉に埋もれながら、まだ アカツメグサ が咲いていました。 

感想

私の中で恒例になっている春秋の低山藪岩ハイキング。
今秋は、一昨日の 横尾山ハイキング に引き続き、長野県川上村の 男山 のバリエーションルートです。
男山は、正確には川上村と南牧村(みなみまきむら)の郡境尾根に立つ山で、男山ダイレクトと呼ばれる今回のバリエーションルートは、その郡境尾根の南西側(南西尾根)を登るルートです。
男山の山頂から南西側は200m程が断崖絶壁となっていて、ダイレクトルートには第1岩壁?(岩稜?)〜第3岩壁が横たわっています。
したがって、登るにはロープなどの登攀装備が必要となります。

3つの岩壁は技術的には卦蕁銑元蕕隆篥个蠅覆里妊ライミング初級者でも比較的容易に登れますが、脆いので浮石などには要注意です。
特記すべきは、そのローケーションの素晴らしさです。 八ヶ岳連峰をはじめ西上州や奥秩父、スカイコンディションが良ければ南アルプスや北アルプスまで見えます。
また、川上村周辺はカラマツの植林地帯なので、秋の黄金色に染まったカラマツの森は一見の価値があるでしょう。

私たちは4人2パーティーで登って、取付きまで2時間、下山1時間、登攀2時間半くらいでした。


昨年に引き続き、秋の紅葉藪岩ハイキングに参加させていただきありがとうございました。
男山ダイレクトって何だろうと思いましたが、わかりました!!ダイレクト=直接的なさま。
カラマツの紅葉を眼下に山歩きとクライミング楽しみました。
山頂360度の展望は最高でした。私は男山ダイレクト好きです。
来年も楽しみです。どこ行きましょう(*`艸´)ウシシシ

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:423人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら