明星山P6南壁フリースピリッツ
- GPS
- 10:46
- 距離
- 2.0km
- 登り
- 457m
- 下り
- 462m
コースタイム
- 山行
- 9:22
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 10:31
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
▶登山ポスト:ありません。 ▶トイレ:駐車場にあります。 ▶水場:トイレに水道があります。 ▶ルート状況 ◆駐車場〜フリースピリッツ取付 ・売店脇から踏み跡をたどって小滝川まで下ります。 ・小滝川沿いを下流へ下り途中で渡渉します。 ・小滝川左岸にフリースピリッツ取付があります。(壁にリングボルトが1つあるのが目印になります。) ◆フリースピリッツ(4級上 5.9)(ルートグレードは参考にした最新のトポ図からで、あとは個人的な感想です。) 全体を通して ・掴んだホールドがもげないかどうか要確認!!(明星は大きな岩も動くので注意!!) ・浮石・落石に注意!!(後続パーティーがいる場合は特に気をつけて!!) ・14P目の凹状の垂壁以外は残置中間支点は少ないです。(カムや灌木等を多用して対応できます。) ・各Pの終了点は写真の通りです。特に5P目の終了点の状態が悪いので気をつけてください!! 1P 草付の岩場を左上 40m 掘淵蝓璽鼻 ・トポの1P目60mを2Pに分けて登りました。 ・岩の露出は少なく木登り?草クライミング(笑)特に問題なく登れました。 ・灌木で足元が見えにくいので注意が必要!! 2P 出だしの短い垂壁〜バンドを左へ 20m 掘淵蝓璽鼻 ・トポの1P目60mを2Pに分けて登りました。 ・出だしの短い垂壁が核心。 ・特に問題なく登れました。 3P 真上のフレーク沿いに右上 30m 5.7(リード) ・トポの2P目。 ・フレークを上手く使いながら登ります。(フレーク沿いに登ると一部悪い箇所があるのでそこは右のフェイスから登ります。) ・特に問題なく登れました。 4P 階段状フェースを右上〜スラブを下ってトラバースしてランぺを右上 30m 5.7(リード) ・トポの3P目。 ・核心はルーファイ。(トラバース途中に上に残置リングボルトの連打が見えるがそれは無視する。) ・特に問題なく登れました。 5P 垂壁下を左上しウメボシ岩まで 15m 5.9(リード) ・トポの4P目30mを2Pに分けて登りました。 ・ロープの流れを考えていつも通りウメボシ岩の下でピッチを切りましたが、ここの終了点はだいぶ貧弱になっていてカム等で補強も出来ないのでここでピッチを切るのは止めた方がいいかも・・・。 ・特に問題なく登れました。 6P ウメボシ岩を越えて右下へトラバース 15m 5.9(リード) ・トポの4P目30mを2Pに分けて登りました。 ・凹角にあるウメボシ岩を左から上まで登り、バンドをホールドにしてスタンスはスラブの細かいところに乗って下り気味にトラバースしました。 ・プアな灌木からしか中間支点が取れないので墜落厳禁です! ・特に問題なく登れました。 7P 垂壁からカンテを右に越えフェイス 20m 5.8(リード) ・トポの5P目。 ・核心はカンテを越えるところで良いスタンスが無く、ちょうど良いところにこれを使ってください的な残置があります(笑) ・今回は乾いていたのでフリーで問題なく登れましたが、ルート中で1〜2番目に悪いところだと思います。 8P ハング切れ目の凹角から緩傾斜の階段状フェイス 30m 5.8(リード) ・トポの6P目。 ・核心は凹角を抜けるまでの出だしとその後のルーファイ。 ・凹角を抜けると景色が開けます。右に見えるスラブにはたくさん残置中間支点が見えますがそちらへは迷い込まず残置中間支点の無い階段状フェイスを上へ登るとハング帯下に終了点が見えてきます。 ・ガバホールド多数ですが明星は大きな岩も動くことがあるのでリードはもげなさそうな岩を選んで登ることが重要です!! ・特に問題なく登れました。 9P ハング帯を左へ行きカンテ裏のクラックを越える 40m 5.8(リード) ・トポの7P目。 ・クラックの処理はジャムよりレイバックを多用して登る感じです。(カムがあれば使えます。) ・特に問題なく登れました 10P ガレ場から一段上のテラスへ 40m 供淵蝓璽鼻 ・トポの8P目。 ・中央バンドのガレ場の左の岩をしばらく登って適当なところでガレバ場を横断して適当なところから一段上のテラスへ登ります。 ・特に問題なく登れました。 ・終了点は適当な灌木にスリングで構築。 11P ランぺを右上 40m 検淵蝓璽鼻 ・トポの9P目。 ・ペツルのハンガーボルト2つの終了点になります。(ロープスケルは45〜50mぐらいとトポより若干長いので50mロープで足りるかどうか不安になりますが、めい一杯伸ばして右上するとハンガーボルトが見えてきます。) ・特に問題なく登れました。 12P 凹角を直上して左に見える階段状の凹角を登る 30m +(リード) ・トポの10P目。 ・トポでは『カンテ右の垂壁〜バンドを右上〜階段状の凹角』となってます。トポでは11P目終了点から正面の凹角が+のJADEラインということになってますが、凹角+の左壁には残置中間支点がハンガーのラインがありこれが普通に考えてJADEだと思います。今回ハンガーのラインを途中まで登ってみたが5.7にしては難しいので諦めて途中から凹角+ラインへ戻ってそこを登りました。(前回と前々回も凹角+ラインを登ってます。その時の終了点は階段状の凹角を登らずバンド右にあるじJADEの終了点のハンガー2つを使ってます。) ・このピッチはバンドを右上してから階段状の凹角を登るはずなのにバンドを左から登って階段状の凹角を登っているので正規ルートから外れていることは明らかです。 ・以上のことからカンテ右の垂壁の出だしは11P終了点からだいぶ左へいったところになると思います。(フリースピリッツのラインはJADEのラインより左を登るので)ということは11P目の終了点はJADEの終了点であるハンガー2つを使わないでもっと手前で切るってことなのかな? 13P バンドをトラバース 20m 検淵蝓璽鼻 ・トポの11P目。 ・バンドは一番上のバンドに立ってトラバースすると壁のホールドは悪いので一番上のバンドをホールドにして1段下のバンドっぽいところをスタンスにして歩きます。 ・トバースは落石を落とさないよう気を使いながら歩きました。 ・下を見れば確かに高度感はありますが、スタンスはあるので問題ありません。 14P 凹状の垂壁から凹角を越える 40m 5.8(フォロー) ・トポの12P目。 ・ルートの中で一番多くの残置支点がありました。フリーのテクニック的には一番難しいと思ったピッチだと思います。 ・凹状垂壁の左壁を登り上の段は凹角の右上しました。 ・終了点は上部の灌木と角岩で取りました。(ロープスケル45〜50mぐらい。) ・8P目ぐらいから足の両親指が痛くなっていて(前日・前々日に2日間歩いていたのでいつもより足が浮腫むのが早かった?)細かいスタンスに立てずカチに耐えれなくスタンスでA0を1回、ホールドとしてのヌンチャクA0を1回しました・・・弱っ!! 15P 緩傾斜帯を左上に見えるスカイラインまで 25〜30m 供銑掘淵蝓璽鼻 ・ロープを片付ける選択肢もありましたが念のためアンザイレンを解かずにスタカットで登りました。 ・スカイラインまで登り灌木で終了点を取りました。 ・今回はここでアンザイレン解除しました。 ◆15P目終了点〜西面下降路〜小滝川〜駐車場 ・15P目終了点から西面下降路への目印松の木がある地点まで踏み跡っぽいところをクライムダウンで下りました。そこから西面下降路から下山しました。 |
写真
装備
個人装備 |
50mダブルロープ
その他登攀装備1式
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共同装備 |
特定小電力トランシーバー×2
リンクカム×3(#0.5~#1.0)
カム×2(キャメ#0.5〜#0.75)
ハーケン×3
アルパイン用クイックドロー×11(6+5)
クイックドロー×3(1+2)
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感想
先月の明星山P6南壁の山岳会山行の後にtorrentさんから来年は左岩稜の次のステップとしてフリースピリッツを登ってみたいということで、今回はその下見ということでヤマパンさんルート案内お願いしますと打診があった。KRさんはアルパイン3回しか経験がありませんが登攀力は有るのでオールフォローならOKするかなー?とお誘いして3人で登る計画を立てました。marimituさんも参加予定になり2-2でパーティーを組んで登る計画に変更しましたがtorrentさんたちは都合が悪くなりKRさんと2人で登ることになりました。天気予報は当日晴れ予報でしたが前日夜に雨マークが・・・登る?登れない?どっち??
Climbing
ヾ響
・下ノ廊下から下山して天気予報をチェックすると前日夜に雨マーク・・・家には帰らず夜に駐車場に着きましたが道路は濡れておらず小雨も降ってなかったので一安心して酒飲んで車中泊しました。
・過去2回は最初の方の数ピッチは濡れていたのに今回は濡れているところ無し。良い条件で登れました!
・この日のフリースピリッツは貸切りでKRさんも後ろから煽られることなく登ることができたのでラッキーでした。
・オールリードで登る予定でしたが、8P目ぐらいから足の両親指が痛くなっていたので(前日・前々日と2日間歩いていたのでいつもより足が浮腫むのが早かった?)14P目のリードはKRさんに任せました。フォローで登った14P目は案の定細かいスタンスに立てずカチにも耐えれなくスタンスでA0を1回、ホールドとしてのヌンチャクA0を1回しました・・・弱っ!!
・岩がもげるかもげないかリードではいつも気にしながら登っているので岩がもげる剥がれる等で不意落ちは無いと思ってます。そして簡単なところでは落ちるという意識は無いので中間支点はあまり取らずにランナウトしてても怖さはありません。ですがフォローをビレイ中に下を見ると普通に10m以上ランナウトしてると気付きもう少し中間支点を取るべきか?と思ったりもします(笑)
・前々回にTさんとつるべで登った時の登攀時間は6時間42分、前回のYさんとつるべで登った時の登攀時間は5時間25分、今回14P目以外私がリードで登った結果は8時間14分・・・だいぶ時間がかかってますがアルパイン4回目のKRさんにしては頑張ったと思いますw
反省
・特にありません。
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