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Yamareco

記録ID: 6169238
全員に公開
ハイキング
志賀・草津・四阿山・浅間

アプトの道・旧中山道

2023年11月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:09
距離
23.8km
登り
1,063m
下り
1,040m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:44
休憩
1:26
合計
8:10
8:43
10
8:53
8:57
34
9:31
9:41
31
10:12
10:13
7
10:20
10:31
13
10:44
10:48
28
11:16
11:39
17
11:56
12:01
33
12:34
12:45
3
12:48
12:50
35
13:25
13:25
54
14:19
14:21
44
15:05
15:07
8
15:15
15:16
24
15:40
15:45
16
16:01
16:02
3
16:05
16:05
13
16:18
16:18
21
16:39
16:43
9
16:52
16:52
1
16:53
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
まずは横川駅からアプトの道へ向かおう。朝日を浴びる龍駒山と鉄道文化村の保存車両を眺めながら歩いていると、すぐ横をEF63が眠たげな唸り声をあげてゆっくりと追い越していった。
2023年11月11日 08:54撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/11 8:54
まずは横川駅からアプトの道へ向かおう。朝日を浴びる龍駒山と鉄道文化村の保存車両を眺めながら歩いていると、すぐ横をEF63が眠たげな唸り声をあげてゆっくりと追い越していった。
そういえば入口の案内所に団体さんが集まっていたが、今日は安中市のウォーキングイベントの日だったらしい。そのためか閉鎖されているはずの丸山変電所の扉が開かれ、運良く内部を見学することが出来た。
2023年11月11日 09:33撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/11 9:33
そういえば入口の案内所に団体さんが集まっていたが、今日は安中市のウォーキングイベントの日だったらしい。そのためか閉鎖されているはずの丸山変電所の扉が開かれ、運良く内部を見学することが出来た。
一定のゆるやかな勾配を保ったまま、一直線に伸びるレールを追いかけてゆく。じりじりと標高を上げるごとに、木々の緑の色合いもグラデーションのように変化してきたようだ。
2023年11月11日 09:54撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/11 9:54
一定のゆるやかな勾配を保ったまま、一直線に伸びるレールを追いかけてゆく。じりじりと標高を上げるごとに、木々の緑の色合いもグラデーションのように変化してきたようだ。
1,2号トンネルを快速運転で潜り抜けたところで、築堤の下にきらめく碓氷湖に気を取られて派手に脱線する。しかしここで本日一番の紅葉に巡り会うこととなった。
2023年11月11日 11:13撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/11 11:13
1,2号トンネルを快速運転で潜り抜けたところで、築堤の下にきらめく碓氷湖に気を取られて派手に脱線する。しかしここで本日一番の紅葉に巡り会うこととなった。
3,4,5号とトンネルが連続する区間は、坑内から次の坑門を見通せる。明り取り部に差し掛かるたびに、薄暗さに慣れた目に周囲の取りどりの色彩が鮮やかに飛び込んでくる。
2023年11月11日 11:47撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/11 11:47
3,4,5号とトンネルが連続する区間は、坑内から次の坑門を見通せる。明り取り部に差し掛かるたびに、薄暗さに慣れた目に周囲の取りどりの色彩が鮮やかに飛び込んでくる。
観光客で賑わうめがね橋から谷側を見下ろすも、何故かこの辺りの紅葉はまだまだの様子。虚空に突き出た架線台座が目に留まるが、これがアプト式のラックレールの再利用物だそうな。
2023年11月11日 12:02撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/11 12:02
観光客で賑わうめがね橋から谷側を見下ろすも、何故かこの辺りの紅葉はまだまだの様子。虚空に突き出た架線台座が目に留まるが、これがアプト式のラックレールの再利用物だそうな。
続く6号トンネルはアプト区間最大の500m余の長さを誇る。途中には通気用の窓が縦横に設けられ、降り注ぐ光の下でイギリス積みのレンガが描く美しい曲線をしばし堪能する。
2023年11月11日 12:14撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/11 12:14
続く6号トンネルはアプト区間最大の500m余の長さを誇る。途中には通気用の窓が縦横に設けられ、降り注ぐ光の下でイギリス積みのレンガが描く美しい曲線をしばし堪能する。
さらに7〜10号トンネルを経て、遊歩道はここ旧熊ノ平駅でついに終着となった。まだ先へと線路は続いているが、このレールの上を列車が走ることはもうないのだろう。
2023年11月11日 12:44撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/11 12:44
さらに7〜10号トンネルを経て、遊歩道はここ旧熊ノ平駅でついに終着となった。まだ先へと線路は続いているが、このレールの上を列車が走ることはもうないのだろう。
復路は来た道を引き返しても良かったが、南斜面の彩りにつられて旧国道まで降りてきた。現在軽井沢方面が通行止めになっているため車の量はさほどでもなく、歩行者が気楽に歩けるのは今のうちかも知れない。
2023年11月11日 12:54撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/11 12:54
復路は来た道を引き返しても良かったが、南斜面の彩りにつられて旧国道まで降りてきた。現在軽井沢方面が通行止めになっているため車の量はさほどでもなく、歩行者が気楽に歩けるのは今のうちかも知れない。
先程歩いたアプトの道の遺構を、ところどころに見上げながらの戻り道。最後にめがね橋のアーチに出迎えられ、そのめがね橋が越えた碓氷川を渡渉する形で、ようやくトレイルルートへ分け入っていった。
2023年11月11日 13:24撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/11 13:24
先程歩いたアプトの道の遺構を、ところどころに見上げながらの戻り道。最後にめがね橋のアーチに出迎えられ、そのめがね橋が越えた碓氷川を渡渉する形で、ようやくトレイルルートへ分け入っていった。
取り付きのつづら折りをこなすと、そこは日当たりのいい山腹に拓かれた堂々たる巡幸路。明治帝が輿を止めて歩いたという屏風岩はこの辺りだろうか、滴り落ちる沢水がまるで墨を流したように岩肌を染めている。
2023年11月11日 14:00撮影 by  XQ-CC44, Sony
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11/11 14:00
取り付きのつづら折りをこなすと、そこは日当たりのいい山腹に拓かれた堂々たる巡幸路。明治帝が輿を止めて歩いたという屏風岩はこの辺りだろうか、滴り落ちる沢水がまるで墨を流したように岩肌を染めている。
栗が原まで登りつめた後、尾根筋ながら鬱蒼とした木立の中を進む旧中山道にスイッチする。傾き始めた西日を透かした紅葉の枝の隙間から、丁須の頭の特徴あるシルエットが見て取れた。
2023年11月11日 14:41撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/11 14:41
栗が原まで登りつめた後、尾根筋ながら鬱蒼とした木立の中を進む旧中山道にスイッチする。傾き始めた西日を透かした紅葉の枝の隙間から、丁須の頭の特徴あるシルエットが見て取れた。
今回の行程では唯一の名のあるピークと呼べるのが刎石山だが、山頂がどこになるのかいまいち判然としなかった。関所跡にある東屋の指導標に山名板が括り付けてあったので、一応ここで登頂ということにしよう。
2023年11月11日 15:00撮影 by  XQ-CC44, Sony
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11/11 15:00
今回の行程では唯一の名のあるピークと呼べるのが刎石山だが、山頂がどこになるのかいまいち判然としなかった。関所跡にある東屋の指導標に山名板が括り付けてあったので、一応ここで登頂ということにしよう。
刎石坂の名前通り足元に浮石が目立ち始めたと思ったら、ここらの露岩の柱状節理が抜け散らばったもののようだ。この道中は史跡も多く退屈しなかったが、往時の旅人の苦労が最も忍ばれた箇所でもあった。
2023年11月11日 15:22撮影 by  XQ-CC44, Sony
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11/11 15:22
刎石坂の名前通り足元に浮石が目立ち始めたと思ったら、ここらの露岩の柱状節理が抜け散らばったもののようだ。この道中は史跡も多く退屈しなかったが、往時の旅人の苦労が最も忍ばれた箇所でもあった。
秋の陽は釣瓶落とし、早くも山陰に入った坂本宿の町並みをまっすぐに抜けてゆく。路傍の水神様の彼岸には、残照に浮かぶ妙義山が家路を急ぐよう手招きしていた。お疲れ様でした。
2023年11月11日 16:20撮影 by  XQ-CC44, Sony
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11/11 16:20
秋の陽は釣瓶落とし、早くも山陰に入った坂本宿の町並みをまっすぐに抜けてゆく。路傍の水神様の彼岸には、残照に浮かぶ妙義山が家路を急ぐよう手招きしていた。お疲れ様でした。
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