両神山 上落合橋ー八丁峠ー行蔵峠ー西岳ー東岳ー両神山ー日向大谷口
- GPS
- 07:11
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 985m
- 下り
- 1,550m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰り 日向大谷口17:20の小鹿野町町営バスで三峰口駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは登山道入口にあります。 上落合橋登山口−八丁峠 所々岩が出ていますが比較的歩き易い登山道です。 八丁峠−行蔵峠−西岳 岩場の鎖場の登りもある厳しい登山道です。 西岳−東岳 岩場を下りまた登る鎖場がある非常に厳しい登山道です。 西岳から東岳の登りを見ると、そこを登れるとはとても思えないような絶壁です。 東岳ー剣ヶ峰(両神山山頂) 比較的穏やかな尾根歩きです。直下の鎖場は注意して上がる必要があります。 剣ヶ峰−両神神社奥之院 直下の鎖場、岩場を過ぎれば穏やかな登山道です。 両神神社−産体尾根分枝 所々に鎖場があります。 産体尾根分枝ー清滝小屋ー八海山 下りの登山道で特に問題ありません。 八海山ー 薄川の渡渉があります。この時期水量が増えていますが、渡渉箇所がテープで示したあります。3カ所ほど石伝いに渡ります。 会所まで来れば日向大谷口まで穏やかな登山道です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
二度目の両神山は八丁尾根登山道に挑戦しました。
公共交通機関利用の登山ですのでまずは秩父鉄道三峰口へ向かいます。
登山道入口の上落合橋へは三峰口駅から中津川行きのバスで出合バス停で下車し徒歩という行き方もありますが、出合から登山道入口まで徒歩2時間半かかります。今回は、三峰口駅からタクシーで上落合橋へ向かいました。
登山道へは梯子を登って入ります。
最初は沢沿いに登っていきます。登山道の崩落等特に感じませんでした。
八丁峠までの登山道は所々岩が出ていますが歩き易い道です。
八丁峠で小休止。鎖場に備えヘルメットを着用。
八丁峠から15分ほど行くと最初の鎖場となります。以降両神山山頂まで30カ所の鎖場があります。
行蔵峠まで6カ所、西岳まで更に2カ所の鎖場があり、全て登りです。
西岳から東岳にかけては5カ所の下りの鎖場、1カ所登りの鎖場(龍頭神社奥宮)、水平1カ所、2カ所下り、登り1カ所、水平1カ所、9カ所の登りと鎖場が続きます。
後は両神山山頂直下に2カ所の登りの鎖場があります。
鎖場の特徴を長さと難易度と言う観点で簡単に記します。
難易度は鎖を掴まなくても登れるまたは下りられるが易で、鎖がないと難しいのが難です。鎖を掴んだ方がいいと感じたのが中です。
−八丁峠−
No.1 登り 短、中
No.2 登り 長、難
No.3 登り 短、易
No.4 登り 短、中
No.5 登り 中、難
No.6 登り 長、易
行蔵峠−
No.7 登り 長、中
No.8 登り 中、易
−西岳−
No.9 下り 長、難
No.10 下り 短、易
No.11 下り 長、難
No.12 下り 短、易
No.13 下り 長、難 一番難しかった下り
No.14 登り 長、中
−龍頭神社奥宮−
No.15 水平 短 ナイフリッジ
No.16 下り 短、中
No.17 下り 短、中
No.18 登り 短、中
No.19 水平 短
No.20 登り 短、易
No.21 登り 短、中
No.22 登り 長、難
No.23 登り 中、易
No.24 登り 長、易
No.25 登り 長、易
No.26 登り 長、中
No.27 登り 長、中
No.28 登り 長、易
−東岳−
No.29 登り 長、易
No.30 登り 短、易
−両神山山頂−
登りの鎖場は手掛かり、足掛かりを確保してその上で鎖を掴むという感じで登りれば決して危険なことはありません。
どちらかというと下りの方が気を遣います。足下が見えないような下りでは鎖を頼り足掛かりを探す感じです。
西岳からの下りは難しい鎖場が続きました。
一方、東岳への登りは西岳から眺めた通り登りの鎖場が連続しますが、手掛かり足掛かりがあり比較的容易な鎖場と感じました。
行蔵峠までいくつかの岩山のピークを経ます。行蔵峠、西岳、東岳だけでなくこれらの岩山ピーク上からも西方向に奥秩父の山々や遠く八ヶ岳まで眺めることが出来ました。南には両神山から伸びる梵天尾根を間近に見ることが出来ました。東岳を除いて北側は眺望が厳しいですがかすかに浅間山も望めました。
東岳では北に武甲山が小さく見えました。小持山、大持山への稜線も望めました。
いつもピークで記念撮影をしていますが、今回は東岳山頂で記念撮影。険しい登りの到達点としてふさわしいと考えました。
東岳まででこのコースの厳しい登りはほぼ終わりです。直下の鎖場の手前まで稜線上を歩きます。
分岐標識で稜線から一旦下り山頂を巻くようにトラバースして鎖場に至ります。
山頂直下の第1の鎖場は比較的長い登りです。鎖が切れたところで左に登山道があります。鎖場から移る口に木の根があり登山道を見逃し少し岩場を直登してしまいました。
両神山山頂には14時半頃到着。前回雲に覆われて見えなかった山頂からの眺めは今回はほぼ見渡せました。
残念ながら富士山方向は雲に覆われていて今回は全く見ることが出来ませんでした。
登頂時間が遅かったせいか山頂に人影はありませんでした。
八丁尾根登山道でも西岳の少し先で上落合橋に引き返す単独行の男性一人に会っただけでした。連休前でまだ人が押し寄せる前だったのでしょう。
下りは清滝小屋経由で日向大谷へ。
山頂直下に岩場の下りがあり鎖もありますが短いし特に問題ありません。
産体尾根標識までは鎖場が何カ所かあります。下りであることを意識すれば特に問題ありません。
2月の両神山登山では産体尾根標識まで雪の上を歩きましたが、さすがに4月下旬ですっかり雪はなくなっていました。ただ日当たりが悪い部分もあり凍結路が融けたようなぬかるみも結構ありました。
鎖場が終わる産体尾根標識でヘルメットを脱ぎ、下りに備えステッキを準備。
清滝小屋を過ぎ、八海山までの下りは特に問題もありませんでした。
2月には止まっていた弘法之井戸は水量豊富でした。二口ほど掬って飲みました。冷たい水でした。
八海山からは沢筋を歩きます。水量は2月に比べ増えています。渡渉が何カ所かありますが、沢を渡るべき箇所をピンクリボンで示してあります。沢の中の小さな岩伝いに渡りました。
最後の渡渉後、沢を離れ登りに掛かるとすぐに七滝沢コースとの合流点の会所です。ゆったりとした登山道を30分も歩けばゴールです。鳥居をくぐり桃の花が咲く両神山荘前を通過、脇の階段を下りて日向大谷口のバス停には17時ちょっと前に到着しました。
上落合橋登山口から両神山山頂までの歩行距離は道標によれば4.0km、歩行時間は約4時間40分。
厳しいコースであることはこの記録からも明らか。気軽に登るようなコースではないというのが実感です。
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