皇海山
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- GPS
- --:--
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 783m
- 下り
- 783m
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年05月の天気図 |
アクセス |
感想
こんな場所に、こんな素敵な名前の100名山があったんだぁと言うのが最初の感想。
GWだし、どこかに行きたいなぁと思いつつ地図とにらめっこして見つけました。
関越自動車道・沼田ICで降り、日本ロマンチック街道を日光方面へ。
老神温泉の小さな町で国道から逸れて、生活道路のような狭い道へ。
「皇海山→」の看板と地図を頼りに車を進めると、道は狭く、狭く、やがて人家がなくなり畑に。畑がなくなり林にと周りの風景は変わっていく。
道は舗装が未舗装になる。
曲がりくねり、大きな水たまりあり、がけ崩れにうまりかけた道、手とノミで作ったようなトンネルを抜け、老神温泉から50分ほど走った頃、やっと登山口到着。
車が2台停まってる。2台とも、ジムニー(四駆)。おいらは二駆のプロボックス・・・
歩き始めてすぐに積雪。トレースはあるものの少ない。
沢伝いのトレースを追って徐々に高度を上げていく。
段々と雪も深くなり沢の上を歩くが、足元から聞こえる音で沢の上と分るだけ。
暫くすると、杉の植林帯の脇を抜け、沢は目の前で急登な二又になる。
左の急登にトレースを追うようにあがる。
軽アイゼンではつま先は、何もない裸靴状態。雪を蹴り込み、つま先で足場を作り、上がる、上がる。
笹に摑まり、木の枝に摑まり、体を上げる。
木が多くなり、そこを抜けると峠になって、視界がひらけた。
一服し、左へ、ブナとシラビソの樹林帯をすすむが、トレースがいくつかありどれが山頂に行くのか分らない。コンパスで大体の方角を決め、進む。
やがて、赤札を見つけ、それを頼りに進むと、約3mの垂直のアイスバーン・・・
かかとから蹴り込むように、アイゼンを打ち、片足分確保。両手で、木の根を摑み、もう片方の足のかかとからアイゼンを蹴り込む。
三点確保を意識しつつ、やっと這い上がった。
そこから山頂はすぐだった。
山頂には5人、2グループの先客。
片方のグループは地元群馬の方らしい。「夏はここの山頂は景色ゼロなんだけどね」って言ってたけど、積雪のおかげで、日光白根や至仏が見えました。
食事を済ませ、すぐに下山。
さっきの垂直アイスバーン。
登りより、下りのほうが怖い・・・
木の根を両手で摑み・・・ステーン!?足が滑ったぁ〜!!
手は離さなかったけど、右胸をアイスバーンに打ちつけて息苦しい・・・
やっと降りたけど、胸が痛い・・・
人も少なく静かな素敵な山でした。
肋骨にひびが入って、暫くは痛かったけど・・・
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