恐怖の空中懸垂下降-星穴岳

2023年11月22日(水) [日帰り]

• GPS: 06:06
• 距離: 2.8km
• 登り: 507m
• 下り: 492m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:48
• 休憩: 3:14
• 合計: 6:02

8:21 中之嶽神社
8:24 8:24 轟岩
8:36 8:38 第二石門
8:46 8:46 第三石門
8:56 9:06 中ノ岳
9:46 10:46 西岳
11:31 11:31 星穴
11:31 11:52 星穴岳
11:54 13:08 星穴
13:12 13:31 星穴岳
13:32 13:40 星穴
14:20 14:20 轟岩
14:23 14:23 中之嶽神社
14:23 ゴール地点

天候

快晴・ほぼ無風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

今回は上信越自動車道・松井田妙義出口から「道の駅みょうぎ」に向かい、高速出口から15分程度。
中ノ岳駐車場では、登山者は駐車場に入って右手奥にあるトイレ付近に駐車するのが、ローカルルールになってます。

また表妙義登山する場合は、「道の駅みょうぎ」「もみじの湯」の駐車場に駐車しない事。
妙義神社をスタートする場合は、「道の駅みょうぎ」の道路を挟んだ反対側に駐車する事。

コース状況／危険箇所等

西上州の山共通ですが、危険箇所…表妙義も裏妙義も安全な箇所は…無いかな？
まず落石に注意、この時期は落葉の堆積で路肩を含めて足元注意。登攀時とトラバース時はホールドとなる岩が取れる場合があるので、テンションを掛ける前に確認する。アンカーやロープが設置されている場合も、自身で必ず確認する事。

その他周辺情報

今の時期は、やはり「下仁田ネギ」です。
特に、道の駅しもにたがある馬山地区が美味しいとの事。
道の駅しもにたで買うのがベストかと。

写真

11/22 8:12

本日のお題は星穴岳です。写真中央のコルに向かい、右側の西岳から行くコースです。(dan)

11/22 8:21

いきなり核心(笑)です(dan)

11/22 8:48

この表示から右に行くと第四石門ですが、今は通行止めですので注意(dan)

11/22 9:01

まずは中ノ岳と西岳のコルに向かいます。落ち葉の堆積で足元注意(dan)

11/22 9:09

コルが近づきましたが、ここまでは行き慣れたルートです(dan)

11/22 9:12

ダンさんとタマさんが西岳のコルに上がってきました。ここまでが本日一番の急登でしたね(sai)
表妙義縦走ルートから離れると、かなり落石させる可能性がありますね(dan)

11/22 9:33

岩登りは楽しかったですね、タマコさん全く躊躇なく登ります(sai)
久しぶりの岩なんでしょうけど、するする登りますよね(dan)

11/22 9:34

上から見るとなかなかすごいですね(sai)
まさに藪岩ルート、ハイグレード・ハイキングですが、まだ序の口(dan)

11/22 9:35

中央右の中之岳と左の東岳の間、岩の名前がなかなか出てきません。歳のせいですね、やっと出ました「こぶ岩」でした(笑sai)

11/22 9:35

西岳への一番最初の岩壁を上がってきたタマコさん(sai)

11/22 9:36

今度はダンさん(sai)
ホールド探しに四苦八苦しました(dan)

11/22 9:36

余裕の顔ですね(sai)
木の根に助けられました(dan)

11/22 9:38

これは八ヶ岳方面を見ていた時でしたね(sai)

11/22 9:43

ここは二つ目の岩壁でした(sai)
足元見ると、かなりヤバい場所です(dan)

11/22 9:44

余裕のタマコさん(sai)

11/22 9:45

ダンさんを見守るタマコさん(sai)
ホールドにした岩が剥がれて慌てました(dan)

11/22 9:47

ここから星穴岳を俯瞰するのが最高の景色なんです(sai)
快晴・無風で暑いくらいです(dan)

11/22 9:47

西岳山頂から星穴岳を俯瞰します。saiはこの風景が大好きです(sai)
まずは西岳を下らなきゃいけませんね(dan)

11/22 10:02

西岳北面の約40m泥壁を降下するために、50mと60mのロープを連結しています。タマコさんお助けありがとうございます(sai)
せっかくビレイグローブ用意してたのに…ね(dan)

11/22 10:17

さすがに40mあるとアンサーバックが聞こえません(dan)

11/22 10:23

写真だとあまり急傾斜に見えませんが、70〜80度くらいはある急斜面です(sai)
この後の懸垂下降に比べたら、練習レベルでしたね(dan)

11/22 10:58

岩壁トラバース、ホールドは豊富ですがほぼ垂直です。ボルトが数ヵ所あるのでロープも張れます(sai)
スタカットするのも手かも(dan)

11/22 10:58

今度はダンさんがトラバース(sai)
あ…カブトムシになりました…恥ずかしい(dan)

11/22 11:08

ここでビバークして星眺めたら最高かもです(sai)

11/22 11:19

痩せ尾根から何やら下を見ていますが、何があったのやら(dan)
[ここにガラス瓶の破片があって、ここを左にトラバースするとむすび穴の上を通過して、星穴山頂を巻いて西峰のコルに出られます」と説明してました(sai)

11/22 11:19

これか？裏妙義と妙義湖かな？(dan)
妙義湖です。上部右が榛名山で左奥が谷川連峰、真っ白ですね(sai)

11/22 11:27

星穴岳の垂壁は周囲が切れ落ちていますから、とりあえず確保用のロープを出しました。ザックはデポしました(dan)

11/22 11:29

星穴岳山頂部の垂壁を登ってきたダンさん(sai)
ホールドはガバよりもカチの方が多いです(dan)

11/22 11:31

憧れの星穴岳の看板です(dan)

11/22 11:32

おお〜ナイス(sai)
う…ワシって五頭身なのね(dan)

11/22 11:33

私も仲間入りさせていただきました(sai)
この看板、ちゃんとメンテされているようです(dan)

11/22 11:34

星穴岳山頂を後にします(sai)

11/22 11:44

タマコに墜ちられると後々困るので(笑)しっかり確保しました(dan)

11/22 11:51

デポしたザックを背負って再スタート(dan)

11/22 11:57

射貫穴への懸垂ポイント(sai)
20メートル少々と聞き、楽勝かと思いきや…(dan)

11/22 12:15

タマコさんが降ります(sai)
ここで一気に切れ落ちるため、一瞬思考停止しますね(dan)

11/22 12:16

降りてきましたタマコさん(sai)

11/22 12:16

あと少しで着地(sai)
完全に宙吊りですけど(dan)

11/22 12:18

射貫穴、こちらはちょっと小さい(sai)

11/22 12:20

降りるダンさん、下でロープ確保のタマコさん(sai)
お尻にぶら下げているのは、確保用のロープです(dan)

11/22 12:21

空中のダンさん(sai)
横から見ると大したこと無く見えますが、宙吊りだもんね(dan)

11/22 12:36

射抜き穴でスリーショット(sai)

11/22 12:44

45m懸垂のタマコさん(sai)
空中懸垂下降の後は垂壁のロング下降。途中で飽きるほどでした(dan)

11/22 12:44

少しづつ降下のタマコさん(sai)

11/22 12:45

だいぶ降りてきました(sai)

11/22 12:49

11/22 12:49

11/22 12:49

続いてダンさん(sai)
足が壁に着くだけマシですね(dan)

11/22 12:49

ダンさんもう少し(sai)
下降距離が長いため、けっこう疲れました(dan)

11/22 13:09

下降点から、むすび穴に向かいます(dan)

11/22 13:11

結び穴をバックに、元気いっぱいですねタマコさん(sai)

11/22 13:12

ダンさん、うれしそうですね。いい顔です(sai)

11/22 13:13

年賀状用にしますか(dan)

11/22 13:40

残置ロープと木の根を掴みながら降ります(dan)

11/22 13:48

え？今年初紅葉だったっけ？タマコさん(dan)

11/22 13:51

岩で囲まれて暖かいので、まだまだ紅葉が楽しめましたね(sai)

11/22 14:01

あなたのダンナさんは9月辺りから紅葉三昧だったみたいだけど(dan)

11/22 14:23

一度戻って中之嶽神社の写真を撮りに行ってきました(sai)

11/22 14:23

紅葉と大黒様です(dan)

撮影機器：

TORQUE 5G KYG01 au 京セラ

装備

個人装備

ハーネス等一式

共同装備

50mロープ(10mm) 60mロープ(10mm) 20mロープ(7mm)各一本

感想

おぜさい

本日は神奈川県から、遠路ダンさんとタマコさんが妙義に来られました。

以前、星穴に興味ありとのことでしたので声掛けさせていただいたところ、本日の山行となりました。
中之嶽神社で待ち合わせたのですが、ダンさんお一人と思っていたところ奥様のタマコさんの顔も見えてびっくり、うれしい誤算でした。

お二人とは一年前の表妙義縦走以来でしたが、お二人とも岩稜歩き・ロープワークともに素晴らしく西岳への岩壁の登りや西岳からの泥壁懸垂等を含めて、スムースな星穴歩きを楽しむことができました。
結び穴へ向かう45mの懸垂終了後、60m+50mロープの回収はその重いこと重いこと、体力を相当消耗しました(笑)。
ロープを整理している間にも後続パーティから?の落石、途中の岩にぶつかり割れながら落下してきて肝を冷やしました。怖かった〜

もう来るものか...と思いつつもまた来たくなる星穴岳、その答えは懸垂下降かもですね。こうして11回目の星穴岳が終了しました。12回目もあるでしょうか?(笑sai)

ダンさん、タマコさん、お疲れ様でした。
如何でしたか?星穴岳、また懸垂したくなりましたらどうぞ。お供させていただきます(笑)
本日は大変お世話になりました、楽しい一日をありがとうございました。

ダン之助

立山・剱が雪に覆われ始めると、西上州に出没する私です。
今回は星穴岳という事で、おぜさいさんにお連れいただきました。

妙義山塊は確かに難しいルートが多いのですが、表妙義縦走ルートも難しいって言っても、所詮は破線ルートですから、破線ですらない星穴岳ルートは別格で、久しぶりに背中がヒリヒリしました。

西上州の藪岩ルートはロープワークが必須ですが、さすがに降下距離が40メートルを越えたり、体が完全に宙に浮くのは初めてで、これは文句無く楽しかったですよ。

星穴岳ルートも入山者が増えたようですが、このレコを見て気軽に行けるような簡単なルートではありません。ここはガイドツアーが懸命な選択だと思いました。

おぜさいさん、ありがとうございました。