国東半島 祈りの道(K1〜K3)
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- GPS
- 16:44
- 距離
- 38.6km
- 登り
- 2,138m
- 下り
- 2,085m
コースタイム
- 山行
- 2:13
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 2:47
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 7:45
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
11月前半の連休に行った国東半島峯道ロングトレイルの続きを進めた。3日間でK-1からK-3の3コースを歩く。今回は、前回歩いたときに知り合いになった方と組んで、2台の車で踏破することにした。前回は自転車で峠越えをして終点から起点まで走ったが、今回の車での移動は非常に楽だった。トレイルは相変わらず石のオンパレードで、国東独特の文化を堪能することができた。
【1日目】
前回終了地点の中山仙境からスタートする。中山仙境から軽く上がって一望岩へ登る。一望岩は少し高いところにあり眺めがよい。その後、割石の狭い隙間を通って降りていく。一旦、里に降りてから再び登り返す。ここからがK-1の見所の岩屋だ。まず大藤岩屋に行く。ここは阿弥陀堂だった所だが、現在は倒壊している。大きな社だったようだ。阿弥陀越を越えて大不動岩屋へ降りる。大不動岩谷はすごく立派な場所だ。なかなか壮観な眺めが楽しめる。大不動岩屋から下っていくと尻付岩屋に降りる。ここもなかなか面白い。今日のゴールは少し先の千燈寺となる。
【2日目】
千燈寺から日の出とともにスタートする。千燈寺から林道を上りまず西行戻しへ行く。西行戻しは厳しい場所なのかと思っていたが、西行が小僧さんの対応に納得して引き返した場所だった...ちょっと意外。少し登ると旧千燈寺跡に着く。旧千燈寺はとても大きなお寺だったようだ。立派な千燈寺の奥の院を経て、五辻不動へ向かう。五輪塔群には大量の五輪塔があって、なかなか壮観だ。国東には五輪塔が全国の約9割あるらしい。五輪塔群を過ぎると次は不動茶屋へ。
不動茶屋は新しい建物で快適に休憩できる。紅葉の綺麗な不動茶屋を後にして五辻不動に登る。五辻不動も見所の一つだ。五辻不動はかなり高い所にあるが、大きく立派な社があった。ここからの眺めは素晴らしい。また、少し降りたところに、アート作品がある。なかなか驚きのアート作品だった(なぜここに...)。ここから長い下りが始まる。岩戸寺休憩小屋を過ぎてしばらく歩けば、岩戸寺に出る。岩戸寺も立派なお寺だ。また、岩戸寺では紅葉が綺麗だった。
ここからK-2に入る。このコースは、最初に岩戸寺から長慶寺まで平地を歩く。長慶寺も紅葉が綺麗なお寺。次はガイデ橋。ガイデ橋は普通の橋のように見えたが、隣に本物の古い橋があった。そこから山口池をまいて行く。途中の岩戸の滝はチョロチョロとしか流れていなかった。季節によるのだろう。さらに道を登ると景色の良い岩戸耶馬があり、ここで眺めを楽しみながら軽食をとった。
岩戸耶馬から少し登ったところに来浦川の源流がある。入り口が少しわかりにくいが、車道を少し先に行った所だ。もし浄水器があれば飲みたいところだ。ここからは山道になる。山道をしばらく登ると第一トンネルがある。これは手で掘ったトンネルらしいが、相当長い。よく掘ったものだ。ここからしばらく歩くと集落跡に出る。かなりの山奥だが、集落があったとは驚きだ。ここからいくつかの展望所が続く。
最初の展望所は金比羅の景で、すごく眺めが良い。次の展望所はゴロタ平展望所。少し道から離れているが、ここも眺めが良い。最後の展望所は葛原展望所。少し低い所にあるせいか、前の2つと比べると眺めがイマイチ。展望所の後は文殊仙寺駐車場に降りる。集落跡から林道が続くので、ここは楽に降りることができた。2日目はこれで終了してお参りをする。文殊仙寺はすごく綺麗なお寺だった。日本三文殊となっているらしい。今年は卯年ということで、12年に1度のご開帳が行われていたので、珍しいご本尊を拝むこともできた。また不滅の法灯が見れたのもよかった。
【3日目】
最終日はK-3を歩く。まず文殊仙寺から登っていく。ここは山道だが、ここを越えると比較的下道が多くなる。最初に紫竹観音、次に清滝観音がある。紫竹観音は岩壁を掘ってあったようだが、現在は観音様が寂しげに佇んでいる。一方、清滝観音は名水も出ていて、しっかりと整備されているようだ。ここから降りると京乱の宝篋印塔に着く。ここには石塔があるがこの歴史はよくわからなかった。この少し先にはピザ窯があるらしい。
ピザ窯を覗いてみたら、地元の方が焚き火をしていた。ピザは現在、市内の方に予約制で販売しているらしい。もともとはトレイルを歩く人にも販売していたようだが、COVID-19以降は中断しているとのこと。再開するといいな。ご厚意で餅やニンニクを頂くことができ、とても嬉しかった。
成仏寺のお参り後に岩陰遺跡に行く。ここはアート作品になっている。何だかよくわからないまま岩の壁に近づくと、急にライトが点滅する面白い作品だ。その後、帝釈堂を覗いてから神宮寺に向かう。この辺りの道は基本的に車道だ。疲れている時なので歩きやすくて助かった。
神宮寺もなかなか立派だ。ここには焼き仏がある。実際に見るとなかなか痛ましい。当時の地元の方々は悲しかったろうなと思う。神宮寺を過ぎて行入寺を目指す。残念ながら行入寺は閉まっていた。この上に千の岩があるので立ち寄ってみた。ここが本日最後の山道だ。千の岩は思ったより遠かった。手前の眺めの良い場所に千の岩の看板がある。先端には仏様が祀られていたが、崖があるようなので、基本的にそこは立ち入らないようになってるらしい。反対側に万の岩があるが、眺めても正確な場所はわからなかった。千の岩を降りて車道を歩き、行入ダム公園の先のパークゴルフ場へ向かう。そこでスタンプを貰えることになっている。最後は車まで歩いて今回の旅は終了。
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駐車寺には気がつかなかったが、道に面した行入ダムの駐車場は少し狭い。そのため、対岸の行入ダム公園の駐車場が推奨されているのだと思う。2人で行動するのは久しぶりだ。なかなか楽しかった。次回もご一緒できると嬉しいな。
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